JPF公式Facebook投稿より
学校でアラビア語、理科、算数の授業再開
2023年2月28日
- 学用品を受け取る生徒 ©PARCIC
- 学用品を受け取り嬉しそうな生徒 ©PARCIC
- 授業を受ける生徒たち ©PARCIC
JPF加盟NGOパルシック(PARCIC)は、レバノンのシリア国境にあるバールベック・ヘルメル県で私立学校と協力してシリア難民とレバノン人児童への教育支援を行っています。学校では冬休みが明け、1月2日より英語、アラビア語、理科、算数の通常授業が開始されました。授業では、生徒の理解度を深めるため、クイズのほか暗唱も毎週行っています。生徒自身が考えていることをホワイトボードに自由に書かせ、自分と向き合い、自信を付ける時間も作りました。その他、ゲームや動画を使い社会的なモラルを養う活動を行いました。
問題があると見られる生徒には、個別にアドバイスを行うセッションを実施しました。
IVYによる長期化する避難生活下における子どもへの教育支援
2022年12月23日
イラク北部のエルビル県では、プレハブ校舎が老朽化し安心安全な学習スペースが確保できない学校が増えています。また、多くの子どもが紛争や避難生活の影響によって行動面や心身に変調をきたしているものの適切な対応が取られていません。そこで、JPF加盟NGOのアイビー(IVY)は2022年10月より「長期化する避難生活下における子どもへの教育支援」事業を開始。安心安全な学習スペースの整備や教員がやさしい教育を提供できるようになるための各種研修等を通じて、子どもたちが逆境の中でも自分を大切にして苦境を乗り越える力を育成することを目指した支援活動を開始しています。
11月下旬に小学校と女子中学高等学校の学校長および教職員を対象に実施した研修では、「対立解決のメカニズム」、「子どもへの心理社会的ケアの重要性」 「生徒の理解を促す問いかけの方法」、「生徒が積極的に授業に参加できる環境を作る方法」、「生徒のやる気を引き出す手法」といったテーマを学んでもらいました。研修後に対象校をモニタリングした際には、早速、教員が授業時に生徒への話し方を工夫している様子が見られました。
SCJが「トルコ・ハタイ県における脆弱な状態に置かれたシリア難民およびホストコミュニティの子ども・青少年とその世帯を対象とした生計向上支援」事業を開始
2022年11月14日
JPF加盟NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は、トルコ・ハタイ県において、特に脆弱な状態に置かれているシリア難民やホストコミュニティの青少年、子どもの養育者の生計が向上するとともに、人々の子どもの保護に関する知識が向上し、対象世帯の子どもが置かれた状況が改善することを目指し、2022年10月より新たな支援事業を開始しました。今後、小規模ビジネスの立ち上げを目指した起業研修や小額現金給付を実施していきます。また、必要に応じて就労機会拡大を目的としたICT研修やトルコ雇用庁への人材登録支援をも実施します。企業研修については、講師や研修対象者の選定をすでに進めています。
SCJによるレバノン北部での子どものための教育支援事業
2022年10月24日
レバノン北部では、シリア危機やレバノン経済危機、新型コロナウイルス感染症の拡大といった影響を受け、就学または学習継続が困難なシリア難民とホスト・コミュニティの子どもたちが多数存在します。そうした子どもたちが質の高い教育機会および衛生的な学習環境を得ることができるよう、JPF加盟NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は、継続的に支援事業を行っています。今後は、学校に通うことができていない子どもたちを対象に、過去のSCJ事業により開設された学習支援センターで基本的な読み書き・計算の授業の提供や、公立学校、その他の教育機関・サービスへの編入支援などを実施するほか、学習支援センターの手洗い場やトイレ等の水・衛生施設の整備のほか、教職員を対象に手洗いや衛生促進のための研修なども実施していきます。
PARCICによる教育支援
2022年9月22日
レバノンの難民キャンプに居住するシリア難民の子ども達の多くが教育を受けれていないため、JPF加盟NGOのパルシック(PARCIC)は現地提携団体と協力し、私立学校への支援を通じて子供たちに教育の機会を提供しています。その一環として、教員およびスタッフの研修も実施。提携団体スタッフや教育専門家が授業を訪問して、各教員の課題や過去に指摘した課題が改善されたかを確認したり、定期的に各教科のリーダーの教員が通常の担当の教員に代わって授業を行い、生徒の理解度を確認したりしています。
WVJによる脆弱な子どもたちへの支援活動
2022年8月31日
イラク北部に位置するモスル市。このモスル市の西部では、紛争およびCOVID-19の影響により、さまざまな脆弱性を抱えた子どもたちが、適切な支援を受けられず、保護リスクに晒されています。JPF加盟NGOのワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、特に脆弱な子どもたちの個別のニーズに応じたケースマネジメントを提供すると同時に、コミュニティに子どもの保護委員会(CPC)を設立しコミュニティを基盤とする子どもの保護メカニズムを強化することで、持続的な子どもの保護機能を構築するために、継続的に支援活動を行っています。
CCPによる心理社会的サポート
2022年7月28日
レバノンでは、複数の危機的状況が重なり、先の見えない状況下で子どもから大人まで多くの人々がストレスや不安を抱えて生活しています。JPF加盟NGOのパレスチナ子どものキャンペーン(CCP)は、これまで母親と子どもを中心に心理社会的サポートを実施してきましたが、2019年からはソーシャルワーカーによる各コミュニティでのアウトリーチ活動も実施することで、脆弱な世帯の生活状況の把握や社会的支援や医療ニーズの早期発見に繋げています。現在も、レバノン北部(バダウィ、ナハレルバレド)、ベイルート(シャティーラ、ブルジバラジネ、マールエリヤス)、レバノン南部(ブルジシェマリ、アルバス)でそれぞれ活動するソーシャルワーカーが各地の難民キャンプに暮らす世帯への家庭訪問を通じて、世帯状況に関する調査、精神科の診療を受けている患者の経過観察、家族が直面している困難やストレスについての聞き取りなどを行っています。
JENによる食料品バウチャーの配布
2022年6月29日
- 食料品バウチャーを受け取るための登録と配布 ©JEN
シリア難民の主な避難先であるトルコ。特にシリアとの国境に位置するキリス県には多数のシリア人が避難しており人口が急増してます。地方行政サービスと労働市場に大きな影響が出ていますが、トルコ政府や国際社会の支援は十分とは言えず、難民は非正規雇用、低賃金労働を受け入れざるを得ない状況にあります。その結果、食事の量や質、回数を減らしたり、借金や児童労働等を選択したりするなど、望ましくない対処方法に依存せざる得ない状況です。JPF加盟NGOのジェン(JEN)は、そうした対処方法への依存を軽減するため、脆弱な立場にあるシリア難民とホストコミュニティの約2,500世帯を対象に、食料品を購入できるバウチャー(引換券)を配布し、各世帯のニーズに合った選択ができる形の食糧支援を実施しています。
レバノンのシリア難民とホスト・コミュニティの子どもたちへの教育支援
2022年5月27日
レバノンで暮らすシリア難民のうち約半数は子どもです。レバノンは人口に占める難民の割合が世界で最も高い国であり、政府の財政は逼迫しているため、難民や脆弱性の高いホスト・コミュニティの人々学習キットに対する教育を含む基本的な公共サービスの提供は非常に限られており、子どもたちに、質の高い教育機会および衛生的な学習環境を提供する必要があります。
JPF加盟NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は、特に学校に通っていない期間が長く、脆弱性が高いと判断された子どもに対し、SCJが設置した学習支援センターにおいて、代替教育として基本的な読み書き・計算(Basic Literacy and Numeracy:BLN)の授業を実施。コース修了後には子どもたちが公立学校やその他代替教育機関へスムーズに移行できるようになることを目指しています。
イラク・ニナワ州の旧ISIL占領地に帰還した子どもたちへの教育支援
2022年4月22日
JPF加盟NGOのアイビー(IVY)は、イラク・ニナワ県の元ISIL占領地だったシンジャール郡に帰還した子どもたちのために、安心安全な学習スペースが確保され、ライフスキル等のプログラムの提供を通じて子どもたちがレジリエンス力を高めるための活動を行っています。このほど、4つの学校の教師85名を対象に、4日間にわたって心理社会的支援とライフスキル・アクティビティ・トレーニングを実施しました。研修を受けた教職員は、紛争によって傷ついた子どもたちの心のケアを促すため、研修で学んだ内容を授業で実践していきます。
レバノンでのシリア難民の子供たちへの教育支援
2022年3月28日
- 文房具・カバンセットを嬉しそうに受け取る生徒 ©PARCIC
レバノンの難民キャンプに居住するシリア難民の子供たちの初等教育就学率は、レバノンの全国平均と比べて低い水準にあります。こうした状況の中、JPF加盟NGOのパルシック(PARCIC)は、基礎学力向上や情緒的安定のため、子供たちが教育を受ける機会を得られるよう教育支援を行っています。すでに2022年1月には授業を開始。また、文房具・カバンの配布等も行っています。今後、学力評価テストなども実施しながら、子供たちの学力向上を支えていきます。
REALsによるトルコでのシリア難民への啓発活動
2022年2月16日
- GBV予防啓発セッションの様子 ©REALs
2011年のシリア内戦以降、多くのシリア人がトルコに逃れ、今も避難生活を続けていますが、経済的に厳しい避難生活やストレスなどから、シリア難民の家庭では女性や子どもに対する暴力などが確認されています。こうしたジェンダーに基づく暴力(Gender-based violence: GBV)問題に対する理解と予防を図るため、JPF加盟NGO のReach Alternatives(REALs)は、予防啓発パンフレットとSNSを利用したGBVに関する情報の発信や、GBV予防啓発セッションの開催を行っています。予防啓発セッションの前後に行われるGBV の概念や定義に関する簡易テストでは、大半の参加者の点数がセッション後には向上しています。
CCPによるパレスチナ難民キャンプでの支援活動
2022年1月26日
- 歯科診療を受ける子どもたち ©CCP
JPF加盟NGO のパレスチナ子どものキャンペーン(CCP)は、幼児教育や医療(歯科・児童精神科)、心理社会的サポートの提供などを通じて、レバノンのパレスチナ難民キャンプで暮らす子どもや家族、コミュニティの支援を行っています。また、難民キャンプでは劣悪な住居環境や基礎疾患罹患率の高さから、新型コロナウイルスへの感染および感染後の重症化リスクに晒されています。CCPは衛生教育や衛生用品・食料の配布を行うなど、新型コロナウイルス感染拡大防止にも取り組んでいます。
パレスチナからシリアへ、シリアからレバノンへ
2021年12月9日
JPF加盟NGO のパレスチナ子どものキャンペーン(CCP)は、「レバノンのパレスチナ難民キャンプにおける教育、医療・保健、心理社会的サポートを通じた子どもと家族、コミュニティへの支援」を行っています。かつてパレスチナからシリアへと逃れ、シリアでの内戦の激化によって、さらにレバノンへと逃れることになった人々など、JPFのイラク・シリア人道危機対応支援では、イラク国内やシリア国内での支援の他、トルコ、ヨルダン、レバノンなどの周辺国に逃れた難民の支援も継続しています。
IVYによるイラクでの支援活動
2021年11月4日
JPF加盟NGO のIVYは、イラクのニナワ県の元ISIL占領地に帰還した子どもたちへの教育支援を行っています。心理社会的支援を実施し、ストレスの予防や緩和を目指します。
JPFイラク・シリア人道危機対応支援では対応計画も更新しています。
住居修繕と子ども用の冬服配布支援を実施しました
2021年10月
JPF加盟NGOは、2020年3月から2021年3月にかけて、住居の修繕と子ども用の冬服配布を行いました。
シリアでは戦闘の鎮静化に伴い、いくつかの地域では、人々が避難していた場所から故郷へ戻り始めているものの、住居が破損しており、避難生活から戻り経済的に困窮している状況では修繕までは余裕のない状況です。そのような家庭からは子供の服が必要だが買うことが出来ないという声も聞かれていました。支援の様子をJPF加盟がレポートしています。
報告はこちら
シリアでの水衛生支援
2021年9月
JPF加盟NGOは、シリア北部地域で人口が過密し劣悪な環境下で避難生活をしている国内避難民と避難民を受けて入れているホストコミュニティへの緊急支援として水・衛生事業を実施。支援によって、シリアの人々は安全な水へのアクセスを確保することができ、衛生環境にも改善が見られています。
現地の様子の動画もご覧ください。
加盟NGOによる記事はこちら
https://www.worldvision.jp/news/works/cee/20210922.html
ヨルダンでの教育事業を振り返って
2021年8月
WVJがJPFプログラムとして実施していた、シリア難民およびヨルダン人の子どもたちへの教育支援事業が6月に完了しました。
ヨルダンに逃れたシリア難民の子どもたちの学びの継続を目指し、難民生活や公立学校の二部制のクラスに出席していることで学校の授業から遅れてしまう子どもたちへの補習授業、教職員や保護者への勉強の教え方や子どもとの接し方に関する研修、ヨルダン人の子どもたちと触れ合うレクリエーション等、様々なプログラムを実施しました。
事業の成果や、歴代の担当者へのインタビューはこちら
PARCICによるレバノンでのシリア難民支援
2021年7月19日
- ©PARCIC
JPF加盟NGOのパルシック(PARCIC)は、レバノンのアールサールにおいて、シリア難民の子どもたちへの教育支援を実施しています。
PARCICは現地の私立学校と協力し、シリア難民の子ども500人に教育の機会を提供しています。新型コロナウイルス感染拡大などの影響により、対面とオンラインを交えた取り組みとなっていますが、ネット環境の整っていない家庭にも配慮しながら、きめ細かな対応に努めています。
PARCICのレポートはこちら
6月20日は世界難民の日です
2021年6月19日
JPFは世界各国で、故郷を離れざるを得なくなり難民となった人々の支援をしています。人道危機の発生から10年を迎えたシリアでは、 未だ終結の糸口が見えておらず、 今年6月時点で、シリア国内だけでも約1,340万人が支援を必要としています。 また、イラクでは紛争は終結したものの人々の暮らしは安定していません。
JPFは、2012年11月よりシリアの国内避難民および周辺国に逃れた難民への支援を、2014年6月よりイラク国内避難民に対する支援を開始。人々の命を守りつなぐ活動を実施してきました。 今後も、人々の安全や尊厳に対するリスクが予防・軽減されるよう、自力による生活再建や、紛争終結後の持続的な安定状況を後押しする支援を展開してまいります。
Yahoo! ネット募金
「世界難民の日特集ページ」にJPFのイラクシリアプログラムが掲載されています。
https://bit.ly/3gLYfE7
NICCOによるヨルダンでのシリア難民支援
2021年5月14日 21:00
- シリア難民の子どもとNICCOスタッフ ©NICCO
JPF加盟NGOの日本国際民間協力会(NICCO)は、ヨルダンにおいて、生活に苦しむシリア難民やホストコミュニティのヨルダン人への支援事業を実施しています。
とりわけシリア難民は、新型コロナウイルス感染拡大などの影響によるヨルダンでの失業率上昇のために雇用も減少し、貧困の状態に置かれています。必要な生活物資等の購入支援として、ATMカードを利用した現金給付などを行っています。
イラク・シリア難民支援における事業の継続
2021年4月18日 21:00
JPFのイラク・シリア人道危機対応支援では、複数の加盟NGOが、事業を実施しております。イラク、シリアの国内避難民、そして、トルコ、ヨルダン、レバノンに逃れたシリア難民に対して、水衛生、保健・医療、教育、保護などの分野に関する支援を行っています。
事業については、出動NGOタブでご確認ください。また、今後も事業レポートやプログラムの対応計画などを掲載していきます。
IVYがイラクのニナワ県で教育支援
2021年3月9日 7:30
3月7日にローマ教皇が史上初めてイラクを訪問し、ISIL占領地であったモスル市において、紛争犠牲者への祈りを捧げました。
https://www.cnn.co.jp/world/35167460.html
さて、JPF加盟NGOの IVYは、モスル市のあるイラクのニナワ県において、子どもたちへの教育支援を実施しています。現在は、子どもたちの学習環境を改善するためにプレハブ校舎を建設中です。
IVYのレポートはこちら
REALsによるトルコでのシリア難民支援
2021年2月22日 23:00
- シリア難民のための就業案内 ©REALs
JPFは周辺国に逃れたシリア難民への支援を継続していますが、約660万人とされるシリア難民のうち、最も多い360万人を受け入れているのがトルコです※。
※UNHCR, Global Trends Forced Displacement in 2019 (18 June 2020)
現在、トルコでは、加盟NGOのReach Alternatives(REALs)が支援活動を実施しています。支援内容は難民への情報提供や個別支援で、就労情報の案内(添付画像)なども行っています。
PARCICによるレバノンでのシリア難民支援
2021年1月16日 7:30
- 感染予防をしながら食糧配布の準備 ©PARCIC
JPF加盟NGO パルシック(PARCIC)は、レバノン において弱い立場にあるシリア難民 への支援を実施しています。
PARCICは、アルサールにおいて、食糧配布や栄養研修などを行ってきましたが、昨年12月以降、教育へのアクセスのない子どもたちへの教育支援、また、寒い時期の健康リスクを回避するための越冬支援を行っています。
▼PARCICの活動はこちら
https://www.parcic.org/report/syrian-refugees/syrian_refugees_lebanon/18357/
イラク・シリア人道危機対応のこれまでとこれから
2020年12月22日 7:30
- シリア難民への聞き取り調査 ©NICCO
JPFイラク・シリア人道危機対応支援では、加盟NGO9団体が、シリアと周辺国などで、支援事業を行っています。
これまでの事業については、ウェブサイトの「現地からの声」では、日本国際民間協力会(NICCO)事業の受益者の声などを紹介しています。
また、実施中の事業は「イラク・シリア人道危機対応計画」に基づいて進められます。対応計画では、戦略目標、支援計画などがご覧いただけます。
対応計画はこちら
SCJの事業開始
2020年11月27日 6:00
JPF加盟NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は、JPFプログラムとして、10月よりレバノン北部におけるシリア難民と脆弱性の高いホスト・コミュニティの子どものための教育支援事業を開始しました。
