JPF公式Facebook投稿より
壊れたハンドポンプ式井戸を修理
2023年2月28日
- 南スーダン中央エクアトリア州マンガラホストコミュニティにて壊れたハンドポンプ式井戸を修理する井戸管理委員会 ©ピースウィンズ
- 南スーダン中央エクアトリア州マンガラにてトイレ建設用資材の受け取り ©ピースウィンズ
中央エクアトリア州およびアッパーナイル州における給水衛生レジリエンス強化支援事業を実施しているJPF加盟NGOピースウィンズは、1月26日マンガラ地区で設置したハンドポンプ式井戸が壊れたと報告を受け修繕しました。また翌日には、修理された3つのハンドポンプ式井戸を点検し、正式にコミュニティ・リーダーに引き渡しました。また避難民キャンプにトイレの建設用資材を引き渡しました。
指導者20人とユース・リーダー20人の選定
2023年1月27日
REALs から事業概要について説明を受けるリーダーとユース・リーダー ©REALs
中央エクアトリア州ジュバ市で国内避難民キャンプとホストコミュニティにおける保護および争い・暴力予防対策事業しているJPF加盟NGOのReach Alternatives (REALs) は、紛争管理および早期警戒・早期対応研修のため、地域で指導者的立場にある人物を国内避難民から28人、ホストコミュニティから12人を選び、候補者の経歴を確認した上で、指導者20人とユース・リーダー20人を選定しました。
ハンドポンプ式井戸などの修理が必要な個所を確認しました
2022年12月20日
- 太陽光パネル式給水施設の視察 。マンガラ保健センター ©ピースウィンズ
- 壊れたハンドポンプ式井戸の点検 。マンガラ・ホストコミュニティ ©ピースウィンズ
中央エクアトリア州・上ナイル州における水・衛生の支援活動をしているJPF加盟NGOピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、11月25日、中央エクアトリア州マンガラ地区において太陽光パネル式給水施設と3か所の給水ポイントを視察しました。給水ポイントのうちマンガラ小学校に加え、中学校も修理が必要であることがわかりました。一方、ハンドポンプ式井戸の修理対象であったセント・ダニエル小学校のポンプが10月に教会の管理者によって修理ずみであることが明らかになりました。こうしたなかホストコミュニティの指導者から、マンガラA小学校のポンプが9月に壊れてしまったため、代わりに修理してくれるよう要請がありました。生徒や教師、周辺コミュニティの人々は、修理されたセント・ダニエル小学校のポンプまで水を汲みに行かなければならない状態ということです。PWJは変更届を出してセント・ダニエル小学校からマンガラA.小学校に修理場所を変える予定です。
「世界手洗いの日」に対象校の教師、児童らと記念行事を実施しました。
2022年11月30日
- 設置が完了したムポイ地区のスクリーニング検査所 ©World Vision
- タンブラ地区レンジ小学校における「世界手洗いの日」
記念行事での、正しい手洗い実践の模様 ©World Vision
タンブラ郡において水衛生と保健施設感染対策強化支援事業を実施しているJPF加盟NGOワールド・ビジョン・ジャパンは、10月15日、タンブラ郡教育局監督官、対象地域のレンジ小学校と協力し、2022年の「世界手洗いの日」(テーマ:世界中の手指衛生のために結束」)に合わせて、対象校の教師、児童が「手洗い」の重要性についての理解を深めるため、記念行事を実施しました。またタンブラ郡内の保健施設4ヵ所でCOVID-19スクリーニング検査所の設置作業を完了しました。
タンブラ病院で水施設の修復支援
2022年10月18日
- タンブラ病院内に設置中の洗濯エリアの確認の様子 ©World Vision
- アクパ 保健施設に設置中の新しい焼却炉確認の様子 ©World Vision
タンブラ郡において水衛生と保健施設感染対策強化支援事業を実施しているJPF加盟NGOワールドビジョン・ジャパン(WVJ)は、タンブラ病院など5か所の保健施設に対して保健省と合同指導を行いました。またタンブラ病院の洗濯エリアなど水施設の修復を継続して行ったほか、2か所の保健施設で焼却炉の設置活動を行いました。
給水施設2基を修理、給水容器300個を配布
2022年9月30日
- メルートIDPキャンプの給水所で壊れた蛇口の交換を行う水管理委員会と清掃する避難民の人々 ©ピースウィンズ
- メルートIDPキャンプで給水容器を受け取る女性
©ピースウィンズ
南スーダンで水・衛生支援を行っているJPF加盟NGOピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、8月、北部のメルートIDPキャンプで6月にPWJが修理した水道の蛇口のうち2つが、故障していることを発見したため、新しい予備の蛇口に取り替えました。修理された蛇口は現在順調に稼働しており、水場の適切な使用方法を指導しています。また8月中に300世帯に対して300個の給水容器を配布しました。
タンブラ郡で水衛生設備修理などの研修を実施
2022年8月31日
- 手動式給水ポンプの修理実習の模様
タンブラ郡にて ©WVJ - 手動式給水ポンプ用修理用工具の使い方についての説明
タンブラ郡にて ©WVJ
南スーダンで新型コロナウイルス感染リスクの高い人々への水衛生と保健施設感染対策強化支援事業を進めているJPF加盟NGOワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、7月13日~16日にかけて、水衛生設備修理のための能力強化研修をタンブラ 郡の 2ヵ所において実施しました。また仮設共同トイレ 5棟 、仮設共用シャワーシェルター 5棟、ごみ処理場 3ヵ所、簡易手洗い場 13ヵ所、洗濯エリア 2ヵ所について 調達を進めています。
手洗い場の設置
2022年6月30日
- マンガラ避難民キャンプの手洗い場 ©PWJ
メルット避難民キャンプ用の手洗い施設の組み立てが完了し、2022年5月27日にキャンプに搬入されました。6月第1週にCOVID-19対応チームの訓練が終了次第、設置・運用を行う予定です。マンガラ避難民キャンプでは、2つの手洗い場が設置され、順調に運用されており、市場に入るすべての人がきれいな水とハンドソープで手を洗うことができるようになりました。
避難民キャンプで井戸ポンプの設置とゴミ収集作業を実施
2022年5月23日
- 住民に対する給水施設の利用教育 ©PWJ
- ジュバ市ドンボスコ避難民キャンプでのゴミ収集作業 ©PWJ
南スーダンにおける支援を実施しているJPF加盟NGOのピース・ウィンズ・ジャパン(PWJ)は、首都ジュバ市マハド国内避難民キャンプで水・衛生施設の修繕、およびドンボスコ避難民キャンプで井戸ポンプの設置を行いました。またマハドとドンボスコのキャンプで、4月6日と7日に住民らとともにゴミの収集、搬送作業を行いました。PWJは10トン・トラックを借り上げジャバ市内のゴミ処理場と2往復をしました。
