南スーダンは、長期的な紛争状態などによる複雑な要因を伴う深刻な食糧危機に陥っています。ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、現在活動中の「南スーダン支援」プログラムにおいて、この緊急事態に対応するための寄付をお願いしています。
飢きん対応の支援実績(2017年11月UPDATED)
皆さまからお寄せいただいた寄付金をはじめとした支援金で、2017年5月以降(以下、プレスリリース参照)、南スーダンで飢きん対応の事業を実施することができました。
具体的には、旧ワラップ州トゥイッチ郡全域において、コミュニティを基盤とした急性栄養不良の管理の拠点となる26か所に、保健・栄養スタッフを配置し整備。その地域の子ども人口の半数以上に相当する約3万7千人の5歳未満児にスクリーニングを行い、それに基づき急性栄養不良の子どもたちの治療を行いました。
悪化の一途を辿る食糧危機の状況(2017年11月UPDATED)
拡大する紛争、増加する避難民の数、支援へのアクセスの減少、感染病の流行、限定された衛生施設や水へのアクセス、これらがすべて栄養状態の悪化に影響しており、今後南スーダン全人口に約半分にあたる600万人が食糧不足に陥ることが懸念されています。加えて、2017年頻発する武装対立から深刻な影響を受け、農作物の収穫量が極端に減少し、2018年、国の農作物収穫量はさらに激減することが推測されています。
引き続き、ジャパン・プラットフォームは食糧危機対応を念頭に置いた支援活動を続けてまいります。
JPF「南スーダン支援」- 緊急支援
2005年より10年以上にわたり南スーダンの支援を継続してきたJPFは、このような状況を鑑み、現在展開中の「南スーダン支援」プログラム内にて、国内における飢きん対応を最優先事項とした本格的な支援が喫緊の課題と考えています。
皆さまのご寄付により、特に栄養改善、食糧配布、生計回復、水衛生の各分野における支援を強化し、犠牲者の増加を止めることを目指します。(検討中の事業例:急増する急性栄養失調児に対して迅速に治療を提供し、その回復をサポートすることで、命の危険にさらされている子どもたちを守ることに寄与します)。
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ご寄付は飢きんへの対応を優先しながら「南スーダン支援」プログラム全般のために活用させていただきます。
郵便振替
- 銀行名
- ゆうちょ銀行
- 記号と番号
- 00120-8-140888
- 口座名義
- 特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム
- フリガナ
- トクヒ)ジャパンプラットフォーム
- ※通信欄に「南スーダン支援」とお書き添えください。
銀行振込
- 銀行名
- 三菱UFJ銀行
- 支店名
- 本店
- 口座種類
- 普通
- 口座番号
- 0008475
- 口座名義
- 特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム
- フリガナ
- トクヒ)ジヤパンプラツトフオーム
クレジットカード
JPFの「南スーダン支援」プログラム
2005年の包括的和平合意(CPA)締結に基づき、南部スーダン自治政府による暫定統治(6年間)が始まった翌2006年8月に「スーダン南部人道支援」事業を開始したJPFは、その後、複数年にわたり、紛争に逆戻りさせず平和を維持するための支援を継続してきた。2013年12月の南スーダンのジュバにおける武力衝突と、その後の同国北東部を中心とした治安悪化による、IDP・難民支援にも対応。現在は2016年6月に立ち上げた「南スーダン支援」(支援予定期間:2016年6月1日~2019年5月31日)において、南スーダンおよび難民受け入れ国のエチオピア、ウガンダ、スーダン、ケニア(南スーダン国内避難民、紛争の影響を受けた人々、ホストコミュニティの南スーダン難民)を対象に、JPF加盟NGO 6団体が活動を展開中。