シリア危機が発生してから9年以上が経過していますが、レバノンには依然として約91万人のシリア難民が居住しています。
シリア危機や、新型コロナウイルス感染拡大で子どもたちは教育機会が失われています。SCJは、こちらの事業を通して、レバノン北部で就学または学習継続が困難なシリア難民やホスト・コミュニティの子どもたちに、質の高い教育機会および安心安全な学習環境を提供していきます。
CCPの食糧・越冬支援
2020年10月30日 23:00
- 配られた食糧パッケージの中身 ©CCP
- 配布物資を持ち帰る受益者 ©CCP
JPF加盟NGOのパレスチナ子どものキャンペーン(CCP)は、JPFプログラムとして、
レバノン山間部におけるシリア難民・パレスチナ難民世帯への食糧・越冬支援を実施中です。
CCPはこれまで、シリア国境近くの山間部で避難生活を送るパレスチナ人シリア難民および、パレスチナ難民1500世帯へ食糧支援を実施しました。
多くの方々は貧困ライン以下で生活しており、コロナ感染拡大や、経済状況の悪化で、困窮状態はこれまで以上に深刻なことが受益者のお話からうかがえました。
また多くの方々から支援に対する感謝も伝えられました。
写真は、配られた食糧パッケージの中身。油や、ツナ缶、パスタ、トマトペーストなどが入っています。
PARCIC、マイクロガーデニングで食糧支援
2020年9月27日 20:00
- 研修の様子 ©PARCIC
- ワイヤーの配布 ©PARCIC
JPF加盟NGOのパルシック(PARCIC)は、レバノンにおける脆弱なシリア難民への食糧安全保障を実施中です。
レバノンの難民キャンプに居住する脆弱なシリア難民に対して、食糧配布と、限られたスペースでも行えるマイクロガーデニングを通じて食糧へのアクセスを改善しています。
受益者世帯の中から、希望者世帯に参加いただいている家庭菜園研修。
先月末は、剪定、病気への対応、ツル性植物の枝を誘引するためのワイヤーの設置法、オーガニックな害虫駆除スプレーの作り方をレクチャーし、スプレーやワイヤーを配布しました。
参加者の方々は、学習内容に非常に関心が高く、積極的に質問をし、次の研修を楽しみにされている様子でした。
PWJのイラクでの家屋の修復支援
2020年8月31日 23:00
- 帰還民が戻りつつある町の様子 ©PWJ
- 帰還民が戻りつつある町の様子 ©PWJ
- 修繕工事の様子 ©PWJ
JPF加盟NGOピースウィンズ・ジャパン (PWJ)は、イラク共和国北部における帰還民への緊急人道支援を実施中です。
PWJは家屋の修復支援などを通し、戦闘で破壊された町で、帰還した人びとが活気を取り戻し、町が復興に向かえるよう支えています。
PWJの記事、「【イラクを例に考えよう】どうして支援が必要なの?どんな支援のかたちがあるの?」はこちら↓
https://peace-winds.org/activity/iraq/18459
PARCICによるレバノンでの食糧および教育支援
2020年7月26日23:00
- 課題を作成するシリア難民の教員 ©PARCIC
JPF加盟NGO パルシック(PARCIC)は、レバノンにおける脆弱なシリア難民への食糧配布や児童のための教育支援などを実施中です。
レバノンでは、2019年10月以降、政府への不満が全国的な抗議活動というかたちで表面化し、経済状況も悪化する中、新型コロナウイルスの影響により、更なる経済危機に陥っています。
他方、そのような状況においても、シリア難民の帰還は、シリア国内の政情不安から、一向に進んでいません。今後、レバノン国内での物資の不足が見込まれることから、PARCICは、シリア難民への食糧支援を実施しています。
教育支援については、コロナウイルスの感染予防のため、遠隔での支援を継続しています。シリア難民の教員が課題を作成し、毎週、教材を心待ちにしている子どもたちに届けています。
また、コロナウイルス感染対策として、マスクや石鹸なども配布しています。
PARCICのレポートはこちら
https://www.parcic.org/report/syrian-refugees/lebanon_education/17256/
PARCICの食糧支援
2020年6月29日 20:00
- ©PARCIC
- ©PARCIC
JPF加盟NGO PARCICは、JPF助成事業として、レバノンにおける脆弱なシリア難民への食糧配布などを実施中です。
新型コロナウイルスの影響で厳しい経済状況に追いやられているレバノン。
PARCICは、食糧バスケット配布と、家庭菜園研修を柱に食糧支援事業を実施しています。
難民の方々は、栄養バランスを考え新鮮な生鮮食品をとる方がいいとわかっていても現金がなくそういった食品がなかなか手に入りません。
そこで家庭菜園研修支援を通し、野菜やハーブを自分で栽培することをお手伝い。
こちらの支援で必要なビタミンや栄養素の一部を摂取できることにつながります。
PARCICのレポートはこちら
https://www.parcic.org/report/syrian-refugees/syrian_refugees_lebanon/17027/
https://www.parcic.org/report/syrian-refugees/syrian_refugees_lebanon/17030/
「奈良美智 トークイベント:シリア難民の生活を体験」イベント当日記録動画を、初公開!
2020年5月23日 23:06
昨年6月、世界難民の日Weekに開催。予約開始半日で満席となり、その後はキャンセル待ちと大盛況のうちに終わった、イベントの当日の様子を、初公開しました!
昨年JPF×ART Projectとして、美術家の奈良美智さんに、JPFが2011年よりイラク・シリア難民人道支援プログラムを実施しているヨルダンにおける難民たちの生活を体験し、彼らと交流する機会を持っていただきました。
現地では、ヨルダン の2つの 難民キャンプ(ザータリ、アズラック)とホストコミュニティ(首都アンマン)において、そこで生活する難民の家族や子どもたちと共に過ごしました。
その後、現地の様子を伝える奈良さんのトークイベントを開催。
2時間と長時間なこともあり、これまで当日の記録動画は公開していませんでしたが、家で過ごす時間の多い今、お越しになれなかった方も、今初めて知った方も、是非奈良さんの旅をご体験ください
▼「奈良美智トークイベント:シリア難民の生活を体験」当日動画はこちら
https://www.japanplatform.org/contents/narayoshitomo_syria/
▼イベント当日上映した動画「奈良さんのヨルダン訪問ダイジェスト」はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=9z6NbRU-tfM&t=6s (3分版)
https://www.youtube.com/watch?v=FhCBEx5YNzo&t=47s(11分版)
WVJが新型コロナウイルス対応の啓発活動
2020年4月30日 14:59
JPF加盟NGOのワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、JPF助成事業として、イラク北部のモスル市で教育支援・子どもの保護事業を実施しています。
この地域では、長年の紛争により学校が壊され、教師や教材なども足りず、子どもたちが勉強をする機会が奪われました。
そこでWVJは、学校の修繕や学用品の配布などの学習支援や、レクリエーション活動などを通した子どもの保護事業を実施しています。
また、新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大する中、保健医療サービスが十分に整備されていないモスル市も感染症の脅威にさらされています。
WVJはウイルスに関する知識や正しい情報の不足を心配する住民の声を受けて、ラジオを使った啓発活動を4月より実施しています。
ラジオでは、手洗いやソーシャルディスタンス、外出せずに家にいることなど、基本的な予防法が紹介されています。
イラク・シリア人道危機対応支援:生活再建の第一歩
2020年3月26日 22:00
- ©PWJ
JPF加盟NGO ピースウィンズ・ジャパン Peace Winds Japan(PWJ)は、シリア国内で避難を余儀なくされた人々の支援を実施しています。
シリア危機勃発後から、身を守るため、シリア国内の幾つもの街を、5年間も転々としてきたノワさん家族。
「何年も移動し続ける生活に家族は疲れ、仕事もないので家賃を払うこともできなくなりました。家は壊れていて、直すための費用もありませんでしたが、家に帰ることにしました。家を修繕するための支援を得られるように願っていました。」
ノワさん一家の住居はPWJと、シリア国内の現地提携団体の協力で必要な修繕が施され、普通の暮らしができる状態に戻りました。そして子どもたちは学校に通い始め、夫のアフタブさんは仕事を探すように。
安心できる住居があることは、人々の生活再建の第一歩となります。
「やっと自分たちの家に帰ることができた。」
ノワさんは、そう喜びの気持ちを話してくれました。
▼PWJの活動報告はこちら
https://peace-winds.org/activity/syria/17403
※シリアの現地情勢を考慮して写真を加工し、関係者に危険や不利益がおよばないよう活動地域の詳細は伏せ、名前は仮名を使用しています。
レバノン・アールサールから届いたプレゼント
2020年2月18日 15:00
JPF加盟NGO パルシック(PARCIC)は、レバノン北東部アールサールに滞在するシリア難民に対する越冬支援を実施しています。
同地では、冬には雪が積もり、氷点下まで気温が下がるため、テント生活を送る人々に灯油や食糧の配布などの支援を行っています。PARCICでは、物資配布の様子を動画で紹介しています。
https://youtu.be/G0aqsUc6Et8
ところで、アールサール難民キャンプに暮らす子どもたちからJPFに、感謝の気持ちのこもったプレゼントが届きました(写真参照)。JPFや加盟NGOの支援活動が、子どもたちにもしっかりと届くように、これからも、ひ益者の方に寄り添った支援を続けていきます。
【イラク・シリア人道危機対応支援: 冬を迎えるシリア難民への支援キャンペーン『THINK ABOUT A REFUGEE』実施中! 美術家・奈良美智さんデザイン協力の「キャンペーンカード」で支援の輪を広げよう】
2020年1月6日 11:00
2019年3月、奈良美智さんは、ジャパン・プラットフォーム(JPF)企画「JPF×ART Project」 でヨルダンを訪問。シリア難民キャンプやアンマン市内で暮らす、シリア人家族や子どもたちと時間を過ごしました。
「難民問題という大きなくくりではなく、家族という小さな単位で見ている」と奈良さん。
出会った子ども一人ひとりに思いを馳せながら、『THINK ABOUT A REFUGEE』キャンペーンのためのカードデザインにご協力くださいました。
本キャンペーンは2月末まで実施中です。多くの皆さまのご参加をお待ちしております!
★JPF『THINK ABOUT A REFUGEE』キャンペーン★
紛争による難民や自然災害による被災者のため、国内外で緊急人道支援を届ける日本の43の加盟NGOと共に活動するJPFは、期間中「イラク・シリア難民人道危機対応支援」にご寄付くださった方、JPFの活動を継続的に支え難民に寄り添う支援となる「マンスリーサポーター」に入会くださった方で、ご希望される方に先着で奈良さんがデザイン協力くださったグリーティングカード(2枚セット)を贈呈します。
私たち一人ひとりにできる小さなことは、関心を持ったり、それを誰かに伝えたりすること。
ぜひ2枚目は大切な誰かにお送りいただき、奈良さんのメッセージの輪を広げる仲間になってください。
【時期】 2019年11月15日(金)~2020年2月29日(土)
※カード贈呈は無くなり次第終了となります
【対象者】
・JPF「マンスリーサポーター」に入会くださった方
・JPF「イラク・シリア人道危機対応支援」プログラムにご寄付くださった方
▼詳しくはこちら
JPF×ART Project(『THINK ABOUT A REFUGEE』 特設ページ)
https://www.japanplatform.org/contents/narayoshitomo_thinkabout/
▼JPF×ART Projectについて
https://www.japanplatform.org/contents/narayoshitomo_syria/
PWJによるシリア国内の学校修繕事業
2019年12月11日 19:30
- 修繕前の教室 ©PWJ
- 修繕後の教室 ©PWJ
JPF加盟NGO ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、シリア国内において現地提携団体と協力して、学校修繕の事業を実施しています。そのうちの一つが完成しました。
きれいになった学校では、子どもたちが勉強を始めています。より多くの子どもたちが学校で学び、遊ぶだけでなく、心が癒されるようになることを願います。
▼PWJの報告はこちら
https://peace-winds.org/activity/syria/17068
レバノンに滞在するシリア難民の越冬支援
2019年11月12日 18:00
- アールサール難民キャンプの積雪の様子1 ©PARCIC(提携団体URDA提供)
- アールサール難民キャンプの積雪の様子2 ©PARCIC(提携団体URDA提供)
- アールサール難民キャンプの積雪の様子3 ©PARCIC(提携団体URDA提供)
JPF加盟NGO パルシック(PARCIC)は、レバノン北東部のアールサールに滞在するシリア難民を対象とした越冬支援を実施しています。
PARCICが活動するアールサールは、標高1,500メートルに位置し、灼熱の中東というイメージからは想像できませんが、冬は厳しい寒さとなり、雪も降り積もります。レバノン政府は非正規滞在者の取り締まりを強化し、コンクリートで補強されたテントを強制的に撤去し、代わりに設置されたテントは、政府基準に沿った、細い角材の枠組みをビニールシートで覆い、内側に断熱材を張り付け、下に段ボールと絨毯を敷いただけのものとなっています。
アールサールでは、シリア難民の就労も限られているため、日々の食糧のために9割の世帯が借金をし、6割が食事の回数を減らして、何とか生活を続けている状態です。ある少女は、「肉を食べることは夢みたいなもの」と語っています。食事や栄養も十分に摂ることが困難な中で、追い打ちをかけるように、これから厳しい冬がやってきます。
上記のテントで暮らすシリア難民にとって、暖を取るための燃料などの物資は、節約しても1か月あたり1万8,000円はかかります。一方で、シリア難民1人あたりの世帯収入は1か月2,900円ほどしかありません。
このような状況下で、越冬物資の配布による支援は、彼らが少しでも安心な暮らしを送るために、欠かせないものとなります。
どうか多くの皆さまによるご支援をよろしくお願いいたします。
▼PARCICの活動はこちら
https://www.parcic.org/report/syrian-refugees/syrian_refugees_lebanon/15559/
JPF「イラク・シリア人道危機対応支援」:難民や国内避難民への支援を継続中
2019年10月30日 23:30
- ©JPF
JPFは、加盟NGOとともに、2012年11月よりシリアの国内避難民及び周辺国(イラク、トルコ、ヨルダン、レバノン)に逃れた難民の支援を、2014年6月からはイラクの国内避難民に対する支援を実施しています。
壊滅的な街で暮らす国内避難民に対して、食糧、水、生活物資の提供を行い、周辺国の難民キャンプやホストコミュニティで暮らす人々には、子どもの保護、生活支援、教育支援などを行っています。
▼イラク・シリアのプログラム報告を含むJPF2018年度年次報告書はこちら
https://www.japanplatform.org/lib/data/report/2018_ar.pdf
アズラック難民キャンプから、黒帯テコンドー選手
2019年9月8日 15:41
ヨルダンのアズラック難民キャンプの、シリア人黒帯テコンドー選手Wael Fawaz Al-Farrajさんのレポートです。
▼レポートはこちら
http://bit.ly/2ZT4iRq
イラク・シリア人道危機対応支援:子どもたちに安全な暮らしを
2019年9月5日 19:30
- 紛争により避難したテントで勉強するシリアの子ども ©WVJ
- 紛争により避難を余儀なくされた子どもたち ©WVJ
ジャパン・プラットフォーム加盟NGO ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、紛争による被害を受けたシリア南西部において、子どもの保護などの支援事業を開始しました。
WVJの支援事業では、子どもたちの学ぶ教育施設の修復や紛争のストレスを受けた子どもたちの回復のための心理社会的支援などを行います。事業の実施により、子どもたちのストレスが緩和され、将来への希望を見出すきっかけとなっていくことを願います。
▼WVJの活動報告はこちら
https://www.worldvision.jp/news/works/cee/20190828.html
イラク・シリア人道危機対応支援:安全な暮らしを取り戻せるように
2019年8月8日 19:30
- シリアの一般的な集合住宅 ©PWJ
- 伝統的なアーチ形の白と黒の模様を施した家屋 ©PWJ
ジャパン・プラットフォーム加盟NGO ピースウィンズ・ジャパン Peace Winds Japan(PWJ)は、シリア国内で避難を余儀なくされた人々の支援を実施しています。
避難先から住んでいた場所に戻っても、家は戦闘により破壊され、安全に暮らすことのできない状況が多く見られます。PWJは、シリア国内の現地提携団体と協力し、破損した家屋の修繕支援を行っています。シリアの人々が我が家での安全な暮らしを再開することを願ってやみません。
▼PWJの活動報告はこちら
https://peace-winds.org/activity/syria/16313
主演の少年はシリア難民:映画『存在のない子供たち』 全国の劇場で順次公開
7月27日 22:00
主人公の12歳の少年は、中東の貧民街で生まれ、両親が出生届を提出しなかったことから、誕生日も知らず、法的には存在せず、学校にも通えず、路上で物を売るなど、劣悪な生活環境を強いられます。少年は、両親を訴えます。その罪は「自分を産んだこと」。
主演の少年は、2004年にシリアで生まれ、国内の治安悪化により、2012年に家族とともにレバノンに逃れました。貧しい生活の中、十分な教育も受けられず、10歳からはスーパーマーケットなどで働いて家計を助けました。2018年には第三国定住が認められ、ノルウェーに移住しています。
▼作品の情報はこちら
http://sonzai-movie.jp/
6/24 22時~ NHK BS1「国際報道2019」:JPF×ART Project 「奈良美智さんシリア難民の生活を体験」
2019年6月24日 15:36
- ©JPF
6月24日(月)、NHK BS1「国際報道2019」(22:00~22:40)の後半、ジャパン・プラットフォームの JPF×ART Projectでヨルダンの難民キャンプを訪問した奈良美智さんのインタビュー等が放映されました!