学校に男女別のトイレと手洗い所を設置
2022年4月28日
- 学校に設置されたトイレ ©PLAN
- 新型コロナ感染予防などのため学校に設置された看板 ©PLAN
白ナイル難民キャンプで支援活動を行っているJPF加盟NGOのプラン・インターナショナル(PLAN)は、3つの学校で男女別のトイレの設置を完了し、学校に引き渡しました。また9つの学校で1000Lの給水タンクを備え付けた手洗い所を建設、3つの学校で水道管工事を進めています。一方、対象となっている13校すべてで衛生教育と新型コロナウイルス感染予防のために看板の設置をすすめています。
南スーダン・中央エクアトリア州における国内避難民への給水衛生支援
2022年3月28日
- ドン・ボスコ国内避難民キャンプに再建された入浴施設 ©PWJ
- マハド国内避難民キャンプでのゴミの収集と運搬 ©PWJ
南スーダン・中央エクアトリア州の国内避難民キャンプでは、水道施設が完全には機能しておらず、安全な水へのアクセスが確保されていません。そこで、JPF加盟NGOの ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、国内避難民の方々が必要な水を確保し、清潔、健康、安全、尊厳のある生活環境が改善されるよう、例えば、ハンドポンプの修繕、仮設入浴施設の再建など、水供給に関するさまざまな支援活動を行っています。また、水へのアクセスだけではなく、衛生環境にも課題を抱えているため、PWJでは共同トイレの修繕、固形廃棄物の運搬・処理、地域衛生推進者の養成といった支援活動にも取り組んでいます。
PLANによる教育を通じた新型コロナウイルス感染予防
2022年2月9日
- 学校保健クラブで感染予防について学ぶ子どもたち ©PLAN
南スーダンの紛争長期化により、隣国のスーダンには今も多くの避難民が暮らしており、さまざまな支援が求められています。そうした中、JPF加盟NGOの プラン・インターナショナル(PLAN)は、スーダンの白ナイル難民キャンプとホストコミュニティにおける、新型コロナウイルス感染予防に取り組んでいます。
重要な対策の一つとして、学校での感染予防教育が挙げられますが、現状、そうした教育を行うための教員研修、課外活動、PTA支援は行われておらず、教師、子ども、PTAは、それらをどのように実践すれば良いのかわからないという状況にあります。そこでPLANは、学校保健クラブを結成して子ども向けに感染予防に関する授業を行ったり、PTA向けにトレーニングを実施したりするなど、教育を通じた感染予防活動を行っています。
ケニア・トゥルカナ県における南スーダン難民支援
2022年1月20日
ケニアのトゥルカナ県にあるカロベイエ難民居住区には、南スーダンからの避難民が数多く暮らしています。JPF加盟NGOの ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、このカロベイエ難民居住区の生活環境を改善するため、住宅、給水網、衛生設備といった分野に包括的に取り組んでいます。また、同居住区のほか、そこから約30km離れた場所にあるカクマ難民キャンプを対象に、新型コロナ予防を促進するための活動も積極的に行っています。
SCJによるウガンダでの子どもの保護事業
2021年12月24日
- 子ども広場のブリーフィング ©Save the Children
JPFの南スーダン難民緊急支援プログラムでは、南スーダン国内だけでなく、ウガンダ、エチオピア、ケニア、スーダンに逃れた南スーダン難民への支援活動を実施しています。新型コロナウイルス感染拡大以降、感染症の影響によって深刻化した人道危機への対応や感染予防の促進などに尽力しています。
例えば、加盟NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は、ウガンダにおいて、コロナの感染拡大の影響を受けた南スーダン難民の子どもを対象とした保護事業を実施しています。
スーダンのクーデターへの抗議デモを軍が鎮圧
2021年11月16日
10月25日のクーデター以降、スーダンでは、抗議デモに対する軍の鎮圧により死者も出ています。スーダンでは、南スーダンやエチオピアなどからの難民への支援も行われており、支援活動を安全に継続していくためにも、早期の事態の鎮静化が望まれます。
▼エチオピア紛争被災者支援(スーダンでも活動しています)
https://www.japanplatform.org/programs/ethiopia-conflict2021/
対応計画を更新
2021年10月27日
南スーダン難民緊急支援プログラムの対応計画を更新しております。同計画では、南スーダンおよび周辺国(ウガンダ、エチオピア、ケニア、スーダン)での支援活動の目標、セクター別計画などをご確認いただけます。
▼対応計画はこちら
REALsによるオンライン報告会
2021年9月23日
JPF加盟NGOのReach Alternatives(REALs)は、アフガニスタン、ケニア、ソマリア、南スーダンの現状や支援活動に関するオンライン報告会を開催します。南スーダンについては、活動事例としてJPF事業「中央エクアトリア州ジュバ市国内避難民キャンプにおけるコミュニティベースの保護事業」などが取り上げられる予定です。
「争いを防ぐとりくみ」NGO活動説明会 ~アフガニスタンの今、中東・アフリカからの報告~
日時:2021年9月26日(日)15:30~17:00
詳細はこちら
※参加申し込みは終了しております。
年次報告書で加盟NGOの事業や現地からの声を紹介
2021年8月27日
南スーダンでは、長期の内戦に加え、干ばつ、害虫被害、新型コロナウイルス感染拡大などの影響により、2020年2月の新国民統一暫定政府の成立後も人道状況の悪化が続き、周辺国へ逃れた難民は約220万人に上ります。多くの子どもたちが親を失ったり、避難の途中ではぐれ、暴力や児童労働などのリスクにさらされています。
JPFは、南スーダン国内における教育支援、暴力からの保護、ウガンダ、エチオピア、ケニア、スーダンにおいては、子どもの保護や物資配布の他、新型コロナ感染予防も支援しています。年次報告書では、加盟NGOの活動や現地からの声を紹介していますので、是非、ご一読ください。
2020年度年次報告書はこちら(18頁に掲載)
PLANの南スーダン難民支援の報告会
2021年7月29日 23:30
JPF加盟NGOのプラン・インターナショナル・ジャパン(PLAN)が、JPFプログラムとして、ウガンダで実施した南スーダン難民支援についてオンライン報告会が開かれました。
「子どもひろば」を通じた子どもの支援、女の子や女性への生理用品キットの配布、支援から取り残されがちな若者に焦点を当てた活動を中心に、取り組みの成果が報告されました。