▼国際報道2019についてはこちら
http://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/bs22/index.html
6/24 22時~ NHK BS1「国際報道2019」:JPF×ART Project 「奈良美智さんシリア難民の生活を体験」
2019年6月22日 19:30
6月24日(月)、NHK BS1「国際報道2019」(22:00~22:40)の後半、奈良美智さんのヨルダン訪問の様子やインタビューを放映予定です。
お見逃しなく!
radikoで1週間聴けます! 6/19 J-Wave「JAM The World」:JPF×ART Project 「奈良美智さんシリア難民の生活を体験」
2019年6月19日 17:03
本日19日、#jwave #jamtheworld(19:00~21:00)では、ナビゲーター安田菜津紀さんと奈良美智さんとの対談がオンエアされます。
対談の時間は、20:20~20:40頃の予定です。
6月20日は「世界難民の日」。
奈良さんのヨルダンでのシリアの人々との出会いや、日本からできることなどについて、安田菜津紀さんが引き出してくださいます。
KYODO NEWS ”Contemporary Japanese artist Nara wants to raise awareness of refugees”:JPF×ART "A Conversation with Yoshitomo Nara: Experiencing the Life of Syrian Refugees"
2019年6月18日 14:07
NHK WEBニュース「シリア難民の今は 現代美術家の奈良美智さんが語る」:JPF×ART「奈良美智さんシリア難民の生活を体験」
2019年6月18日14:06
週末6/15土に開催した、JPF×ART「奈良美智トークイベント:シリア難民の生活を体験」の後、NHK WEBニュースにその様子が掲載されました。
奈良さんは、「自分ができる範囲で考え、寄り添うことが大切」と話してくれました。
https://www.japanplatform.org/contents/narayoshitomo_syria/
今後のメディア掲載のお知らせ:JPF×ART企画「奈良美智トークイベント:シリア難民の生活を体験」
2019年6月17日 15:30
- ©JPF
6月15日開催(世界難民の日Week)JPF×ART企画「奈良美智トークイベント:シリア難民の生活を体験」は、150人以上の満席となり、大盛況のうちに終了いたしました。ご参加くださった皆様、雨の中お越しいただき誠にありがとうございました。
今後のメディア掲載について、以下のとおりお知らせいたします。なお、状況により変更する可能性がございますこと、予めご了承ください。
・6月17日(月)16:54~17:20 テレビ東京、「夕方サテライト」内
・6月18日(火)22:00~22:40 NHK BS1、「国際報道2019」内
・6月19日(水)19:00~21:00 J-Wave、「JAM The World」内(20:20頃~20:40頃) 安田菜津紀さん×奈良美智さん対談
その他のメディア掲載は、随時ウェブサイトにアップデートいたします。 引き続きご確認いただければ幸いです。
キャンセル待ちをしてくださり、ご参加が叶わなかった方、改めてお詫び申し上げますとともに、関心を寄せていただき御礼申し上げます。当日上映した動画や、当日の様子は、今後、JPFウェブサイトにてアップしてまいります。
https://www.japanplatform.org/contents/narayoshitomo_syria/
明日開催! JPF主催「奈良美智トークイベント:シリア難民の生活を体験」
2019年6月14日 19:30
- ©JPF
明日6月15日(土)、ジャパン・プラットフォーム(JPF)主催のJPF×ART企画「奈良美智トークイベント:シリア難民の生活を体験」を開催します!
※多数のお申し込みをいただき、誠にありがとうございました。すでに満席となり、キャンセル待ちの申し込みも締め切りとさせていただきました。どうかご了承ください。
イベントでは、奈良さんがヨルダンの難民キャンプとホストコミュニティを訪問した時の様子を初公開します!
奈良さんのソロトークでは、ご本人が撮影した写真などをお見せしながら、現地での難民との出会いや感じたことを、会場の皆さまと共有していただきます。
オープンパネルトークは、現地で活動するJPF加盟NGOスタッフなども加わり、会場の皆さまのご質問をいただきながら、奈良さんともお話いただけるインタラクティブな時間となります。
▼イベントの詳細はこちら
https://www.japanplatform.org/info/2019/05/162349.html
今回、残念ながら、ご来場いただけない皆様には、下記ウェブサイトにおいて、イベント当日の様子や、今後のJPF×ARTの活動を随時更新していきますので、ぜひご覧いただければ幸いです。
https://www.japanplatform.org/contents/narayoshitomo_syria/
満席御礼! JPF主催「奈良美智トークイベント:シリア難民の生活を体験」
2019年6月12日 22:00
- ©JPF
6月15日(土)にジャパン・プラットフォーム(JPF)が主催するJPF×ART企画 「奈良美智トークイベント:シリア難民の生活を体験」まで、あと3日となりました!
※多数のお申し込みをいただき、誠にありがとうございました。すでに満席となり、キャンセル待ちの申し込みも締め切りとさせていただきました。どうかご了承ください。
イベント当日は、奈良さんがヨルダンの難民キャンプとホストコミュニティを訪問した時の様子を初公開します!
奈良さんのソロトークでは、ご本人が撮影した写真などをお見せしながら、現地での難民との出会いや感じたことを、会場の皆さまと共有していただきます。
オープンパネルトークは、現地で活動するJPF加盟NGOスタッフなども加わり、会場の皆さまのご質問をいただきながら、奈良さんともお話いただけるインタラクティブな時間となります。
▼イベントの詳細はこちら
https://www.japanplatform.org/info/2019/05/162349.html
今回、残念ながら、ご来場いただけない皆様には、下記ウェブサイトにおいて、イベント当日の様子や、今後のJPF×ARTの活動を随時更新していきますので、ぜひご覧いただければ幸いです。
https://www.japanplatform.org/contents/narayoshitomo_syria/
シリア難民の苦闘を描く:ドキュメンタリー『セメントの記憶』(TASTE OF CEMENT)
2019年5月3日 19:30
長年にわたる内戦を経て、現在、レバノン(Lebanon)の首都ベイルートでは超高層ビルの過度な開発が進められています。そのような超高層ビルの建設現場には、シリア内戦で家を失った多くのシリア難民の姿も見られます。
レバノンへの出稼ぎから帰ってきた父との思い出、内戦で破壊された家屋、がれきの中から救出される人々など、一人の労働者の回想を交えながら、シリアを亡命した劣悪な労働環境下で働くシリア人労働者の現実を描くドキュメンタリーです。
▼作品の情報はこちら
https://www.sunny-film.com/cementkioku
イラク・シリア人道危機対応支援:食糧キットでシリア人の家族に笑顔を
2019年4月12日 19:30
ジャパン・プラットフォーム(JPF)加盟NGO ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)はJPF助成事業として、シリアの現地提携団体との協力によりシリア人家庭に食糧キットを配布しています。
食糧キットには、米、豆、小麦粉、チーズ、缶詰等が入っています。特に小麦粉は、シリアなどの中東地域の代表的な主食であるホブス(日本で「ピタパン」として知られているものに似た平たいパン)を作るために必要です。その他、シリア人の家族団らんに欠かせない紅茶も配布されています。
あるシリア人男性は、食料品店で働きながら、たった一人で両親と10人の兄弟を養っています。彼は、「食糧キットはとても助かります。節約できた分でほかに必要なものを買うこともできます。何より、食糧キットは家族みんなを笑顔にします」と語ってくれました。
イラク・シリア人道危機対応支援:残忍な行為による恐怖に避難を続ける人々~国連機関による警鐘~
2019年3月2日 23:30
国連人道問題調整事務所 - OCHAは、先週1万3000人もの人々が、シリア東部のDeir-Ez-Zor州から保護キャンプへ避難してきたと報じました。
OCHA報道官のJens Laerke氏は、報道関係者に対して、到着した人々の約9割は女性や子どもが占めており、彼らは疲労困憊し、空腹や病気に苦しんでいると話しました。昨年12月以降、Deir-ez-ZorのHajin地区とDer Ezour, Al Baghouz地区から約4万5,国連はレポートの中で、「現地の人々は、日々残虐な行為に晒されており、女性や子ども、高齢者などは、個人の状況に応じたそれぞれの特別ニーズを持っている」と警告しています。
▼国連によるレポートはこちら(英語)
https://news.un.org/en/story/2019/03/1033882
イラク・シリア人道危機対応支援:テロリストにより阻まれる支援~国連機関による警鐘~
2019年2月8日 19:00
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR, the UN Refugee Agency)のAndrej Mahecic報道官は、先日ジュネーヴで報道関係者に対し、紛争の影響によって1万人以上の人々がシリア東部に位置するHajinから避難していると話しました。
昨年12月より、2万3,000人以上の人達が、Al Holキャンプに避難しており、今後も避難者が増えることが予想されています。
Hajinから避難した人々は、激しい戦闘や、イラク北部やシリアを広く支配していたISILやDa'esh等の過激派により安全な避難を妨げられていると話しています。
空腹や寒さの中、支援を必要としている女性や子どもに支援が届いていない可能性もあり、12月初旬から、既に30人近くの子どもや新生児の死亡が確認されています。
また、世界保健機関(World Health Organization (WHO))のChristian Lindmeier報道官も、このような状況が続くことで、多くの家族の命を脅かす危険があると話しています。
▼国連による記事はこちら(英語)
https://news.un.org/en/story/2019/02/1031782
イラク・シリア人道危機対応支援:JPF加盟NGO PWJが現地で食糧を配布~戦闘下で生きる人々に目を向けて~
2019年1月10日 19:00
ジャパン・プラットフォーム(JPF)加盟NGO ピースウィンズ・ジャパン Peace Winds Japan(PWJ)は、JPFの助成事業として、紛争下で生きる人々に食糧を配布しています。
シリアでは、避難先からもとの場所に戻る人々も見受けられるようになりました。しかし、帰還先は激しい武力紛争により、建物やインフラ設備が破壊され水や食糧を手に入れるのが非常に難しくなっています。
食糧を受け取った家族は、「この食糧が私たちにとってどれだけ意味のあることか、想像もできないでしょう。とっても嬉しいわ。とてもじゃないけれど、これだけの食糧を買うことはできないから。」と話します。
JPFは、様々な特徴や専門性を持つ加盟NGOと連携・協力しながら現地のニーズに基づいたきめ細やかな支援を実施しています。
▼PWJによる記事は、こちら
https://peace-winds.org/news/activity/report/syria/14752
イラク・シリア人道危機対応支援:凍えるような寒さに震える子ども達~国連機関が警鐘~
2018年12月11日 19:05
国連児童基金(UNICEF)は、イラク北部で避難生活をしている人々のうち、15万人を越える子ども達が凍えるような寒さにより命の危機に晒されていると警鐘しました。
現地で支援を行うUNICEFの運営責任者 Peter Hawkins氏は、昨月発生した鉄砲水の影響で現地の状況は悪化し、子ども達が低体温症や呼吸器疾患を発症する恐れがあるとして注意をはらっています。
昨日、ノーベル平和賞を受賞したナディア・ムラド氏もイラク北部でテロリストグループによって人身売買や性的暴力の被害に遭いました。
その後、性的暴力から人々を守るために人権活動家となり、昨日ノーベル平和賞を受賞しました。
現地で生活を続けている子ども達は、凍えるような寒さに加え、このような危機にも直面しています。
▼国連による記事の詳細はこちら(英語)
https://news.un.org/en/story/2018/12/1028091
イラク・シリア人道危機対応支援:JPF加盟NGO団体 PWJが現地で住居修繕支援
2018年11月2日 19:00
ジャパン・プラットフォーム(JPF)の加盟NGO団体ピースウィンズ・ジャパン Peace Winds Japan(PWJ)は、JPFの助成事業として、現地イラクでの住居修繕支援を実施しています。
シリア国内では、空爆など激しい戦闘で家が壊され、避難を余儀なくされた人々が、かつて住んでいた家に戻り始めています。
しかし、激しい戦闘で避難した人々は、一家の働き手を失ったり、避難中のため仕事ができないなどの理由から、経済的にも苦しめられ、家の修繕費を支払うことが難しい状態です。
9月には、PWJ提携団体のエンジニアリングチームが、支援を希望する各家庭を訪問し、建物の損壊状況の調査を開始。
家の人たちと一緒に、間取りや元の状態を確認し、どのような修繕が必要か調べた上で支援を実施します。
支援対象は、女性の世帯主、収入がない、高齢者や子どもがいるなど、より生活環境が厳しい状況に置かれている世帯から選び、支援を実施します。
これから雨季を迎え、現地では厳しい寒さに見舞われるため、人々が安心して暮らせる安全な空間が必要になり、一日も早い家の修繕が必要になります。
イラク・シリア人道危機対応支援:1人でも多くの子ども達が教育を受けられるように ~JPF加盟NGO PARCICが現地で子ども達の就学支援を開始~
2018年10月10日 19:00
ジャパン・プラットフォーム(JPF)加盟NGOの特活 パルシック(PARCIC)が、JPF助成事業として、トルコの村の半数以下の子ども達しか学校に通えていない地域で、学習支援を開始しました。
学校が遠い、入学のための手続きが分からない、入学に必要な身分証明書が取得できない、親が就学に消極的など、様々な理由から学校に通えない子ども達に対して、1人でも多くが通えるように支援しています。
学校に行っていない子ども達にとっては、同年代の子と遊ぶことでさえ新しい体験であり、チャレンジでもあります。
PARCICは、学校や政府機関、他のNGOと協力して、子ども達の就学に向けて活動していく予定です。
イラク・シリア人道危機対応支援:JPF加盟NGO ピースウィンズ・ジャパンが現地で食糧支援を実施
2018年9月21日 19:00
ジャパン・プラットフォーム(JPF)加盟NGO団体 ピースウィンズ・ジャパン Peace Winds Japan(PWJ)は、JPFの助成事業としてシリア国内の提携団体とともに、現地での食糧配布事業を実施しています。
家計の負担を減らし、十分な量の食糧が得られるように、戦闘により負傷した人、女性や子ども、お年寄りなど、特に弱い立場に置かれている方々を対象に、米やパスタ、小麦や豆等の主食、ミート缶などの保存のきく食糧を食糧キットとして配布しています。
現地では「食糧キットを配布してくれて、感謝しています。職を失い、住んでいた家も町も離れなくてはならなくなってから、食べ物を買うことがとても難しくなりましたから。」などの声が出ています。
イラク・シリア人道危機対応支援:JPF加盟NGO JENが国内避難民を対象に給水活動を実施
2018年8月28日 18:00
ジャパン・プラットフォーム(JPF)加盟NGO JENは、JPF助成事業として、イラク北西部ニネワ県で国内避難民を対象に、トラックを使った現地への給水事業を実施してきました。
武装勢力によって占拠され、古くからこの地に暮らしていた現地の人々は、異教徒として狙われ、シンジャール山の山頂近くにかろうじて逃れました。以来、吹きさらしの山上で、恐怖と飢えや乾きに苦しみながら、避難生活を送っています。
「JENの給水がなければ、とても生き延びることができなかった」
現地の方々からは、多くの感謝の声をいただきました。
現地の様子を伝えるJENのブログはこちらから
http://jenhp.cocolog-nifty.com/jen_iraq/2018/08/post-2d5c.html