詳しくはこちら
https://www.plan-international.jp/news/event/20210727_29790/
難民居住地で女性の月経中の衛生向上のための活動
2021年6月1日
先月5月28日は月経衛生の日でした。JPF加盟NGOの ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)が、実施しているケニアの南スーダン難民居住地区と周辺のコミュニティでの、女性の月経中の衛生向上のための活動の映像です。布製月経パッドを配布したり、男性を含むコミュニティの人々全員が関心を持ち、皆でサポートできる環境づくりを行っています。
女の子が「この布製月経パッドは私に自信を与えてくれた」と嬉しそうに話しています。
記事はこちら
https://peace-winds.org/activity/kenya/19825
ADRA、エチオピアの南スーダン難民キャンプで支援
2021年5月18日 15:00
JPF加盟NGOのADRA Japanは、エチオピア西部にある南スーダン難民キャンプで衛生事業を実施しています。
エチオピア、ガンベラ州のクレ難民キャンプでは、公共ではない、世帯別のトイレの普及率は全世帯数の半数にも満たない数です。トイレ不足のため野外排泄も多くなっていますが、衛生的にも治安的にも問題となっています。ADRAは、世帯別のトイレの設置を実施しています。感染症のポリオや内戦などの影響で、車いすや松葉づえの生活をしている障害を持った難民の方にもアクセスしやすいよう、バリアフリー型のトイレも設置を進めています。
WVJ難民居住地で子どもの保護事業
2021年4月25日 14:00
- 子どもの保護を目指すコミュニティベースの委員会メンバー ©World Vision
JPF加盟NGOのワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、JPFプログラムとして、ウガンダ北西部のビディビディ難民居住地における子どもの保護事業を実施しています。
ビディビディ難民居住地は南スーダン周辺国で最大規模の難民を受け入れており、その半数以上が子どもです。
その中には親と別離状態で、法的な保護者もいない子どもたちが多くいるほか、ジェンダーに基づく暴力や児童労働など様々なリスクにさらされています。
WVJは、難民居住地とホストコミュニティ内の子どもたちがあらゆるリスクから守られ安全に暮らせるよう、子どもたちの個々のケースに合わせ、必要としているサポートを提供しています。
PWJ、紛争影響下の人々を支援
2021年3月29日 18:00
JPF加盟NGOのピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、南スーダンのジュベック州、トリット州で紛争影響下の人々への人道支援を実施しています。
2011年に独立した世界で最も新しい国、南スーダンでは、政治的な争いによる衝突が続いており、食糧危機の悪化や、コンゴ民主共和国を起点とするエボラ出血熱の脅威、帰還民の流入などから人道危機は継続しています。
PWJは、コレラやエボラなど感染症対策の研修や、除菌活動の実施、井戸・トイレなどの給水衛生施設の整備を通し、人々の衛生環境の改善と安全な水の確保を行っています。
SCJ、南スーダン難民の子どもの保護支援
2021年2月27日 20:00
- 子どもの保護の研修の様子 ©Save the Children
JPF加盟NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は、JPFプログラムとして、ウガンダ北西部における南スーダン難民の子どもの保護事業を実施しています。
南スーダン危機の発生以降、多くの子どもたちが難民としてウガンダに逃れました。子どもたちは、虐待やネグレクト、早婚や体罰、そして児童労働などのリスクにさらされて生活しています。また、多くが親を失ったり避難の過程ではぐれ、親戚や里親との生活をしています。新型コロナウイルス拡大も、家庭内での暴力の増加など、子どもの保護にも深刻な影響を及ぼしています。
SCJは、事業が終了した後も、コミュニティ主導で子どもの保護を継続して続けられる体制づくりのため、コミュニティ組織や行政関係者への子どもの保護研修や「体罰によらない子育て」の指導者養成などを実施しています。
WVJ、南スーダン国内で教育支援
2021年1月29日 7:00
- 仮設校舎 ©WVJ
JPF加盟NGOの、ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、JPFプログラムとして、南スーダンのアッパーナイルにおける緊急期の教育支援事業を実施中です。
南スーダンでは2013年以降、各地で突発的な戦闘が繰り返され、深刻な人道危機に発展しました。紛争以前より脆弱だった教育システムは、長期化する紛争でさらに悪化。セントラル・アッパーナイル州のバリエ郡にあるWVJの支援対象校も、必要な支援が届かなければ閉校の危機にあるため、子どもたちの教育へのアクセスが途絶えないよう支援をしています。
WVJは子どもたちが安全に学習できるよう、学習環境の整備や教員への研修などを実施。写真は支援対象校に建設された仮設校舎です。
PLANの子どもと若者の保護事業
2020年12月15日 20:00
- ©PLAN
- ©PLAN
JPF加盟NGOのプラン・インターナショナル・ジャパン(PLAN)は、JPFプログラムとして、ウガンダ、アルア県のライノ難民居住区とホストコミュニティにおける紛争の影響を受けた子どもと若者の保護事業を実施しています。
難民の若者たちは、雇用の機会が少なく、多くが収入を得る手段を持ち合わせていません。PLANは、事業の一環として生計手段の習得につながる講座を18-24歳を対象に実施。
参加者は靴修理や、製パンなど需要の高い技術を学んでいます。
WVJの教育支援
2020年11月20日 19:00
- 教員が生徒を訪問し自宅学習を支援 ©WVJ
JPF加盟NGOの、ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、JPFプログラムとして、南スーダンのアッパーナイルにおける緊急期の教育支援事業を実施中です。
WVJは、長期化した紛争の影響により教育が途絶えるリスクにあるセントラル・アッパーナイル州バリエ郡にて支援。
脆弱な立場にある子どもたちを対象に、安心・安全な学習環境における教育を提供するため、学校施設の修復や、教育の質の向上のための教員研修などを行っています。
PWJ、ウガンダの難民居住地で衛生啓発トレーニング
2020年10月24日 20:00
- 屋外で正しい手洗い方法を実践 ©PWJ