JPF加盟NGO IVYが、イラクで子ども達への教育支援を実施
2018年7月26日 17:30
ジャパン・プラットフォーム(JPF)加盟NGO 認定NPO法人 IVYが、JPFの助成事業として、イラクへ帰還した子ども達への教育支援を実施しています。
戦争によって破壊されてしまった小学校を再建し、再び学校で学べる機会を提供することで、子ども達の将来への希望を育みます。小学校は、秋からの新学期に間に合うように現在、建設中です。子ども達が再び学校に通える日が来るのが待ち遠しいですね。
※JENは2018年7月にイラク北西部での活動を終了。以後もシンジャール山に暮らす人々の最低限の基本ニーズである給水が継続されるよう、事業はしっかりと他団体に引き継がれました。
WVJ、紛争で大きな被害を受けた北部の都市モスルで、教育支援事業を開始
2018年6月25日 10:00
ジャパン・プラットフォーム(JPF)加盟NGOの ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)が、イラク・モスルで教育事業を開始しました。詳細はWVJのブログをご覧ください。
・・・・・・・・・・
イラク北部のモスルでは、2013年後半から始まった紛争により、学校施設が破壊され、学習スペースや教材・学用品も不足するなど、教育の環境と質が著しく悪化しました。武装勢力の支配下に置かれた2014年8月以降の約3年間は、モスルの学校では暴力的価値観が教えられ、多くの子どもたちが教育を受ける機会を奪われました。(続きはWVJのウェブサイトで)
https://www.worldvision.jp/news/works/cee/20180525.html
イラク北部 で豪雨被災者を支援、PWJ
2018年6月21日 18:41
ジャパン・プラットフォーム(JPF)加盟NGОの ピースウィンズ・ジャパン Peace Winds Japanは5月、イラク北部ドホーク州において、連日の豪雨により家が浸水した方々や学校や親戚の家に避難せざるを得なくなった方を支援しました。
そのようすを、ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)がウェブサイトで紹介しています。
・・・・・・
PWJはイラク北部にて紛争の影響を受けた人々に対し、学校建設などの教育支援、給排水設備や配電網など基礎インフラ整備支援を行っています。また、イラクではこれから40度、時には50度を超す厳しい夏を迎えます。PWJでは人々が厳しい夏を無事に越せるよう、生活物資配布による越夏支援も実施していきます。 続きはPWJのウェブサイトで。
http://peace-winds.org/news/activity/report/iraq/12936
シリア難民をテーマにした写真展
2018年6月15日 18:00
ジャパン・プラットフォーム(JPF)の支援プログラム「イラク・シリア人道危機対応支援」で活動中の AAR Japan[難民を助ける会]のトークショーと、フォトジャーナリスト・川畑嘉文さんのシリア難民をテーマにした写真展が開催されます。
・2018年6月30日(土)13:00-14:00
・会場:キヤノンギャラリー銀座(東京都中央区銀座3-9-7)
・写真展:フォトジャーナリスト・川畑嘉文さん
トークショー:AARトルコ事務所代表の景平義文氏
シリア危機勃発から7年、難民の状況の変化と現状を知ることができそうです。
https://www.aarjapan.gr.jp/join/event/2018/0630_2538.html
お時間があれば、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
アップデート/イラク・シリア人道危機対応支援
2018年5月28日 18:00
- ©ADRA
ジャパン・プラットフォーム(JPF)はこのたび、イラク・シリア人道危機対応支援プログラムに関する情報をアップデートしました。JPF加盟NGOの 特定非営利活動法人パルシック/ PARCIC、 AAR Japan[難民を助ける会]、 国際協力NGO アドラ・ジャパン(ADRA Japan)が事業を展開しています。
写真は、ADRAが展開している2017年度の教育事業の様子です。この教育がいつか紛争を無くす道を生み出しますように 。
今日は何の日?イラク・シリア人道危機対応支援
2018年4月29日 10:00
突然ですが、本日4月29日は何の日かご存じでしょうか。国連は、今日4月29日を「化学兵器による全ての犠牲者を追悼する日」と定めています。化学兵器は、いかなる場合であっても、その非人道性・残虐性から化学兵器禁止条約などの国際法で使用が禁止されています。しかしながら、シリアでは今月10日にその使用の疑惑が持ち上がり、世界的にも注目されました。ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、人道支援団体として、これまで化学兵器の使用により犠牲となった全ての方にご冥福をお祈りいたします。また、様々な分野で専門性をもつ加盟NGO団体とともに、化学兵器の使用が疑われているイラク・シリアなどの人道危機の現場での人道支援活動を実施してまいります。
シリア難民の子どもたちへ 給食配布がスタート ~現地からの声~
2018年4月24日 17:30
ジャパン・プラットフォーム(JPF)の加盟NGOである特定非営利活動法人パルシック/ PARCICは、JPFの「イラク・シリア人道危機対応」事業において、子どもの保護や食糧の配布といった事業を実施しています。
昨年の10月から事業を開始し、初めての学期末を迎えました。子供たちへの教育支援に加えて、食糧支援の一環として、子供達へサンドイッチを配布しています。サンドイッチを受け取った子どもたちは、笑顔を浮かべ、空腹に苦しむことなく授業に取り組んでいます。子ども達が受ける初等教育課程では、主にアラビア語や算数、英語、理科、社会のほか、美術や体育、イスラム学といった幅広い科目を勉強しています。
▼PARCICによる「現地レポート」はこちらから
https://www.parcic.org/report/syrian-refugees/lebanon_education/12833/
御礼【JPFへチャリティ募金をいただきました】
2018年4月20日 12:00
ジャパン・プラットフォーム(JPF)の石崎です。
4月15日、西麻布の一流イタリアンレストラン「オステリア ・トット」さんで行われた「日本酒✖️オステリア・トット イベント vol.3」に参加させていただきました。この中で、JPFに対するチャリティ募金の贈呈式が! 銀座三丁目の一流画廊「枝香庵」さんで、石井かほり監督の能登杜氏四天王のドキュメンタリー映画「#一献の系譜」の上映会が開催され、石井かほり監督からJPFに対して温かいお心遣いのチャリティ募金を頂戴致しました。国内外とも紛争や自然災害が依然として後を絶たず、海外ではイラクシリアやミャンマーの難民支援等に、大切に使わせていただきます。ありがとうございました。心より御礼申し上げます。
さて、会の中では、石井かほり監督からの素材とお酒の強烈なオファーに対する根本岳シェフの真っ向からの対峙が見所。会の最初〜終わりまで、お二人に加え参加者の方々も乱入しての、丁々発止のバトルが展開され盛り上がりました。詳しくは石崎のブログをご覧ください。
フォトジャーナリスト 安田菜津紀さんの写真展にお邪魔しました
2018年4月19日
フォトジャーナリストの安田菜津紀さんが、オリンパスギャラリー東京で開催していた「写真展/トーク: The Voice of Life 死と、生と」にお邪魔しました。写真展では、ジャパン・プラットフォーム(JPF)が「イラク・シリア人道危機対応」として支援を展開しているシリア難民の様子や、東日本大震災で被災された方の写真も写し出されていました。
http://www.yasudanatsuki.com/event/
オリンパスギャラリー東京での写真展は終了してしましたが、今週末に、JPFの加盟NGO団体の1つである「国境なき子どもたち(KnK)」主催の写真展「君とまた、あの場所へーシリア難民の子どもたちー」でトークショーにも登壇します。現地で撮影してこられた写真だけでなく、実際の現地の様子などもお話されますので、今回見逃してしまった方はぜひ、ご参加下さい。
▼KnK主催の写真展の詳細はこちら
http://knk.or.jp/ev180323/
シリア首都ダマスカス近郊の東グータ地区 化学兵器による空爆か-ハフポス
2018年4月11日 17:30
内戦が続くシリアの首都ダマスカス近郊の東グータ地区で7日、化学兵器による空爆により子どもを含む49人が呼吸困難などの症状で死亡した疑いがあると世界的に報じられました。
最新の国連人道問題調整事務所 - OCHAの報告によると、紛争により故郷を追われ、支援を必要としている人は世界中で130万人以上にもなり、21世紀最大の人道危機と言われています。
ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、未だ終結の糸口の見えないこれらの紛争により、故郷を追われ、難民キャンプで生活する人々の生活を支援しています。
太陽光発電、難民たちの生活の質の向上をめざす/AFP
2017年12月1日 23:11
ヨルダン北部にある数万人のシリア難民が暮らすザータリ(Zaatari)難民キャンプで11月13日、難民たちの生活の質の向上を目的とした太陽光発電所が開設され、この太陽光発電所は難民施設に設置されたものとしては過去最大とAFPが伝えています。
記事の一番下にある、シリア難民3万5000人が生活するアズラク(Azraq)難民キャンプで稼働した発電能力2メガワットの太陽光発電所は、JPFスタッフも10月、見せていただきました。再生可能エネルギーで電力がまかなわれる世界初の難民キャンプだそうです。
イラク北東部国境付近で発生した地震について情報収集中
2017年11月13日 11:28
ジャパン・プラットフォームは、現地時間11月12日午後9時18分(日本時間13日午前3時18分)、イラク北東部国境付近(イラク・ハラブジャの32km南)を震源として発生した、マグニチュード7.3、震源深さ23.2Km※の地震による被災状況と、日本からの支援の必要性・可能性について情報収集中です。
※USGS(米国地質調査所)
AAR Japan/10/7(土)トルコ家庭料理作り&トルココーヒー占い体験
2017年10月2日 23:00
「楽しいイベントを実施して国際協力に貢献すること」を目的に活動するJPF加盟NGOのAAR Japan(難民を助ける会)が10月7日(土)に、チャリティイベントを開催します。7日はトルコの家庭料理が学べるようですよ。
10/14シンポジウム、イラク・シリアNGOが来日
2017年8月17日 23:00
ジャパン・プラットフォーム(JPF)加盟NGOのAAR Japan(難民を助ける会)は10/14(土)、シリアNGOが来日し、シンポジウム「シリア紛争にみる人道支援の限界と挑戦」を開催します。
シリア国内での人々の暮らしなど、普段は聞くことができない内容を現地の方からうかがうことができる貴重な機会となりそうです。
レバノンにおけるJPFの助成事業をご紹介いただきました
2017年7月25日 17:00
逢沢一郎議員が、レバノンにおけるJPFの助成事業をtwitterで取り上げてくださいました。JPFの支援計画についてもお褒めいただき、大変うれしく思っております。
一層気を引き締めて努力してまいります。
IVYの支援活動(JPF助成事業)が朝日新聞に掲載
2017年6月7日 19:00
ジャパン・プラットフォーム(JPF)加盟NGOで、「イラク・シリア人道危機対応」プログラムで支援中の認定NPO法人 IVYの活動が、朝日新聞に掲載されました。
記事では、「内戦を逃れて学校に通えなくなっていた子どもたちに笑顔が戻った。」とし、IVYのプロジェクトマネジャー武田めぐみさんは「4年も5年も学校に通えなかった子どもたちが(未就学期間の)ギャップを埋めていければ」と話しています。
JPFの助成事業(政府資金)で難民の子が笑顔になる。とってもうれしいです。
イラクのシェルター建設支援で避難生活を改善、PWJ
2017年5月5日 17:00
国内避難民やシリア難民であふれるイラク北部で、マイナス10℃前後にもなる厳しい寒さにさらされるなど劣悪な環境を改善するためにシェルターを建設する支援活動を続けてきたジャパン・プラットフォーム(JPF)加盟NGOのピースウィンズ・ジャパン(PWJ)。シェルター入居から約3か月後にPWJが避難民に聞き取り調査を行ったところ、PWJのシェルターに入居後は、安心して暮らせているという声を聞くことができたそうです。詳しくはPWJのウェブサイトの報告をご覧ください。
イラク・モスルからの避難民状況アップデート 11
2017年4月7日 23:00
国連人道問題調整事務所(OCHA)の報告によると、昨年10月以降にイラク・モスルから脱出した国内避難民の数は、累積で39万2,000人を超えました。30万以上もの人々が現在も避難民です。詳細や避難民のニーズは、OCHAのレポートをご覧ください。
Syria Suffering: 6 Years On/OCHA
2017年4月6日 17:00
紛争から丸6年を過ぎたシリアでは、1350万人が人道支援を必要とし、280万人が後遺症の残る障害を負い、700万人が食糧を安定的に手に入れることができない状況です。
貧困に苦しむ人、学校に行けない子。現地の現状を、国連人道問題調整事務所 (OCHA)がイラストとともにわかりやすく発表しています。
シリア北部で66,000人の避難民発生-OCHA
2017年3月9日 23:00
国連人道問題調整事務所(OCHA)の5日付の報告によると、昨今の紛争により、シリア北部アルバーブで約66,000人が避難民となっています。また、アルバーブには不発弾や簡易手製爆弾が大量にあり、帰還や人道支援を試みることが困難だとも述べています。詳しくはOCHAのレポートをご覧ください。
JEN、シリア難民支援を報告
2017年2月27日 17:00
ジャパン・プラットフォーム(JPF)加盟NGO JENが、ザータリ難民キャンプで行っている下水道網プロジェクトの様子を報告しています。
下水道網プロジェクトは、学校、病院、モスク等の水道網をつなげるため、JENおよびキャンプ内でシリア難民を支援している他団体が2016年12月に始めた事業。シリア難民への仕事の提供にもつながっています。安全第一で進める事業の様子をご覧ください。
CCPが「パレスチナ料理とおはなし会」を大阪で開催
2017年2月9日 17:00
パレスチナ料理を召し上がったことはありますか?ジャパン・プラットフォーム(JPF)の加盟NGOである パレスチナ子どものキャンペーン(CCP)は、パレスチナ料理をお楽しみいただける会を開催するそうです。当日は、パレスチナ・シリア難民支援を行ってきた元駐在員によるお話しや美しいパレスチナ刺しゅう製品の展示販売もあるそうです。
イラク・モスルからの避難民状況アップデート 10
2017年1月28日 22:00
2014年以降、300万人以上が避難生活を余儀なくされているイラク。国連人道問題調整事務所(OCHA)が最近の避難民の様子、そして彼らを支援する人々の活動を、記事と写真で伝えています。
東京・中日新聞にJPFが紹介されました
2017年1月6日 23:00
1月6日付の東京新聞(暮らし面)・中日新聞に、シリアを支援する団体と寄付先としてジャパン・プラットフォーム(JPF)が掲載されました。
一緒に掲載された記事の中では、6年目に入っても終息のめどが立たないシリア内線で心に傷を負った子どもたちを紹介しつつ、そんな子どもたちを少しでも助けるために「お年玉の一部を寄付してみないか?」と日本の子どもたちに呼びかけています。
PWJのイラク現地ルポ/厳しい冬を安心して越せるように
2016年12月28日 13:00
ジャパン・プラットフォーム(JPF)の「イラク・シリア人道危機対応」事業の一環として、イラク北部のスレイマニヤ州で支援活動を行っているピースウィンズ・ジャパン Peace Winds Japan(PWJ)は、イラク国内避難民やシリア難民、地元住民などが安心して厳しい冬を越せるよう、11月より灯油の配布を開始しています。
配布当日の様子や、一人でも多くの人に届けるために国連機関や他の支援団体と調整していることなどを、PWJのウェブサイトで写真ととも紹介しています。
シリア/立教大学が上映会・講演会・写真展を開催
2016年12月16日 17:30
「シリア−戦火と愛の慟哭...その狭間を生きる命『シリア・モナムール』上映会・講演会」&「写真展」が立教大学で開催されます。写真や動画で、シリアの情勢とそこで生きる人々の生活ついて知ることができる機会となりそうです。
シリア難民をテーマにADRAが上映会
2016年12月8日 17:30
ジャパン・プラットフォーム(JPF)加盟NGOで、レバノンに暮らすシリア難民の子どもたちに教育支援をしている国際協力NGO アドラ・ジャパン(ADRA)が、難民について考える ドキュメンタリー映画の上映会をします。ゲストトークもあるそうです。
イラク・モスルからの避難民状況アップデート 9
2016年11月22日 13:10
国連人道問題調整事務所(OCHA)の最新の報告書によると、モスル市での戦闘が始まってから避難生活を余儀なくされている人の数が5万9,000人に達し(11月17日時点)、うち4分の3にあたる人々はイラク国内の避難民キャンプに身を寄せています。シェルター支援を必要とする人は70万人にのぼる可能性もあると予測される中、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は、既存のキャンプだけでなく新たに避難民を受け入れられるキャンプの整備を進めています。
イラク・モスルからの避難民状況アップデート 8
2016年11月21日 18:05
イラク治安維持部隊等によるモスルへの本格攻勢が始まってから17日でちょうど1ヶ月が経ちました。国連 (UN)の報告によると、前線の移動に伴い支配勢力が交替した地域から何千もの人々が避難し、緊急支援を必要としています。激しい戦闘の結果、支配勢力が後退した村々では水、電気などの基本的な生活インフラが大きく破壊しているだけではなく、病院施設もダメージを受けていて、傷病者に対して十分な治療が行えない状況にあります。
避難民の家族は戦闘に伴い食糧の蓄えを失っている上に大幅に上昇している食糧の価格などの影響を受けて、十分な食事をとることができていません。すでに5万9,000人もの人々が避難民となり、そのうちおよそ26,000人は子どもです。
イラク・モスルからの避難民状況アップデート 7
2016年11月15日 18:05
国連人道問題調整事務所(OCHA)の最新の報告書によると、イラク北部のモスルでの戦闘開始により、イラク国内に約5万4,312人(11月7日時点)を超える人々が避難民化し、人道支援を必要としています。
石油精製工場では火災が発生し、有毒な煙があがっています。これは25日~60日間に渡って続いており、14もの市町村が影響を受けています。健康や生活、環境に対する影響を考えると、今後大惨事になる可能性もあります。
イラク・モスルからの避難民状況アップデート 6
2016年11月4日 15:00
国連人道問題調整事務所(OCHA)の最新の報告書によると、イラク北部のモスルでの戦闘開始により、イラク国内に約1万8千人(11月1日時点)の人道支援を必要とする避難民が発生しています。
これらの避難民は、JPFの加盟団体である ピースウィンズ・ジャパン Peace Winds Japan(PWJ)が活動するデバガのキャンプにもきています。キャンプのみならず、キャンプ外の場所であるホストコミュニティでも、緊急支援物資の提供が開始されています。
イラク・モスルからの避難民状況アップデート 5
2016年10月27日 17:00
国連人道問題調整事務所(OCHA)のレポートによると、26日の時点で、戦闘開始からこれまでに約10,500人もの避難民が発生しており、緊急人道支援を必要とされています。既存の難民キャンプに避難できている人々は全体の34%程度で、人々は主に身寄りや親戚などのホストコミュニティを頼って避難生活を送っており、人道支援が必要な人々へのアクセスが困難な状況です。
イラク・モスルからの避難民状況アップデート 4
2016年10月26日 11:19
24日の国連人道問題調整事務所(OCHA)のレポートによると、戦闘初日に7,400人が避難民化したと報告されており、そのうち900人が200kmも離れたシリアのハサケ県に越境し難民化したとのことです。今回の本格的な攻勢が開始される前の2016年3月から、モスル及び周辺の村々からは既に14万人が戦闘を避けて避難民となっています。
主な避難先は、JPF加盟NGOのピースウィンズ・ジャパン Peace Winds Japan(PWJ) も活動を展開しているディバガ避難民キャンプに3万人強、ティクリートに7万人。マフムールにあるトランジットセンターには、3万人弱が留め置かれています。
イラク・モスルからの避難民状況アップデート 3
2016年10月25日 16:02
10月16日にイラク北部主要都市モスルを過激派組織から奪還する作戦が開始されたことが明らかにされてから1週間以上経ちました。
10月22日に出された国連人道問題調整事務所(OCHA)の最新のレポートによると、依然として5,000人以上の人がモスルから避難し、近隣に位置する国内避難民キャンプやホストコミュニティに身を寄せています。
イラク・モスルからの避難民状況アップデート 2: 最大100万人規模の避難民が発生する可能性
2016年10月21日 13:03
国連人道問題調整事務所(OCHA)の最新のレポートによると、イラクのアバディ首相が10月16日、イラク北部主要都市モスルを過激派勢力から奪還する作戦開始を明らかにしてから、これまでの3日間の間に5,640人が避難民となっています。
シリア難民、イラク国内避難民の人道支援を展開中のJENからのレポート
2016年10月18日 9:22
JPFは、2012年よりイラク・シリアの人道危機に対応するプログラム*を実施しています。活動中のJPF加盟NGOのひとつ、NGO JENからレポートが届きました。
私たち NGO JENはイラク北部でシリア難民およびイラク国内避難民の支援をしています。その事業地の一つであるシンジャール山は、2014年頃から武装勢力の支配から逃れてきた人々が暮らす場所となっていますが、支援が行き届かず、食べ物・水・住居などすべてが不足する厳しい生活が続いています。
イラク・モスル奪還作戦開始に伴い、市民の多数が難民・国内避難民化の恐れ
2016年10月17日 16:07
日本時間今朝、イラクのアバディ首相が、イラク第2の都市モスルを奪還する作戦を始めたと発表しました。
モスルや周辺には100万人を超える市民がいるとみられ、彼らが「人間の盾」とされる可能性もあり、難民・国内避難民の大量発生という、新たな人道危機に直面することが懸念されます。
イラク・シリア人道危機対応:越冬支援が始まりました
2016年10月13日 8:43
10月に入ってシリアはもちろん、難民が逃れている周辺国のトルコやヨルダンにも厳しい冬の足音がまた今年も確実に近づいています。
JPF加盟NGOの 特定非営利活動法人パルシック(PARCIC)、 ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)が10月から越冬支援を開始しました。
シリア報道関係者がJPF来局
2016年10月6日 21:29
10月5日、外務省による外国報道関係者招へいの一環として、シリアの報道記者がジャパン・プラットフォーム(JPF)に来局されました。
JPFや加盟NGOの活動についてのブリーフィングの他、特にシリアの情勢や同国におけるNGOの活動について活発な情報交換が行われました。
AAR Japan 佐賀事務所開設記念イベント「シリア-難民の現実と私たちにできること」
2016年9月19日 21:00
JPF加盟NGOの AAR Japan[難民を助ける会]が、佐賀事務所開設記念イベント「シリア-難民の現実と私たちにできること」を11/4に、佐賀県国際交流プラザにて開催します。
AAR Japan 大阪トークイベント「変わりゆく世界の難民問題 - シリア難民支援の現場から」
2016年9月18日 20:23
JPF加盟NGOのAAR Japan[難民を助ける会]が、世界の難民の潮流や、同団体のシリア難民支援現場から見える現代の難民の姿を伝えるトークイベントを、10/13に大阪大学中之島センターにて開催します。
”武器をとるより人道支援に携わる方がより良い道と思った”ー 短編ドキュメンタリー『ホワイト・ヘルメット』がアカデミー賞にノミネート
2016年9月17日 10:03
日々戦火におびえるシリアで、ボランティアとして救助活動を行う有志の団体「The White Helmets 」をご存じですか?
以前JPFのFacebookでも取り上げた、救助活動中に亡くなったボランティアのKhaled Omar氏や、当時5歳のオムラン・ダクニシュ君を救出したのもThe White Helmetsのメンバーでした。オムラン君が瓦礫の中から救助され、血まみれで茫然とした姿が世界中に衝撃を与えたことも、記憶に新しいと思います。
シリア内戦:米露の合意に基づく停戦、12日夜に発効
2016年9月15日 18:58
9月13日、在英のシリア人権監視団がシリア内戦の死者が30万人を超えたことを発表しました。
前日の12日夜、米国とロシアの合意に基づいて停戦合意が発効されており、同監視団によると停戦発効後は民間人の犠牲者は確認されていない模様で、この停戦をまず「維持する」ことが急務です。
幼いアラン・クルディ君の悲劇的な死から1年
2016年9月8日 17:46
2015年9月2日、当時3歳だったアランくんはシリアから逃れヨーロッパに向かう途中、家族と渡った地中海で、お母さん、お兄さんとともに亡くなりました。その遺体の写真に世界中が衝撃を受け、シリアでの人道危機に大きな注目が集まりました。
あれから1年。世界の人道状況に希望の兆しは見えるのでしょうか?
「このような悲劇はこれで終わりにしてほしい」と語ったアランくんのお父さんの願いもむなしく、毎日約2人の子どもがヨーロッパへ逃れる途中で命を落としているなど、あの衝撃的な日以降も減ることのない事実や数字がこちらで紹介されています。
中東報道関係者がJPF来局
2016年9月4日 9:48
8月30日、外務省による外国報道関係者招へいの一環として、イラク、カタール、ヨルダン、レバノンから4名の記者がジャパン・プラットフォーム(JPF)に来局されました。
JPFや加盟NGOの活動、「イラク・シリア人道危機対応」プログラムの支援内容を紹介した後、ザータリ難民キャンプにおける子どもの心理社会的ケアの詳細、東日本大震災の際にカタールフレンド基金が行った支援やそのインパクト、現在JPFが強化している福島の支援などについて、活発な質疑応答が行われました。
シリア難民による映像プロジェクト~IN TRANSIT~Sweet Dreams in a Ramadan Night
2016年9月2日 8:00
JPF加盟NGOの NGO JENは、8万人のシリア難民が避難生活を送るヨルダンのザータリキャンプで、難民自身が取材や提案を行いながら動画作成に携わるプロジェクトを展開しています。
ザータリキャンプでも人びとはラマダンを過ごします。人びとが断食後に最も楽しみにしているのはスイーツで、中でも、ハッサンが切り盛りするショップのスイーツは美味しいと評判を呼んでいます。
シリア難民による映像プロジェクト~IN TRANSIT~6 Rules of Ramadan Fasting
2016年8月28日 22:00
ザータリ難民キャンプ内のモスクで、イスラム教の指導者イマームに、ラマダン中の6つのルールについて教えてもらう映像です。皆さんは、いくつご存知でしたか。
JPF加盟NGOの NGO JENが8万人のシリア難民が避難生活を送るヨルダンザータリキャンプで、新しいプロジェクトをスタートしています。この映像は難民自身が、取材や提案を行っています。今後は撮影や編集の技術も習得する事を目指しています。
瓦礫に埋まった人々を仲間と一緒に救助している中亡くなったのは、多くの民間人の命を救ったヒーローでした
2016年8月28日 18:00
紛争地では、民間人に加えて医療や人道支援などの援助関係者の犠牲も絶えず、8月12日にシリアのアレッポでの空爆で命を失ったKhaled Omarさん(31)は有志の救助隊員で、多くの民間人の命を救ったヒーローとして知られていました。激しい空爆で瓦礫に埋まった人々を仲間と一緒に救助している中での悲劇でした。
シリア難民による映像プロジェクト~IN TRANSIT~ #4正義のマッチョ
2016年8月26日
2013年にシリアから家族とともにザータリ難民キャンプへ逃げてきたアリ。2年半前からザータリ難民キャンプ内のジムで、トレーナーとして、身体障がいや聴覚障がいを抱える人へのリハビリを行っています。
#難民映画祭 綿井健陽監督がトークゲストとして登壇
2016年8月25日 21:43
第11回目となるUNHCR難民映画祭に、『イラク チグリスに浮かぶ平和』の綿井健陽監督が、4都市でトークゲストとして登壇することが決まりました。詳細はリンク先よりご確認ください。
ほこりと血にまみれ茫然とするシリアの男の子(一部ショッキングな映像が含まれています)
2016年8月20日 12:19
ほこりと血にまみれ茫然と座るシリアの男の子の映像が、メディアやソーシャルメディアで広く拡散され、世界各地の人々が終わりの見えない戦闘に怒りの声を上げています。
第11回目となるUNHCR #難民映画祭 のご案内
2016年8月17日 7:00
今年で第11回目となるUNHCR難民映画祭。今年は東京、札幌市、仙台市、大阪市、そして16校の学校でも開催されます。
故郷を追われて以来、代々シリアに暮らしてきたパレスチナ難民は現在のシリア危機によって更なる避難を余儀なくされています。複数のパレスチナ人へのインタビューを通し、伝えられることの少ないパレスチナ難民の置かれた状況を知ることのできるドキュメンタリー映画『今はまだ、帰れない君へ』は10月10日(月)東京、イタリア文化会館で上映されます。
国連人道問題調整事務所(OCHA)・ 国際協力機構(JICA)共催「世界人道デー」記念イベントのお知らせ
2016年8月9日 7:22
8月19日に「世界人道デー」記念イベントが開催されます。
本イベント登壇者の、シリアやイラクで長年取材を続ける女性ジャーナリスト玉本英子氏についてぜひご覧ください。
シリア出身のオリンピック水泳選手
2016年8月8日 7:30
競泳女子200m自由形のシリア出身のオリンピック選手にも注目です。
~シリア出身のユスラ・マルディニ(18歳)。競技種目は200メートル自由形。
ユスラはシリア紛争から逃れ、トルコからボートでギリシャのレスボス島へと渡りましたが、途中ボートのエンジンが故障。唯一泳ぐことが出来たユスラと姉の2人が海に飛び込み、3時間半かけてボートを沿岸まで導きました。乗っていた人は全員無事だったそうです。
シリア難民による映像プロジェクト~IN TRANSIT~学校のとなりの雑貨店 #1
2016年7月10日 18:00
ザータリ難民キャンプにある小学校の校門のすぐ横に、小さな雑貨屋がある。モハメッド•ヒラーリ君15歳は、学校を退学し、この店で毎日働いている。
彼がなぜ学校を辞めて働いているのか、動画をご覧ください。
シリア難民による映像プロジェクト~IN TRANSIT 砂漠に咲いた花 #1
2016年7月6日 21:00
2012年7月、砂漠地帯に誕生したザータリ難民キャンプに3年4ヶ月前にやってきたアブドゥル•バサット君。無機質な色のない空間に彩りを添えようと、小さな庭をつくることを思いつき、白いカーネーションを植えます。
彼がなぜ白いカーネーションを植えたのか、そして今その白いカーネーションをみて何を想っているのか、動画をどうぞご覧ください。
シリア難民による映像プロジェクト~IN TRANSIT~#3シリアから持ってきたサッカーボール」
2016年6月22日 18:00
混乱の中シリアからたった一つサッカーボールを持って逃げてきた少年のストーリーです。プロのサッカープレーヤーになる夢を胸に、今日も練習に励む姿をご覧ください。
UNHCR/JPF共催シンポジウム「シリア危機:人として - 分かちあう責任」終了
2016年6月21日 12:28
昨日、6月20日 #世界難民の日 に、 UNHCR Japan 国連難民高等弁務官駐日事務所 / JPF共催シンポジウム「シリア危機:人として - 分かちあう責任」が終了いたしました。
シリア人道危機や難民問題について、学識者、NGO、政府や国連機関だけでなく、難民、企業、ジャーナリスト、学生、市民社会といったさまざまな立場や角度から、実例や活動の報告、体験談もふまえた議論があり、私たちにどのような支援ができるのか、人としてどう分かち合っていったらいいのか、会場の皆さまとともに改めて考えるきっかけになったのではないかと思います。
写真展「食卓を囲むシリアの家族 - from Syrian kitchens」
2016年6月19日 23:21
いよいよ明日6/20 UNHCR Japan 国連難民高等弁務官駐日事務所/ JPF共催シンポジウム「シリア危機:人として - 分かちあう責任」を国連大学にて開催します。
当日会場では、田邑恵子氏による写真展「食卓を囲むシリアの家族 - from Syrian kitchens」もご覧いただけます。本日夕方、UNHCRとJPFのスタッフが展示を完成してきました!