JPF加盟NGOのピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、JPFプログラムとして、ウガンダ北部における南スーダン難民への住居支援および公共施設における衛生支援を実施中です。
PWJは先月、ウガンダ北部のビディビディ難民居住地区のケナヴァリー小学校で衛生啓発トレーニングをしました。
新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、同校の保健クラブメンバーとクラブ顧問の先生など、最少人数で実施。
こちらのトレーニングは、病気の予防のための衛生習慣について学んだり、校内の衛生・給水設備の維持や管理をしていくことを目的としています。
正しい手洗い方法や、伝染病の感染経路を知ること、などといったトピックについて皆でディスカッションを行い、最後には保健クラブとしての今後の活動計画について話し合いました。
PLANによる子どもと若者への支援
2020年9月24日 22:30
- グループに分かれて野菜作り ©PLAN
JPF加盟NGO、プラン・インターナショナル・ジャパン(PLAN)は、JPFプログラムとして、ウガンダ、アルア県のライノ難民居住区とホストコミュニティにおける紛争の影響を受けた子どもと若者の保護事業を実施しています。
ライノ難民居住区に居住する難民の半分以上は18歳以下の子ども、4分の1は15-24歳の若者ですが、子どもや若者に対する支援は限られています。
PLANは、子どもと若者の健全な発達の促進のため、事業の一環としてベジタブルガーデン・セッションを行いました。
グループになって野菜の世話をすることで、子どもや若者に共同責任の大切さを知ってもらうことが目的です。
AARによる教育支援
2020年8月31日 18:15
JPF加盟NGOの難民を助ける会(AAR)は、JPF助成事業として、ウガンダ共和国北部南スーダン難民居住地における教育支援を実施中です。
AARは、保護者や地域住民による障がいや障がい児に対する理解が低く、家庭内での学習サポート、通学時の物理的サポートなどがなされていない状況を改善するため、 先月、コミュニティリーダーである難民福祉協議会の障がい分野担当者を対象としたワークショップを10回実施。
障がい児が抱える課題やコミュニティおよび保護者が抱える課題をはじめとした様々なテーマについて、参加者が参加型で議論する場を設けました。
参加したコミュニティリーダーより、次は障がい児の保護者に対してもワークショップが実施されるよう開催を支援してきます。
子どもたちに新型コロナウイルス感染症について説明したコミックを
2020年7月30日 20:00
- ©PWJ
- ©PWJ
JPF加盟NGOのピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、JPF助成事業として、カロベエイ難民居住地区における南スーダン難民への生活環境向上に向けた包括的支援を実施中です。
PWJは、子ども向けに新型コロナウイルス感染症とは何か、また予防方法などを説明したコミックを作成し、配布しています。
コミックは、米国の小児科医、精神保健専門家が作成したもので、ケニア人の漫画家によりケニア人や難民の子どもたちにもより馴染みやすいようにイラストやメッセージを変更してもらったものです。
すでに感染に伴う死や社会的制裁について恐怖心を抱いてしまっている子どもたちに対して、事実やリスクをしっかり伝えつつ、感染しないための予防行動が描かれています。
英語、スワヒリ語で作成されたコミックに子どもたちは「コロナのコミックだ!」と大喜び。読み終わる頃には、「2メートル!」と言いながらお互いに距離を取ろうとする姿も。
「「コロナ」については毎日自分の周りの子どもも大人も話しているけれど、それが何なのかは理解していなかったし真面目に考えていなかったので、このコミックでちゃんと知ることが出来てよかった。これからは手洗いや咳エチケットなどきちんと実行して、周りの人にも大切さを伝えたい」という声もありました。
新型コロナウイルスの影響
2020年6月30日 0:00
2013年から国内の混乱の続く南スーダン。
2000人近くの新型コロナウイルス感染者と30人以上の死者が出ています。
「今回の新型コロナウイルスの影響は、コロナウイルスへの感染だけではない」と国際連合南スーダン派遣団(UNMISS)の代表は語りました。
医療体制の脆弱な南スーダンでは、COVID19への対応がそのほかの、ワクチン提供やメンタルヘルスのケア、そしてマラリアや下痢、肺炎などの治癒可能である病気の治療に大きな影響を与えることが懸念されています。
「医療体制の崩壊による死者がCOVID19の死者よりも多くなるのでは」とUNMISS代表は話しました。
UN NEWS
https://news.un.org/en/story/2020/06/1066952
PWJが体験型の衛生改善セッションを実施
2020年5月26日 20:00
- ©PWJ
- ©PWJ
- ©PWJ
JPF加盟NGO ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、JPFの助成事業として、ケニアのカロベエイ難民居住地区における南スーダン難民への生活環境向上に向けた包括的支援を実施しています。
カロベエイ難民居住地区の難民や周辺コミュニティーの方々の間では野外排せつの蔓延が原因で、コレラやハエを媒介とした疾病などが問題となっています。これは村にトイレなどが少ないことも原因となっています。
PWJは、野外排泄をゼロ化することを目標とした衛生改善支援のステップ1、「トリガリング」を実施しました。
各村で、3時間ほどかけて行うこちらのセッションは、自分たちの村にトイレなど保健衛生に関する施設がいかに不足しているか、野外排泄がどのように病気などの被害をもたらすかということを体験型で学び「何とかしゃなきゃ」と問題意識を持つことが出来るようになります。
セッションの詳しい様子はこちらから
野外排泄の習慣に挑む~行動を変える体験型衛生改善~
【前半】https://peace-winds.org/activity/kenya/17981
【後半】https://peace-winds.org/activity/kenya/17988
AARがパラスポーツ大会
2020年4月25日 23:00
- ©AAR
JPF加盟NGO 難民を助ける会(AAR)は、JPFの助成事業として、ウガンダ共和国北部南スーダン難民居住地における教育支援を行っています。
2月下旬、難民居住地で障がいスポーツイベントが開催されました。
AARが活動するパロリーニャ難民居住区のある地域では、障がい児に対し「呪われた子」「魔女が触ったから」など、偏見を持っている方が少なくありません。
そこで、多様性や障がいへの理解促進を促すため、障がいのある生徒たちとない生徒たちが混合で楽しむパラスポーツ大会を開催。