紛争により破壊された美しい遺跡
2016年6月18日 18:00
シリア中央部、紀元前1世紀から3世紀までは砂漠の交易拠点として栄えていた都市、パルミラ。1980年にUNESCOの世界文化遺産に登録され、シリアを代表する美しい遺跡として多くの観光客が訪れていました。
紛争によりパルミラをはじめ複数の神殿が被害を受けました。壮麗な神殿が失われ、瓦礫の山となっている場所もあります。パルミラのような歴史的遺産の破壊だけでなく、シリアをめぐる人道危機により、そこに生きる人々、逃れた人々は日々過酷な状況にいます。
JPFのイラク・シリア人道危機対応
2016年6月16日 23:00
2011年3月以来、480万人以上がシリアを離れることを余儀なくされ、650万人以上が国内避難民となり、多くのシリア難民が庇護を求めて欧州を目指し、命の危険をおかして地中海を渡っています。
ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、現在12の加盟NGOが、人道支援の基本原則に則り、食糧物資配布・教育・保護・水・衛生など、命を守り繋ぐ緊急人道支援のための柔軟かつ迅速な事業を展開しています。
UNHCR/JPF共催シンポジウム「シリア危機: 人として - 分かちあう責任」~これからの支援のあり方、新しい支援アクターの参加、求められる創造性~
2016年5月21日 18:00
6月20日難民の日に、 UNHCR/JPF共催シンポジウム「シリア危機: 人として - 分かちあう責任」を、今年も国連大学、ウ・タントホールにて開催します。
多くの困難を乗り越えて展開するザータリキャンプでの下水道網設置
2016年5月14日 23:00
ザータリキャンプに住むシリア難民が直面していた下水処理に関するさまざまな問題が解決のため、またマフラク県の地下にある水を汚染から守るため、ザータリキャンプに下水道網の設置をしています。しかしそれには多くの困難があります。
シリア難民の子どもたち
2016年5月12日 12:00
シリア難民キャンプにある学校での、健康診断を様子です。JPF加盟NGOのピースウィンズ・ジャパン Peace Winds Japan(PWJ)は、イラク共和国クルド人自治区ドホーク近郊にある難民キャンプで、健診事業(視覚・聴覚・歯科)を行っています。
長引く避難生活でシラミが発生する、虫歯を治療できない、視力の低下に気が付かず授業に集中することができないなどの問題が多く報告されております。失われた世代を作らないため、国際社会からの支援が必要です。
聖火ランナーの一人に選ばれた、シリア難民のイブラヒム
2016年5月1日 13:14
今夏のオリンピック聖火ランナーの1人に選ばれた、シリア難民のアスリート、イブラヒム(27歳)。オリンピックを目指す水泳選手でしたが、シリア紛争が始まって、爆撃を受けた友人を助けた時に片足を失いました。
UNHCRのウェブサイトでは、シリア人一人ひとりのストーリーを紹介しています。難民といわれる人たちは、もともと私たちとなんら変わらないような生活をしていたことに気づくかもしれません。
フジテレビネットチャンネル「ホウドウキョク24」
2016年4月27日 11:26
4月27日(水)13:30頃から放送予定のフジテレビネットチャンネル「ホウドウキョク24」にて、外務省国際協力局民間援助連携室 室長の関氏が出演します。
番組内でJPF「イラク・シリア人道危機対応」で支援を展開中のヨルダンでの事業についても紹介される予定です。
イラク国内避難民の子どもたち
2016年4月7日 22:00
紛争が続く、イラク・シリアの状況は第2次大戦後、最悪の人道的危機にあり、多くの子どもたちが教育を継続することができない状況に追い込まれています。
シリアの将来は子どもたちにかかっており、私たちは失われた世代を作らないよう、継続した支援が求められています。兵士とされてしまったり、危険な海を命からがら渡らなければいけない責任は彼らにはありません。
ライブラリートーク「メディアから見えないシリアの人々の暮らし」
2016年3月25日 14:15
3月26日 11時より国連大学にて開催する「メディアから見えないシリアの人々の暮らし」についてお知らせします。
写真展とトークセッションが開催されます。シリアの人々の日常生活や文化について考えることのできる機会です。
ボートでギリシャに渡った7歳のシリア難民の女の子
2016年2月28日 12:00
家族と共にギリシャのレスボス島に辿り着いた7歳の女の子が、つらいゴムボートでの旅の記憶を語っています。
難民となった女の子の声をきいてみませんか?
NHKスペシャル「難民大移動 危機と闘う日本人」
2016年2月26日 12:16
2月28日(日) 午後9時00分~9時49分放送のNHKスペシャル「「難民大移動 危機と闘う日本人」。
複雑化・深刻化した難民問題の最前線で走り回るUNHCR職員の姿を通して身近な問題として考えてみませんか。
衛生的な生活を根づかせるために
2016年2月25日 18:00
JPF加盟NGOのNGO JENのブログをご紹介します。JPF「イラク・シリア難民・国内避難民支援」の活動の様子です。
日本のように、トイレのあとはすぐ手を洗ったり、手洗い場をきれいに使用したり、道にゴミが落ちていない環境ではない場所が世界にはあります。
衛生的な生活を根付かせるための活動についてブログをご覧ください。
http://www.jen-npo.org/blogs/11807/
Life-saving humanitarian aid reaches five besieged towns in Syria - UN
2016年2月21日 10:00
先週、国連は内戦が続くシリアの国内避難難民のため、10万人文の食糧、医療物資や機器、ワクチン、水と衛生用品などトラック100台分を届けました。
トークイベント~シリア危機5年:450万の難民はどこへ向かうのか~
2016年2月19日 16:22
JPF加盟NGOのAAR Japan[難民を助ける会]が、3月14日に「トークイベント~シリア危機5年:450万の難民はどこへ向かうのか~」を開催します。当日はAAR理事長でJPF理事でもある長有紀枝もスピーカーとして登壇します。
モニタリングレポート③建設中のキャンプ
2016年2月16日 8:03
「イラク・シリア難民・国内避難民支援」のモニタリングで昨年末に訪れたイラク共和国クルド人自治区に建設中のキャンプの様子です。
イラク中央政府がキャンプを整備し、JPF加盟NGOのピースウィンズ・ジャパン Peace Winds Japan(PWJ)が水・衛生設備を建設、安全で清潔な水環境を整えます。
JPF職員が立っている場所は建設途中の仮設シェルターで、これから国内避難民キャンプが立ち並ぶ予定になっています。
モニタリングレポート① 現地は寒さの厳しい冬を迎えています
2015年12月29日 10:00
12月1日より、JPF「イラク・シリア難民・国内避難民支援」プログラムの現地モニタリングのため、JPF海外事業部スタッフがイラクへ行ってきました。
写真はイラク北部クルド人自治区の様子です。現地はすでに雪が降り始めており、息が白くなるような寒さでした。イラクに逃げてきたシリア難民・イラクの他の地域から避難をしてきた国内避難民ともに厳しい生活を強いられています。冬を乗り越えるため、JPFの加盟NGO 認定npo法人 IVYは、越冬支援物資として灯油を配布しています。受け取りに来る避難民の方々は、靴下もなくサンダルだけで来る人も多く、まだまだ越冬のための支援が必要な状況が続いていました。
ストリートアーティスト、バンクシーの作品から難民を考える
2015年12月19日 13:22
シリア移民の父を持つ故スティーブ・ジョブズを難民風に描いたバンクシーの作品が、難民支援を世界に訴えて話題になっています。
ジョブズ氏のような経済的なメリットを生む可能性のある人々も、そうではない多くの私たち普通の人々も含め、世界中で5,950万人以上が、内戦や治安悪化などにより、難民や国内避難民等として故郷を追われた状況に置かれています。
地中海を渡って移動する人々:UNHCR 最新データ
2015年11月22日 17:23
シリア出身の難民など、命がけで地中海を渡り、欧州を目指す人々は増え続けています。UNHCRの最新データをシェアします。
シリアからスウェーデンへ、命がけで地中海を渡ったあるシリア人の体験
2015年10月18日 23:12
JPF加盟NGOのパレスチナ子どものキャンペーン(CCP)は、2012年秋からシリア難民の支援を継続しています。
最初の年はヨルダンで活動をしており、その時の現地スタッフの一人にアハメドさんというシリア人がいました。CCPの事業地はその後レバノンに移ったため、アハメドさんはエジプトに行ったのですが、しばらく音信が絶えていました。最近になって、彼からスウェーデンにいるという知らせが来ました。彼も多くのシリア難民、パレスチナ難民と同じように地中海を舟で渡ったのです。
NHK 長有紀枝 AAR理事長/JPF理事 生出演
2015年10月13日 8:00
10/13(火) NHK「クローズアップ現代」に、 AAR Japan[難民を助ける会]理事長であり、ジャパン・プラットフォーム(JPF)理事でもある、長有紀枝氏が生出演します。
AARのシリア難民の支援活動をふまえ、欧州難民問題について語ります。ぜひお見逃しなく。
路上で眠るシリア難民の子どもたち
2015年10月8日 22:01
紛争下から逃れてきたシリア難民の子どもたち。温かい寝床はなく路上で眠るしかない彼らを、あるフォトジャーナリストがとらえました。
「指紋」をモチーフに、日本に逃れてきた難民の存在を知る
2015年10月8日 11:02
難民の問題は、私たちにとってどれだけ“じぶんごと”でしょうか?
JPF加盟NGOでもある 、難民支援協会 Japan Association for Refugees (JAR)の「THE MISSING FINGERPRINT」キャンペーンは、「指紋」をモチーフに、日本に逃れてきた難民の存在についてわかりやすく伝えています。
日本も難民受け入れますか?ーイーウーマン円卓会議、先週より開始
2015年10月7日 18:35
JEN事務局長であり、ジャパン・ジャパン・プラットフォーム(JPF)代表理事でもある木山啓子氏による、イーウーマン円卓会議が先週より開始しています。
”グローバルフェスタジャパン2015” ‐ 国際協力のシゴトに就きたい人注目
2015年10月3日 7:30
本日と明日は、いよいよ”グローバルフェスタジャパン2015” が開催されます。秋晴れのさわやかなお天気になりそうな週末、ぜひお台場に遊びにきてくださいね。
安住の地を求めて、ひたすら歩き続ける難民たち
2015年9月29日 7:55
ハンガリー・ブタペスト駅で西ヨーロッパへ行くための電車を待っていた何千人ものシリア難民たちが、安住の地を求め、歩き始めました。はるかな道のりを歩き続けるシリア難民ファミリーと、難民たちをサポートしに駆けつけた人々、迎えたドイツの人々を撮ったthe guardian の動画をシェアします。
長 有紀枝氏ブログ「シリア難民 それぞれの選択」
2015年9月14日 11:05
連日、欧州各国を目指して避難する、シリア難民のことが大きく報道されています。
「八方塞がりの中、トルコにとどまる人、死ぬなら故国でとシリアに戻る人、同じ死ぬなら一筋の希望に命をかけるとEUを目指す人。三者三様の、命をかけた究極の選択です。改めて、どれほどに「普通の人」の「普通の生活」が根底から破壊されたのか、どれほど「死」と隣り合わせの生活を誰もが送っているのか、を思い知らさました。(ブログより抜粋)」
グロフェスで上映決定。故郷を追われたシリア難民の想いを伝えるドキュメンタリー
2015年9月11日 14:50
10月1週目の週末に開催される、グローバルフェスタJAPAN2015では、国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所による「第10回UNHCR難民映画祭」内にて、紛争によって故郷を追われたシリア難民の想いを伝えるドキュメンタリー、『目を閉じれば、いつもそこに~故郷(ふるさと)・私が愛したシリア~』が上映されます。
スイスからのインターンが見た日本
2015年9月10日 18:43
JPF加盟NGOでもある難民支援協会 Japan Association for Refugees(JAR)でインターンとして働いていたマガリさんの声をシェアします。
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「シリア難民にNOと言う市民は少数派。あの情勢を見て国に帰れとは言えない」
両親がコンゴ民主共和国出身の難民で、スイスで生まれ育ったマガリさん。この夏、JARでインターンとして働くために来日しました。彼女にスイスと日本の難民受け入れについて思うことを聞いてみました。
イラクにおけるシリア難民のキャンプ生活の様子
2015年9月9日 0:36
難民の方々は、どのような避難生活を送っているのでしょうか。
Refugee Republicのウェブサイトでは、受け入れ国であるイラクにおけるシリア難民たちのキャンプ生活の様子を、とてもクオリティの高いビジュアルで知ることができます。
KnK主催写真展「君とまた、あの場所へ - シリア難民の子どもたち 」
2015年9月7日 18:21
JPF「イラク・シリア難民・国内避難民支援」プログラムにおいて、作文・音楽・演劇といった情操教育を通じてトラウマやストレスを抱える子どもたちのため自己表現の機会を提供する事業を実施している、JPF加盟NGO 認定NPO法人国境なき子どもたち(KnK)が、来週9月17日より東京・新宿にて写真展を開催します。
安全な地をめざすシリア難民たち
2015年9月7日 11:22
波打ち際に横たわる3歳のアイランくんの写真は、安全な地を目指すシリア難民たちの現状をあらわす象徴的なものとして世界に衝撃を与えました。またオーストリアの保冷車から発見された移民たちの惨事など、400万人を超えたシリア難民たちの状況は悪化の一途をたどっています。
シリア危機はあなたにとってどれくらい "じぶんごと"?