当日は、鈴が入ったボールを使用する、視覚障がいのある方々のために考案された「ゴールボール」という球技を行いました。
観客も難民居住地に暮らす難民、地域住民、生徒の親や教員の家族など様々な人が集まり鈴の音が消えないよう、静かに応援。
試合は大変に盛り上がり、障がいのある生徒もない生徒も、普段は関わることの少ないほかの学校の生徒との交流が、互いにとり良い刺激になったようです。
(※こちらの大会が開かれた2月下旬時点で、ウガンダでは新型コロナウイルスの感染者は確認されていませんでした。)
AARの記事はこちら
https://bit.ly/34SGWef
ケニアの活動地でのモニタリング
2020年3月4日 11:30
- ©JISP
JPFの南スーダン難民緊急支援では、複数の加盟NGOが、周辺国に逃れた南スーダン難民への支援活動を実施しています。
そのうちの1つ、日本インターナショナル・サポート・プログラム(JISP)は、ケニアのカロベエイ新居住サイトにおいて、南スーダンやその周辺国の難民の子ども向けの「チャイルド・リソース・センター(CRC)」を運営しています。2年前の設置以降、現在では、難民の方々がCRCを主体的に運営できるように育成や研修にも注力しています。
2月下旬には、JPFの事業評価部スタッフが訪問し、活動内容のモニタリングや関係者へのヒアリングを実施しました。難民コミュニティに暮らす子どもたちが安心して過ごすことのできるように、CRCの取り組みが続いていくことを願います。
AARによる障がい児への支援
2020年2月22日 19:00
- ©AAR
JPF加盟NGO 難民を助ける会(AAR)は、ウガンダ国内に居住する南スーダン難民の障がい児の支援を実施しています。
事業を実施する地域では、障がいのある子どもへの偏見も少なくないため、AARは、障がい児がサポートされる仕組みを作るため、難民コミュニティのリーダーや、学校の先生なども参加する研修などを行っています。障がいのある子どもたちと障がいのない子どもたちが一緒に楽しむスポーツ大会も開催予定です。
▼AARの活動についてはこちら
https://bit.ly/38ZNsAy
南スーダン難民緊急支援:難民居住区での生活
2020年1月30日 19:00
- ©PWJ
JPF加盟NGO ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、JPFの助成事業として、ウガンダ北部における南スーダン難民への住居支援およびヘルスセンターにおける水衛生支援を行っています。
南スーダンから逃れ、ウガンダ北部にあるインヴェピ難民居住地区で生活をする方々。
外からの支援と自分たちの生活の知恵をどの様にかけ合わせて活用しながら過ごしているかをPWJスタッフがレポートします。
▼PWJによる記事はこちら
https://bit.ly/316dT4L
2013年12月に起こった大統領派と副大統領派による武力衝突により、南スーダン国内での国内避難民の発生のみならず、周辺国へ多くの人々が避難しました。2017年に入り、およそ64万人の難民が新たに発生し、2017年10月31日時点で周辺6カ国(中央アフリカ、コンゴ、エチオピア、ケニア、スーダン、ウガンダ)へ避難した難民数は213万人を超え、特にスーダンとウガンダへの流入。周辺国へ避難した難民の内、10人中9人が女性と子供で占められ、18歳未満の子どもが63%を占めています。さらに子どもの内7万5千人が保護者と同居していない、親から離別した子どもです。周辺国別に見ると2017年10月31日現在、ウガンダでの難民流入数が105万人を越え、エチオピアでは41万人、ケニアでは11万人と、周辺国への難民流入に歯止めがかかっていない深刻な状況です1。
2018年6月1日更新
最新情報は以下をご覧ください
1:UNHCR South Sudan Situation, Regional overview of population of concern as of 30 Sep 2017。9月30日時点の各国難民数を参照。
プログラム概要
対応期間 | 2023年3月~2024年3月 |
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事業予算 | 南スーダン:約35百万円 (2022年度補正予算:35,078,000円) スーダン:約63百万円 (2022年度補正予算:63,055,000円) |
対象地域 | 南スーダン・スーダン |
※各年の予算は、他のプログラムとの優先順位を考慮して、1年ごとに見直す。
過去のプログラム概要
対応期間 | 2022年5月~2023年5月 |
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事業予算 | 約2.2億円(2022年度当初予算:215,142,035円) |
対象地域 | 南スーダン、エチオピア |
対応期間 | 2021年3月1日~2022年3月31日 |
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事業予算 | 4億6,381万5,000円 |
対象地域 | ウガンダ、エチオピア、ケニア、スーダン、南スーダン |
対応期間 | 2020年3月1日~2021年3月31日 |
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事業予算 | 4億3,700万円 |
対象地域 | 南スーダン、ウガンダ、エチオピア、ケニア、スーダン |
期間 | 2019年3月1日~2020年2月29日 |
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支援対象地域 | ウガンダ・エチオピア・ケニア・スーダン |
2019年度要望額 | 15.9億円 |
支援対象地域 | ウガンダ | エチオピア | ケニア | スーダン |
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支援セクター | NFI/シェルター、 教育、水・衛生、 保護、保健・栄養 |
水・衛生 | NFI/シェルター、 保護、水・衛生 |
保健・栄養、 水・衛生 |
2019年度要望額 | 312,000,000円 | 172,000,000円 | 213,000,000円 | 896,000,000円 |
期間 | 2018年3月1日~2019年2月28日 |
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支援対象地域 | ウガンダ・エチオピア・ケニア |
2018年度要望額 | 11.5億円 |
支援対象地域 | ウガンダ | エチオピア | ケニア |
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支援セクター | NFI/シェルター、教育、 水・衛生、保護、栄養 |