2015年8月5日 21:30
この動画は『UNHCR / ジャパン・プラットフォーム共催シンポジウム「シリア危機:じぶんごと - 私たちに求められる行動」』の事前参加申し込みの際の問い、「シリアで起こっている人道危機はあなたにとって身近な、あるいは関係や影響があると感じられる "じぶんごと"? 完全に "じぶんごと" である状態を100%とすると、何% "じぶんごと"?」に対する皆さんの答えです。
「シリア危機:じぶんごと - 私たちに求められる行動」シンポ当日資料
2015年8月3日 22:00
6月に開催したUNHCR / ジャパン・プラットフォーム共催シンポジウム「シリア危機:じぶんごと - 私たちに求められる行動」にて、登壇者が使用した資料は、現在JPFウェブサイトからご覧いただけます。
「真相報道 バンキシャ!」に、JPF共同代表理事/JEN事務局長の木山啓子が生出演
2015年8月1日 18:00
8月2日(日)午後6:00~6:55 放送の 「真相報道 バンキシャ!」に、ジャパン・プラットフォーム(JPF)共同代表理事/JEN事務局長の木山啓子氏が生出演します。JPF加盟 NGO JEN は、現在もヨルダンで支援活動を続けています。シリアからヨルダンに避難している難民の方々の生の声を知る木山氏が、現地の様子をお伝えする予定です。
イラクのクルド自治区郊外にある補習校の様子
2015年7月30日 8:00
イラク共和国のキャンプ外難民児童に対する教育支援を行っている、JPF加盟NGOの認定npo法人 IVYから現地の様子が届きました。
イラクは40度を越える日も多く、停電や水不足などの問題もありますが、補習校では4名の教師とともに150名以上の児童が学校に登録して学習に励んでいます。
JPFニュースレター vol.14を発行しました
2015年6月10日 18:00
ネパール中部地震被災者支援2015をはじめ、バヌアツ・サイクロンパム緊急支援2015、フィリピン台風ハグピート被災者支援2014、南スーダン緊急支援、イラク・シリア難民・国内避難民支援、アフガニスタン・パキスタン人道支援、ミャンマー少数民族帰還民支援、NGO能力強化プログラム のご報告や、イベントレポート 『国際NGOの東北支援談話ナイト~地域とつくるコラボレーション~』のご報告、JPF加盟NGOアイキャン(ICAN)のご紹介など、ぜひご一読ください。
UNHCR / ジャパン・プラットフォーム共催シンポジウム 「シリア危機:じぶんごと ‐ 私たちに求められる行動」 ~隣国に400万人、シリア国内に1,200万人の難民~(プレスリリース)
2015年5月20日 14:33
ジャパン・プラットフォーム(JPF)は5月18日に下記プレスリリースを発行しました。
国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所と、JPFは、2015年6月19日(金)、国連大学にて、共催シンポジウム「シリア危機: じぶんごと ‐ 私たちに求められる行動」を開催します。
イラク・シリア難民・国内避難民支援-人道支援の基本原則
2015年4月27日 20:00
JPFは、人道支援の基本原則に則り、加盟NGOとともに「イラク・シリア難民・国内避難民支援」を遂行しています。
人道支援とは、紛争の被害者や自然災害の被災者の生命、尊厳、安全を確保するために、援助物資やサービス等を提供する行為の総称です。
(外務省「緊急・人道支援の基本概念」より)
継続が必要な人道支援プログラムを決定 ~人道支援の基本原則に則り、ニーズを把握した効果的な支援を実施~(プレスリリース)
2015年3月23日 17:00
ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、2014年度実施中のイラク・シリア難民・国内避難民支援、パレスチナ・ガザ人道支援、南スーダン緊急支援の各プログラムについて、今後も継続的な支援が必要と判断し、政府からの追加資金供与を得て実施を延長することを決定しました。
ジャパン・プラットフォームのイラク・シリア紛争人道支援プログラムの活動地であるレバノンの様子です。
2015年2月27日 18:36
2015年2月26日 14:18
AAR Japan [難民を助ける会]の理事長で、JPF理事でもある長有紀枝氏が、NHK「クローズアップ現代」で、難民の方々をはじめ紛争に傷つく人々のために今何ができるのかを考察します。
2月26日(木)、NHK「クローズアップ現代」にAAR理事長が出演します。
シリアでの日本人殺害事件など、人道支援や報道に携わる人々の犠牲がある中で、難民の方々をはじめ紛争に傷つく人々のために今何ができるのを考察します。ぜひご覧ください。
シリア難民が避難しているレバノンの様子を伝える、UNHCRのビデオをシェアさせていただきます。
1月20日 12:47
ジャパン・プラットフォーム(JPF)も、シリア国内と周辺4カ国(レバノン、ヨルダン、トルコ、イラク)で、厳しい状況下にいる難民の方々の越冬支援活動に尽力しています。
シリア難民児童への教育支援 JPFシリア紛争人道支援より
1月19日 10:00
イラク国クルド人自治区アルビル市のシリア難民児童への教育支援をしているJPF加盟NGOの認定npo法人 IVYより現地での様子が届きました。
コバニ小学校では12月中旬より音楽・体育・美術の教師3名がコバニ小学校での授業を開始しました。体育講師が来るようになってから、校庭での体育やその他の活動をする姿が多く見られるようになり、情操教育の時間・担当教師のみならず学校全体に刺激を与えているようです。その他にも通学中の安全を確保や、中途入学児や不登校児と問題を抱える児童への対応などの活動を展開しています。
2011年3月の騒乱開始から3年。シリア国内と周辺4国で食糧や越冬支援を。
2014年12月21日 13:00
毎日爆弾が降り注ぐ日々の中で、命からがら着の身着のままで逃げてきた母親と乳飲み子、目の前で自分の3か月の妹とお母さんがスナイパーによって射殺された瞬間を見てしまった男の子・・・・。シリアにいた人々にとって・・・・
国連機関とパートナー:シリア難民、国内避難民支援の2つの支援計画を発表(プレスリリース)
2014年12月19日 19:24
国連難民高等弁務官(UNHCR)駐日事務所,国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所,国連人道問題調整事務所(OCHA)神戸事務所とともに、シリア難民、国内避難民支援に関する2つの支援計画について、共同プレスリリースを発行いたしました。
モニタリング出張中のJPFスタッフからクルド人自治区現地の写真が届きました
2014年12月8日 16:10
ジャパン・プラットフォーム(JPF)シリア紛争人道支援プログラムのモニタリングため出張しているJPFスタッフから現地の写真が届きました。
現地の今の様子をぜひご覧ください。
来週からモニタリングに行きます
2014年11月30日 10:00
ジャパン・プラットフォーム(JPF)シリア紛争人道支援の次年度プログラムの方針作成と突発的な緊急事態への対応となったコバニ事業のモニタリングのため来週から出張してきます。トルコ、イラク、レバノン、ヨルダンをJPFスタッフ3名でチームを組んで訪れる予定です。
ISILの攻撃により大量流出したシリア難民に対し、追加緊急支援を決定(プレスリリース)
2014年10月20日 11:13
ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、ISIL(イラクとレバントのイスラム国) の攻撃の影響を受け、トルコ南東部に避難したシリア難民に対し、緊急支援を決定しました。既に2014年10月14日より、JPF加盟NGO1団体が支援を開始しています。
イラクへモニタリングに行ってきました
2014年10月18日 10:00
ジャパン・プラットフォーム(JPF)シリア事業担当が、先月まで長期のモニタリングに行ってきました。もうすぐ冬を迎えるイラクですが、8月の初旬は50度にもなる夏真っ盛りでした。着の身着のまま逃げてきたシリア難民に、夏服や今後の越冬用の物資配布をする事業への助成も行っています。
JPFは、2012年11月から支援プログラムを開始し、これまでにシリア国内および周辺4ヶ国で、12のJPF加盟NGOが31の支援事業を展開してきました。
イラク北部のクルド人自治区の公立学校に通うシリア難民の子ども
2014年9月16日 12:00
国を持たない最大の民族、クルド人はトルコ、シリア、イラク一帯に住んでいますが、シリアでの紛争からイラクへ逃げてきているシリア難民は20万人を超えます。
シリアにいるクルド人と言ってもアラビア語で教育を受けていて、全員がクルド語は話せるわけではありません。一方で、イラクのクルド人自治区の学校ではクルド語で教育を行っており、こうしてシリアから逃れてきたシリア難民の子どもを学校で受け入れるためにはアラビア語の先生が必要です。
「シリア紛争人道支援」 JPF事務局員が現地モニタリング実施中
2014年8月26日 10:35
ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、2012年11月からシリア紛争によって発生した難民・国内避難民への支援を実施しています。
現在、JPF事務局員2名が、2015年2月1日までの現行プログラムの進捗状況の確認と、国連諸機関や日本大使館、JICAとの意見・情報交換のため、8月一杯をかけてシリア周辺4か国にてモニタリングを実施中です。
イラク国内避難民支援2014
2014年8月13日 19:57
人道支援の調整機関である機関間常設委員会(Inter-Agency Standing Committee: IASC)は、現在のイラク国内情勢を鑑み、警戒レベルを最も高いレベル3にまで引き上げました。これは、シリア・アラブ共和国、南スーダン共和国、中央アフリカ共和国と同じ警戒レベルです。
ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、現在実施中の「イラク国内避難民支援2014」にて、拡大する人道危機に対応するべく準備を進めています。
ガザの隣国シリアから逃れてきたパレスチナ難民たち
2014年7月31日 12:00
レバノンには現在114万人にも上るシリア難民が戦火のシリアから逃れて避難生活を送っています。いわゆる”シリア難民”と呼ばれる人の中には、SRS: Syrian Refugees from Syriaと呼ばれるシリア難民が多いですが、PRS: Palestine Refugees from Syriaと呼ばれるパレスチナ難民もいます。彼らはパレスチナ難民でシリアに難民となって逃れて避難生活を送っていましたが、シリアの今回の紛争によって、さらにシリアからレバノンに逃れることを余儀なくされた人々です。
6月20日、今日は世界難民の日:難民事情ミニ連載vol.5
2014年6月20日 17:46
6月20日は「世界難民の日」です。皆さんは難民と聞いてどの様な人達を思い浮かべるでしょうか?
現在、約300万人のシリア難民が近隣諸国に流出していますが、そのうち約50%は17歳以下の子どもで残りの約25%が女性です。多くの子どもが故郷のシリアや逃げてくる際に強い精神的疲労や苦痛を感じ、トラウマを抱えている子どももいます。教育を受けることができず、労働に従事せざるを得ない子ども、ふさぎ込んでしまう子どももいます。
6月20日は世界難民の日:難民事情ミニ連載vol.4 あるシリア難民の家族のストーリー
2014年6月20日 12:33
6月20日は「世界難民の日」です。
紛争によって世界中で記録的な数の家族が家を追われています。戦闘、犠牲者の数の報道の裏には、難民一人ひとりのストーリーがあります。UNHCRは「世界難民の日」に際し、紛争が家族にもたらす影響に着目したキャンペーンサイト を14カ国語で開設しています。ジャパン・プラットフォーム(JPF)も、モニタリングの際に出会ったあるシリア難民のある家族の物語を投稿しました。ぜひサイトを訪れてみてください。
6月20日は世界難民の日:難民事情ミニ連載vol.3 緊急番外編 ~シリア紛争からの飛び火~
2014年6月13日 20:33
6月7日、シリアの武装組織イラクとシリアのイスラム国(ISIS)の武装集団数百名が、シリアの国境を越え隣国イラクに入りました。ISISは、イラク北部の人口約180万人のイラク第二の都市モスルでイラク治安当局との戦闘の末、モスルの町、さらには首都バクダットから約90KMにあるドルイヤを制圧。この南進でモスルなどから現在その数は50万人にものぼっています。現在ジャパン・プラットフォームは、逃れた避難民に支援をするべく緊急に準備を進めています。
6月20日は世界難民の日:難民事情ミニ連載vol.2 シリア
2014年6月7日 10:00
2011年に始まったシリア紛争によって発生した難民は、2014年4月現在で250万人を超え、国連は過去最大規模の支援要請を国際社会へ出しました。一方で、国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、国際社会がその要請にこたえることができたのは約30%と言われています。シリア難民は現在も増え続けており、今後も注視し続ける必要があります。
6月20日は世界難民の日:難民事情ミニ連載vol.1 シリア
5月29日 17:01
シリア・アラブ共和国の周辺国である、レバノン共和国、トルコ共和国、ヨルダン・ハシェミット王国、イラク共和国、エジプト・アラブ共和国では、町や難民キャンプなどで難民を受け入れ続けています。
ジャパン・プラットフォーム(JPF)が支援を行っている国のひとつであるレバノン共和国では、人口の約25%にあたる約100万人のシリア難民が暮らしています。皆様の学校で、職場で、病院で、4人に1人が難民だったらとても厳しい状況であるということが想像できますね。
シリア紛争人道支援の現地スタッフが外務省に報告
2014年5月19日 15:43
ジャパン・プラットフォームの、シリア紛争人道支援プログラムを実施しているJPF加盟NGOの セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(Save the Children Japan)、ジェン(JEN)、Nicco(日本国際民間協力会)から現地駐在スタッフが17日に開催したシリアシンポジウムのために帰国したため、同時に外務省・民間連携室に現地情勢や支援活動の現状や課題について報告しました。
シリアシンポ大盛況御礼
2014年5月19日
2014年5月17日(土)に開催したUNHCR / ジャパン・プラットフォーム共催シンポジウム「シリア危機:失われた世代にしないために - 子どもたちの現状」はおかげさまで盛況のうち終了いたしました。
シンポジウム開催 「シリア危機 : 失われた世代にしないために - 子どもたちの現状」
2014年4月22日 11:30
UNHCR駐日事務所とジャパン・プラットフォームの共催でシリアのシンポジウムを開催します。
難民900万人以上、世界最大といわれる人道危機にあるシリアについて子どもたちの現状について共に考えてみませんか。
シリア人道支援:ヨルダンの難民キャンプから
2014年4月1日 18:10
世界で2番目の大きさといわれる、ヨルダンのザータリ難民キャンプには、シリアから逃れてきた人々が10万人以上暮らしていると言われています。
ご紹介する写真は、ジャパン・プラットフォームのシリア担当スタッフが、加盟NGOの支援活動のモニタリングで出張した際に撮影したパノラマ写真です。町として広がる難民キャンプの様子がわかるでしょうか。難民の人々が暮らすプレハブ住宅やテント、左手には配布所が設けられているのが見えます。
シリア人道支援事業モニタリング出張
2014年2月28日 1:35
JPFの重要な役割の一つに、助成をした加盟NGOの現地での支援活動のモニタリングをすることがあります。
出張でNicco(日本国際民間協力会) のヨルダンの事務所を訪問した時のひとコマです。物資を配布する際にも、きちんと配布に関連する資料として、受領書などの書類を保管しています。これらは後々確認し、今後のより効果的な支援のための資料としても重要です。
シリア難民の今 ~難民キャンプでのお母さんと子どもの暮らし
2014年2月27日 16:47
シリア難民の数がアフガニスタン難民を抜いて世界一になる見通しがUNHCRから発表されました。
シリア難民は避難先でどんな生活を送っているのでしょうか。
子どもとお母さんは全世界共通して同じではないでしょうか。JPFスタッフが出張し、ヨルダンのザアタリ難民キャンプ内の水衛生施設関連を現地で支援活動を行うJENのスタッフの案内で歩いて見て回りました。
シリアの人道危機は2019年3月で9年目を迎え、国内避難民の数は約620万人にのぼります1。2018年1月から7月までの7カ月間のみで、約130万人が新たに国内避難民となり、その数は一日に約6,100人のペースで増え続けています2。同時に、帰還民も増加傾向にあり、同年1月から8月までの8か月間に帰還した人々は約100万人にのぼります。2018年9月に国連が発表したシリア人道危機対応計画モニタリング報告(Syria Humanitarian Response Plan: Monitoring Report)では、シリア国内で人道支援を必要としている人々の数は約1,300万人と報告されており、そのうちの大多数を占める約67%(約870万人)が、政府支配地域内に暮らしています。特に深刻な状況にあるとされている人々は、支援の届きにくい地域に集中しており、約110万人の人々が、攻囲された地域を含む、アクセスが困難な地域(hard-to-reach area)での避難生活を強いられています3。
一方、イラクでは15年以上に渡り不安定な情勢に苛まれており、2018年に政府といわゆるイスラム国(以下IS)間の戦闘が終結したことにより、数十万人規模の帰還民が発生していますが、インフラの未整備や、基本サービスの欠如、安全面や治安への懸念、そして係争地域で未だに続く緊張状態が帰還を妨げるとともに、新規避難民や二次避難民を発生させています4。2018年2月に発表された国連のイラク人道危機対応計画(Iraq Humanitarian Response Plan 2018)によると、イラク国内において約870万人の人々が引き続き人道支援を必要としており5、2018年9月時点で、国内避難民の数は約400万人におよんでいます。しかし、帰還のペースは当初の想定を大きく下回っており、そのうち約190万人以上が未だに避難生活を続けています。国内避難民の大多数(約71%)は、キャンプ外での避難生活を強いられており、キャンプ内では避難民の94%が支援を受けられているのに対し、キャンプ外で支援を受けられているのは全体のわずか10%にとどまっています6。
JPFでは2012年11月2日よりシリアでの人道危機に対する緊急人道支援を開始し、これまでの総支援金額は約145億円、総裨益者数は約490万人。イラク、シリア、レバノン、ヨルダン、トルコの5か国において、各加盟団体が持つ実績や経験、強みを活かし、インパクトの高い支援を展開しています。緊急支援としては生存に不可欠な食料・水・生活物資の提供を速やかに行うとともに、女性、子どもや障がい者などを含む脆弱性の高い人々に対しきめ細やかな支援を実施してきました。