水・衛生、教育 | NFI/シェルター、保護、水・衛生 |
2018年度要望額 | 875,000,000円 | 210,000,000円 | 30,000,000円 |
※各年の予算は、他のプログラムとの優先順位を考慮して、1年ごとに見直す。
過去のプログラム概要を表示
活動地域の地図はこちら
団体名 | 事業名 | 開始日 | 終了日 | 事業予算(円) |
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JPF | 南スーダン支援プログラム評価および個別モニタリング評価事業 | 2018/10/2 | 2020/3/31 | 25,773,384 |
WVJ | エチオピア・ガンベラ州ジョウィ難民キャンプにおける中等教育環境整備事業 | 2018/8/31 | 2019/5/31 | 59,597,235 |
AAR | ウガンダ北部の南スーダン難民居住地における教育支援(第2期) | 2018/8/1 | 2019/5/15 | 111,341,954 |
ADRA | エチオピア ガンベラ州のクレ難民キャンプにおける衛生事業2 | 2018/8/1 | 2019/6/30 | 101,315,296 |
PWJ | ケニア共和国カクマキャンプとカロベエイ居住地区における南スーダン難民へのシェルター及びトイレ整備支援 | 2018/6/1 | 2018/8/31 | 22,462,606 |
SCJ | ウガンダ北西部アルア県、アジュマニ県、キリヤンドンゴ県における南スーダン難民の子どもに対する保護と総合的な発達支援事業(第2期) | 2018/6/1 | 2019/3/31 | 109,604,453 |
JISP | ケニアにおける南スーダン難民の子どもへの緊急支援(フェーズ2) | 2018/5/16 | 2019/1/31 | 7,526,768 |
MPJ | ウガンダ西ナイル地域の南スーダン難民居住地区における心理社会的支援 | 2018/5/1 | 2018/8/30 | 8,253,397 |
PLAN | ウガンダ アルア県とアジュマニ県における南スーダン難民の子どもの保護と衛生改善事業 | 2018/4/1 | 2019/5/31 | 116,926,536 |
WVJ | ウガンダ南スーダン難民居住地での教育環境および子どもの保護環境改善事業 | 2018/4/1 | 2019/4/15 | 146,044,104 |
2018年度の事業一覧を表示
団体名 | 事業名 | 開始日 | 終了日 | 事業予算(円) |
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PWJ | ウガンダ共和国北部における南スーダン難民脆弱層に対する衛生・住環境改善支援 | 2018/3/21 | 2019/3/31 | 171,283,742 |
2017年度の事業一覧を表示
活動紹介 : ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)
子どもたちに教育の機会を途切れることなく提供
南スーダンは紛争の影響で教室や机・椅子、教材など勉強に必要なもの全てが不足し、事業地の学校は教員免許をもつ人材もおらずボランティアに頼っています。WVJは教室整備や教員研修等を通して、学習環境の改善を支援し、2020年には、33教室の整備、備品・学用品の配布等を行い、約3,700人の子どもたちに教育機会を提供することができました。(2020年度)
現地からの声
毎日安心して勉強できています!
ニャキム・クォルさん(16歳)
支援前の教室は屋根がボロボロで、机や椅子、トイレもなく、石の上に座って授業を受け、トイレは野外排泄でしたが、今は、安全な教室で安心して勉強ができます。また、以前は学校で英語を使っていませんでしたが、先生にわかりやすく教えてもらえるようになり、上手に話せるようになりました。たくさん勉強して将来は医者になりたいです。(WVJ事業より)
現地からの声
学校に通う希望をもてました!
マリアム・ニャンデンさん(12歳)
新型コロナウイルスの影響で学校が閉まり、友だちと遊ぶことも勉強もできず、家にいるだけの日々が続き不安でした。先生が家庭訪問をして、家での勉強方法を教えてくれたので、希望をもって過ごすことができました。学校再開後には、学用品やカバンも配布してもらい、きれいになった校舎で、また元気に勉強を続けています。(WVJ事業より)
活動紹介 : ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)
子どもたちが安全に学び生活できる環境を提供
ウガンダのビディビディ難民 居住地で、南スーダン難民や近隣のウガンダ人の子どもたちを対象とした短期集 中プログラムなどを通して、延べ7,000人以上に教育の機会を提供。現地の社会福祉士や難民の人々と協力し、家族と離れてしまったり、障がいを抱える子ども等をサポートし、安心して暮らせる環境の整備にも取り組みました。(2019年度)
現地からの声
学校で勉強できる喜びを実感しています
ステラさん(17歳)
南スーダンでは、妊娠を機に学校を退学してしまいました。紛争が 始まりウガンダへ逃れてから、WVJの短期集中教育プログラムへの参加を父が勧めてくれました。兄が食事の用意や子どもの世話を手伝ってくれるおかげで、学校に戻ることができてとても嬉しいです。将来の夢は、仕立屋さんになり、子どもを養うことです。(WVJ事業より)
活動紹介 : 難民を助ける会(AAR)
民族・出身地の違う子どもたちの相互理解のために
ウガンダのビディビディ難民居住地、インヴェピ難民居住地などで、学校の設備や備品、教員宿舎などを整備しました。また、教員や保護者、住民を対象に研修を行い、教育環境の拡充に地域ぐるみで対応したり、民族・出身地が異なる児童同士の相互理解を促すためのスポーツ大会などを開催し、子どもたちの健全な成長を支えました。(2018年度)
現地からの声
人々の役に立てるエンジニアを目指します
ファンゴ・チャングラさん
理科室ができる前は実験をしたことがなかったのですが、今は皆が物理と化学の実験に取り組めるので、実験の具体的なやり方も、実習問題も理解しやすくなったように感じます。今ここで勉強している物理の知識を活かして、将来はエンジニアになり、地元の人々の暮らしに役に立つようになりたいです。(AAR事業より)
活動紹介 : ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)
十分な支援が行き届きにくい場所で 国内避難民と疲弊した地域住民を支援
WVJは南スーダン国内で、紛争が長引き、教育への投資が大幅に減少する中でも、子どもたちが継続的に学校で学ぶことができるよう支援しています。2017年度はコミュニティや地元政府と協力して、校舎の建設や教員研修を実施するなど、学習環境を整備しました。ワークショップなどの教員研修を通して教育関係者の能力強化を図ると同時に、コミュニティと地元政府などと協力関係を築くなどして、学校が閉鎖されることのないよう教育システムを構築してきました。(2017年度)
現地からの声
校舎が建ち、教育への関心が高まり、学習環境が改善した
セント・メアリー小学校職員
これまで私の学校には教員研修を受けたことのない職員が大勢いました。
支援によって、教員資格取得のための研修を受けることができただけでなく、教員同士で学んだことを共有するようになりました。また、他の小学校で校舎が建設されたこともあり、コミュニティも以前より教育に関心を持つようになり、子どもたちが通学できるよう努めるようになりました。学習環境が改善した状況を、他の小学校にも広げていくことができたらと思います。
活動紹介 : アドラ・ジャパン(ADRA)
安全性や長期的視野、難民参加を
大事にしながら、水衛生分野を支援
ADRA Japanは2014年4月から、多くの南スーダン難民が暮らすエチオピアガンベラ州の難民キャンプで水衛生分野の支援を行なっています。南スーダンの情勢は改善の兆しが見えず、難民の避難生活は3年目に入っており、長期的な施設への移行と、支援依存を防ぐために難民の活動参加が求められています。また、多くの難民は女性や子どものため、公共トイレから安全性の高い世帯別トイレへの移行が重要です。ADRA Japanは、難民参加による世帯別トイレの建設と衛生啓発活動などの支援をしています。(2016年度)
現地からの声
病気や危険から逃れることが
できる世帯別トイレに感謝
ガデットさん
農夫として穀物を育てていた南スーダンから家族6人で逃れ、テレキディ難民キャンプで暮らして3年になります。南スーダンにいた時は茂みで野外排泄をしていたので病気になったこともありましたが、今は世帯別トイレがあるので病気になることがほとんどなくなりました。家のすぐ近くにトイレがあるので妻や子どもが性的被害に遭う危険も感じません。小さい子どもはまだ家の近くで野外排泄してしまうこともあるのですが、その場合は教えていただいたように、ポリ袋などに入れて排泄物を回収し、トイレに捨てています。トイレの清掃は1日1回。以前は支給された石けんを使っていましたが、もったいないので今は灰を使っています。トイレを建設してくれてありがたく思っています。
活動紹介 : ADRA Japan(ADRA)
エチオピアに20万人の南スーダン難民が流出。
劣悪な環境で、ゼロからの整備。
難民キャンプの衛生環境改善を図る。
南スーダン内戦の影響によりエチオピア・ガンベラ州に逃れた難民への支援を、ADRAは2014年4月より開始しました。同国最大の難民流入地点であるパガックでは、衛生啓発、清掃活動を通じて、不衛生な生活慣習に起因する感染症の蔓延を最小限に防ぎました。ガンベラ州内のクレ難民キャンプ、レイチェル難民キャンプ、ニップニップ難民キャンプでは、トイレ建設、衛生啓発活動、NFIの配布を通じて、合計10万人の南スーダン難民に支援を届け、衛生分野で貢献しました。(2014年度)
現地からの声
公共トイレが私たちの命を救ってくれます。
ニャモウチ・ダンさん
公共トイレがない時は、みんな木の茂みに行き、外で用を足す以外の選択肢がありませんでした。雨期が始まり、ハエが発生したり、人々は下痢になったり、不衛生な環境が原因で多くの人が病気になり死に至る場合もありました。ADRAは、クレキャンプ開設後すぐに公共トイレの建設を始めてくれました。トイレができたことで、ハエの数が激減しました。私だけでなく、近所の人たちもみんな毎日トイレを使っています。
トイレは私たちの命を救うのに不可欠です。
- 2021年4月5日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2021年3月3日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2021年2月3日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2021年1月6日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2020年11月5日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2020年10月5日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2020年9月1日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2020年8月5日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2020年7月3日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2020年6月3日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2020年5月11日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2020年4月3日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2020年3月4日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2020年1月8日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2019年12月11日
- 「活動地域」と「事業一覧」を更新しました。
- 2019年4月13日
- 「活動地域」と「事業一覧」を更新しました。
- 2019年4月13日
- 「ウガンダ」最新の現地情報を掲載しました。
- 2019年4月2日
- 「ケニア」最新の現地情報を掲載しました。
- 2019年2月5日
- 「南スーダン」最新の現地情報を掲載しました。
- 2019年1月22日
- 「ウガンダ」最新の現地情報を掲載しました。
- 2019年1月8日
- 「エチオピア」と「ケニア」最新の現地情報を掲載しました。
- 2018年8月29日
- 「事業紹介」と「現地からの声」を更新しました。
- 2018年8月21日
- 活動地域を更新しました。
- 2018年5月30日
- 事業一覧を更新しました。プログラム名が変わりました。
- 2018年3月16日
- 活動地域を更新しました。
- 2018年2月27日
- 事業一覧を更新しました。
- 2017年7月20日
- 事業一覧を更新しました。
南スーダン難民緊急支援対応計画
目次
1. 背景
2. 2022年度現行事業の状況共有および振り返り
3. これまでのJPFによる支援実績
4. 優先事項
5. 対応方針
6. 国別セクター別支援計画
過去の対応計画を表示
支援背景
今後の政治的進展のシナリオについては、2015年8月に政府勢力との間で紛争解決合意が署名され、国民統一暫定政府樹立に向けて今後「一定の和平の進展は望める」という動きが主流である。しかし、現地情勢は流動的であり人道危機が長期化する可能性が高いことから、複数年プログラムとすることにより、現地人道支援コミュニティや事業実施NGOにもJPFの一定のコミットメントを示すことで、NGOによる危険度の高い地域や地方展開、複数年で可能となる新たな事業展開を促すことに貢献する。
現在の南スーダン政府は、行政が果たすべき基礎的サービスの提供をしていない、もしくは能力が著しく欠け、人道支援組織によるサービス提供も十分とは言いがたい状況である。そして、避難した人々や避難もできずにいる人々やコミュニティがわずかでも再生に向かうための力を維持できるようにすること、また、その力を強化することは、人道支援に求められる役割の一つである。そのため、経験のあるNGOが基礎的サービスを引き続き提供しつつ、草の根レベルにおけるレジリエンスの強化には、現地の状況を見極め長期的に関与するプロセスと時間が必要である。
本プログラムでは、新たな人道支援の潮流(世界人道サミット(WHS)、持続可能な開発目標(SDGs))との整合性をとりつつ、サービスデリバリー及び将来の帰還及び再生に備えたレジリエンスの強化に焦点があてられた活動が必要である。
しかし、和平が頓挫し、国内紛争が再発し、より多くの避難民が発生し南スーダン国内の人道アクセスがより限定的となる「悲観的シナリオ」の可能性が否定できないことから、新たに不測の事態が発生した場合には柔軟に対応していく。
これまでの支援
南スーダンは、継続する武力衝突による治安の悪化、国内経済の悪化、さらには干ばつといった複合的な人道危機に陥っています。2015年8月以降の和平合意後の和平進展が破綻し、国内避難民(IDP)、難民の発生状況は深刻です。これまで10年以上支援を継続してきたジャパン・プラットフォーム(JPF)は、2016年6月からさらに長期的な視野をもって、コミュニティの再生や現地の方が自ら復興する力(レジリエンス)を強化できるような支援をめざしています。
国内と周辺3ヵ国(エチオピア、ウガンダ、ケニア)にて、衛生施設の整備や衛生指導、水・食糧の供給、子どもの保護などの支援のほか、現在、深刻な飢きんに瀕する人々への緊急対応も強化しています。
【これまで】
・2006年~2012年3月「スーダン南部人道支援」プログラム
2006年より、帰還民・帰還先コミュニティの再統合、および平和の定着を目的にプログラムをたちあげ、JPF加盟NGO9団体が支援を行ってきました。
・2012年4月~2014年3月「南スーダン人道支援」プログラム
南スーダン独立後に紛争に逆戻りさせずに平和を維持することを目的に、行政やコミュニティの能力強化、さらには両者の関係強化に焦点をあてた活動に取り組みました。しかし、2013年12月の南スーダン首都ジュバでの武力衝突を発端に南スーダンを取り巻く状況が劇的に変化したことから、JPF「南スーダン人道支援」ワーキンググループ(JPF助成プログラムにおいてともに活動するJPF加盟NGOの集まり)と協議の上、複数年プログラムの最終年を残し2013年度をもって終了しました。
・2014年2月~2016年5月「南スーダン緊急支援2014」プログラム
2014年2月、新たな紛争によって発生した難民への支援 (一部は2013年度事業の内容を変更して緊急対応)を、南スーダン国内と周辺3ヵ国(エチオピア、ウガンダ、ケニア)にて開始。15億6,847万4,266円を助成し、12万2,096人に支援を届けました。
・2016年6月から実施の「南スーダン支援」は、現在、「南スーダン難民緊急支援」プログラムとして継続中
避難先や悪化した低開発状況に対応するため、水・衛生、保健、シェルター、食料・NFI、教育、平和構築・紛争予防、生計創出、プロテクションの分野で支援を実施。なお、「南スーダン支援」は、南スーダン国内の避難民や周辺国に逃れた難民への支援を、より効果的、効率的に対応していくため、2018年3月から「南スーダン難民緊急支援」、2018年9月からは「南スーダン人道危機対応」(2019年11月終了)に分けて実施。現在は、「南スーダン難民緊急支援」に統合して実施しています。
「南スーダン支援」プログラムの一貫として、2017年5月より食糧危機の緊急支援を実施しています。
2020年7月最終更新
【開催報告】2016年7月9日 南スーダン独立記念日開催・JPF/加盟NGO主催シンポジウム「南スーダン ~若者たちのはじめての国づくり~」
2016年7月9日(土)に開催した「南スーダン ~若者たちのはじめての国づくり~」シンポジウムはおかげさまで盛況のうち終了いたしました。
- 青森県野辺地高等学校
※上記はスーダン南部人道支援のプログラムに寄せられたご寄付
最新の現地情報 2019年2月5日
南スーダン難民緊急支援 寄付・支援方法
クレジットカードで寄付
PayPalで寄付
オンライン寄付についてはPayPalをご利用いただきます(利用上限金額につきましてはPayPalアカウントをご確認ください)。PayPalに登録がない方も、クレジットカードを利用してPayPalからご寄付可能です。
銀行振込で寄付
- 銀行名
- 三菱UFJ銀行
- 支店名
- 本店
- 口座種類
- 普通
- 口座番号
- 1781613
- 口座名義
- 特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム
- フリガナ
- トクヒ)ジヤパンプラツトフオーム
- ※恐れ入りますが、振込手数料をご負担ください。
郵便振替で寄付
- 銀行名
- ゆうちょ銀行
- 記号と番号
- 00120-8-140888
- 口座名義
- 特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム
- フリガナ
- トクヒ)ジャパンプラットフォーム
- ※通信欄に「南スーダン人道危機」とお書き添えください。
- ※恐れ入りますが、振込手数料をご負担ください。
- ※税制上の優遇措置が受けられます。 寄付金控除 領収書の発行
- ※ご寄付を下さった方は応諾書にてご連絡いただければ幸いです。 応諾書フォーム
- ※領収書の発行をされた方は応諾書は不要です。
- ※企業・団体からの寄付の10%、個人からの寄付の15%を事務管理費として活用し、残りの全額は現地での事業費にあてられます。
寄付サイトを通じて寄付
※お申込みいただいたご寄付は、各サイトを通じてJPFへ寄付されます。詳細な手続きや規定は各サイトをご参照ください。