1. OCHA, https://www.unocha.org/syria (accessed 2018/10/15)
2. OCHA Regional Humanitarian Coordinator for the Syria Crisisへのヒアリングによる(2018年10月30日)
3. OCHA, Syria Humanitarian Response Plan Monitoring Report January-June 2018
4. OCHA, Iraq Humanitarian Response Plan 2018, February 2018, pp5-8
OCHA, Iraq: Humanitarian Bulletin, August 2018(issued on 31 August 2018), p2
5. OCHA, Iraq Humanitarian Response Plan 2018, February 2018, p.4.
6. OCHA, Iraq: Humanitarian Bulletin, September 2018 (issued on 15 October 2018) pp3-4.
2019年5月23日更新
プログラム概要
対応期間 | 2023年3月~2024年3月 |
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事業予算 | 約1.1億円 (2022年度補正予算:110,000,000円) |
対象地域 | シリア |
過去のプログラム概要
対応期間 | 2022年3月~2023年3月(シリア国内)、 2022年5月~2023年5月(周辺国) |
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事業予算 | 約7.2億円(2022年度当初予算:724,550,826円) |
対象地域 | イラク、シリア、レバノン、トルコ |
対応期間 | 2021年3月1日~2022年3月31日 |
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事業予算 | 14億8,843万8,000円 |
対象地域 | イラク、シリア、レバノン、ヨルダン、トルコ |
対応期間 | 2020年3月1日~2021年3月31日 |
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事業予算 | 7億8,800万円 |
対象地域 | イラク、シリア、レバノン、ヨルダン、トルコ |
対応期間 | 2019年3月1日~2020年2月29日 |
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事業予算 | 15億円(2019年3月1日現在) |
支援対象国 | イラク、シリア、レバノン、ヨルダン、トルコ ※イラク国内避難民については、2014年1月以来発生している地域・避難民を対象とする。 |
対応期間 | 2018年3月1日~2019年2月28日 |
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事業予算 | 18.6億円 |
支援対象国 | イラク・シリア・レバノン・ヨルダン・トルコ ※イラク国内避難民については、2014年1月以来発生している地域・避難民を対象とする。 |
過去のプログラム概要を表示
●JPFは、人道支援の基本原則※に則り、加盟NGOとともに迅速で効果的な支援を遂行しています。
※人道支援の基本原則
人道支援とは、紛争の被害者や自然災害の被災者の生命、尊厳、安全を確保するために、援助物資やサービス等を提供する行為の総称です。(外務省「緊急・人道支援の基本概念」より)
- 人道原則:どんな状況にあっても、一人ひとりの人間の生命、尊厳、安全を尊重すること。
- 公平原則:国籍、人種、宗教、社会的地位または政治上の意見によるいかなる差別をも行わず、苦痛の度合いに応じて個人を救うことに努め、最も急を要する困難に直面した人々を優先すること。
- 中立原則:いかなる場合にも政治的、人種的、宗教的、思想的な対立において一方の当事者に加担しないこと。
- 独立原則:政治的、経済的、軍事的などいかなる立場にも左右されず、自主性を保ちながら人道支援を実施すること。
●2012年、「シリア紛争人道支援」スタート時より、以下のプログラム実施方針に則って活動しています。
- シリア国内に、邦人スタッフの立ち入りは行わず、遠隔管理とする。
- イラク国内も同様に、退避勧告地域への邦人スタッフの立ち入りは行わない。
- 各加盟NGOが安全管理マニュアル、退避マニュアルに則って支援を実施する。危険が伴う恐れがある際には、ただちに撤退する。
※安全管理上、シリア国内における事業については活動団体名と事業名を記載しておりません。
活動地域の地図はこちら
2019年度の事業一覧を表示
団体名 | 事業名 | 開始日 | 終了日 | 事業予算(円) |
---|---|---|---|---|
AAR | トルコ国内におけるシリア難民を対象とした保護環境改善支援 | 2019/3/23 | 2020/3/31 | 128,785,091 |
JPF | イラク・シリア人道危機対応モニタリング評価事業 | 2019/3/22 | 2020/3/31 | 26,090,443 |
WVJ | モスル西部で紛争の影響を受けた子どもたちのための教育・保護環境改善事業 | 2019/3/11 | 2020/3/31 | 66,944,393 |
NICCO | ヨルダンにおけるシリア難民及びヨルダン人を対象とした緊急越冬支援 | 2018/10/12 | 2019/6/30 | 150,000,000 |
SCJ | レバノンにおけるシリア難民の子ども保護事業(第3期) | 2018/8/1 | 2019/5/31 | 38,241,766 |
NICCO | ヨルダンにおけるシリア難民及びヨルダン人を対象としたコミュニティセンターの運営及び支援提供者への能力向上支援事業 | 2018/6/5 | 2019/5/31 | 74,498,719 |
JCCP | トルコ共和国メルスィン市におけるシリア難民情報提供・個別支援事業 | 2018/6/1 | 2019/3/31 | 30,240,503 |
PARCIC | シリア国内避難民と周辺住民脆弱層への食糧支援 | 2018/6/1 | 2019/2/28 | 28,435,431 |
PARCIC | トルコにおけるシリア難民の子どもの保護事業(第6期) | 2018/5/31 | 2019/4/30 | 2,545,4179 |
WVJ | シリア難民およびヨルダン人の子どもたちへの教育支援事業5 | 2018/5/31 | 2019/8/31 | 55,680,083 |
CCP | レバノンの避難先コミュニティにおける教育、保健医療、越冬支援を通じた子ども支援 | 2018/5/11 | 2019/5/31 | 40,929,441 |
IVY | イラク共和国帰還した子ども達への教育支援フェーズⅠ | 2018/5/11 | 2019/2/10 | 26,500,000 |
ADRA | レバノンにおけるシリア難民に対応する教育支援事業 第4期 | 2018/5/1 | 2019/4/30 | 30,220,514 |
PARCIC | レバノンにおける脆弱なシリア難民への教育及び越冬支援 | 2018/5/1 | 2019/4/30 | 42,846,649 |
PWJ | イラク共和国北部における帰還民・帰還地域住民・国内避難民への緊急人道支援 | 2018/5/1 | 2019/4/30 | 395,042,489 |
WVJ | モスル西部の脆弱な帰還民・避難民およびホストコミュニティの子どもたちへの教育支援事業 | 2018/5/1 | 2019/3/31 | 51,272,922 |
AAR | トルコ国内におけるシリア難民に対する複合的支援(第5期) | 2018/4/1 | 2019/3/22 | 94,304,733 |
2018年度の事業一覧を表示
団体名 | 事業名 | 開始日 | 終了日 | 事業予算(円) |
---|---|---|---|---|
AAR | トルコ国内におけるシリア難民に対する複合的支援(第5期) | 2018/4/1 | 2019/2/28 | 94,304,733 |
SCJ | レバノンにおけるシリア難民の子ども保護事業(第2期) | 2018/2/1 | 2018/6/30 | 39,728,851 |
IVY | イラク共和国北部シリア難民・国内避難民への越冬支援 | 2017/12/28 | 2018/2/28 | 15,878,493 |
PWJ | イラク共和国モスルにおける帰還民への緊急支援 | 2017/12/27 | 2018/5/31 | 49,216,604 |
JCCP | トルコ共和国メルスィン市におけるシリア・イラク難民生活支援事業(第3期) | 2017/11/22 | 2018/4/30 | 35,262,136 |
CCP | レバノンの避難先コミュニティにおける食糧・越冬物資支援 | 2017/11/2 | 2018/2/28 | 34,999,911 |
AAR | トルコ南東部におけるシリア難民に対する複合的支援(第4期) | 2017/10/6 | 2018/3/31 | 38,710,501 |
PARCIC | トルコにおけるシリア難民への食糧・NFI・越冬支援及び子ども保護(第5期) | 2017/10/6 | 2018/5/31 | 25,443,765 |
AAR | イスタンブール市におけるシリア難民に対する情報提供・個別支援(第3期) | 2017/10/1 | 2018/4/30 | 25,916,070 |
JEN | 新規開放地区における水衛生環境改善事業 | 2017/10/1 | 2018/1/20 | 50,783,396 |
ADRA | レバノンにおけるシリア難民に対応する学習支援と越冬支援 | 2017/9/8 | 2018/4/30 | 19,451,748 |
KnK | ヨルダン・ザアタリ難民キャンプにおける教育支援事業 | 2017/9/8 | 2018/2/7 | 1,247,766 |
PARCIC | レバノンにおける脆弱なシリア難民への食糧配布及び越冬支援事業 | 2017/9/8 | 2018/6/30 | 42,083,077 |
ADRA | レバノンにおけるシリア難民に対応する教育支援事業 第3期 /教育 |
2017/7/1 | 2018/4/30 | 35,385,626 |
SCJ | レバノンにおけるシリア難民の子ども保護事業 /保護 |
2017/7/1 | 2018/1/31 | 42,265,158 |
WVJ | シリア難民およびヨルダン人の子どもたちへの教育支援事業4 /教育、子どものケア |
2017/7/1 | 2018/5/31 | 56,782,587 |
JPF | イラク・シリア人道危機対応NGO連携体制構築事業 /評価・モニタリング、その他(広報など) |
2017/6/20 | 2018/2/28 | 65,608,461 |
PWJ | イラク共和国北部(ドホーク州および周辺地域)における国内避難民・帰還民・ホストコミュニティへの緊急人道支援 /教育、保健、水・衛生、インフラ、物資配布 |
2017/6/14 | 2018/3/31 | 451,907,634 |
NICCO | ヨルダン・ザルカ県におけるコミュニティセンター運営及びザアタリ・キャンプにおける子ども向け心理社会的ケア事業 /心理社会的ケア、生活物資配布支援 |
2017/6/5 | 2018/5/31 | 150,100,281 |
JEN | イラク国内避難民、帰還民およびホストコミュニティに対する水衛生環境改善支援事業 /水・衛生 |
2017/6/1 | 2018/2/28 | 196,151,216 |
PWJ | イラク共和国北部(エルビル州および周辺地域)におけるシリア難民・国内避難民・ホストコミュニティに対する緊急人道支援 /教育、給水、生活物資配布、学校検診 |
2017/5/24 | 2018/4/30 | 386,229,787 |
AAR | トルコ南東部におけるシリア難民に対する複合的支援(第3期) /保護,その他 |
2017/5/11 | 2017/12/31 | 67,289,242 |
AAR | イスタンブール市におけるシリア難民に対する情報提供・個別支援(第2期) /保護,その他 |
2017/5/11 | 2017/10/31 | 27,082,064 |
CCP | レバノンの避難先コミュニティにおける教育、医療、食糧を通じた子ども支援 /教育、医療、食料 |
2017/5/11 | 2018/5/10 | 49,454,350 |
JCCP | トルコ共和国メルスィン市におけるシリア・イラク難民生活支援事業(第2期) /食糧,物資 |
2017/5/1 | 2017/9/15 | 21,991,341 |
JEN | ヨルダンのシリア難民に対する水衛生環境・学習環境改善・生計向上支援事業 /水・衛生、教育、調査、その他(研修など)、建設・修復 |
2017/5/1 | 2018/3/31 | 457,724,022 |
PARCIC | レバノンにおけるシリア難民への教育支援事業 | 2017/4/24 | 2018/6/30 | 37,477,578 |
IVY | イラク共和国シリア難民教育支援事業 フェーズⅤ /教育 |
2017/4/1 | 2018/2/28 | 25,578,000 |
KnK | ヨルダンにおけるシリア難民およびヨルダン人への緊急教育支援および受入れ国に対する学校教育強化事業(第3期) /教育 |
2017/4/1 | 2018/3/31 | 25,307,991 |
PARCIC | トルコにおけるシリア難民への食糧・NFI及び子ども保護(第4期) /食糧、教育 |
2017/4/1 | 2018/5/31 | 31,946,487 |
PWJ | イラク共和国北部(スレイマニヤ州および周辺地域)におけるシリア難民・国内避難民・ホストコミュニティへの緊急人道支援 /水・衛生、教育、その他 |
2017/4/1 | 2018/2/28 | 301,170,701 |
2017年度の事業一覧を表示
活動紹介:ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)
イラク北部ニネワ州で帰還民の生活環境を改善
イラク北部ニネワ州の帰還民の人々が暮らす地域で、武装勢力との戦闘により破壊されたままとなっていたり、修復が不完全で十分に機能しておらず生活に支障をきたしていた、給水網と配電網の整備を行いました。本整備により、生活に必要な量の安 全な水や安定的な電力供給が可能となり、約5万9,600人の帰還民の生活環境を改善しました。(2020年度)
現地からの声
街灯の明かりが家族を元気にしてくれました。
ティヤさん(仮名)(43歳)
街灯が設置される以前は暗くて不安でしたが、今は足元の蛇などの心配をせずに歩けるようになりました。それに、街灯のおかげで村の人々が夕涼みに出歩くことが増え、私のお店のお客さんも増えました。子どもたちも安心して外に出ることができ、暑い日中は外で遊べない夏でも、今では娘は街灯の下で自転車に乗ったり、友達と遊んだり、とても活発に過ごしています。(PWJ事業より)
活動紹介:日本国際民間協力会(NICCO)
冬期に困窮する難民などへの生活状況改善支援
ヨルダン都市部のシリア難民やヨルダン人貧困層は、冬には建設現場などの雇用が減り、燃料や防寒具などを購入することが難しくなります。NICCOは、シリア難民の約77%が暮らす北部の3県で、生活が困窮する2,924世帯を対象に、生活を改善するための現金給付を実施。給付を受けた人たちは、寒い冬に必要なものを買うことができました。(2019年度)
現地からの声
子どもたちを寒さから守ることができました
ムハンマドさん
冬は、成長期の子どもの防寒着やガスなどの支出が増える一方、工事現場での日雇いの 仕事が少なくなります。今年の冬も収入が ほとんどなくなってしまいましたが、NICCO の生活支援の給付金で、ガスやブランケット、子どもの冬 服を購入することができました。おかげで、子どもたちを寒さから守ることができました。(NICCO事業より)
活動紹介:国境なき子どもたち(KnK)
子どもが夢や通学する意欲を持ち続けられるよう支援
2013年より、ヨルダン北部に位置するザアタリ難民キャンプ内の学校で、5~9年生のシリア難民の子どもに作文や音楽などの授業を提供しています。子どもが保護者やキャンプ内の商店で働く大人にインタビューするなどし、将来について思いを巡らしながら今できることを考える、キャリア教育をテーマにした特別授業も実施。また、夏休みや冬休みの課外活動や、保護者を招いたオープンデー開催など、難民の子どもたちが学校に通う意欲を持ち続けられるよう支援しています。(2017年度)
活動紹介:ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)
子どもたちが安全な環境で勉強をできるように
戦闘により、壊滅的な被害を受けたイラク北部モスルにおいて、校舎の修復や教材等の提供、教育関係者への研修、地雷・爆発物の危険に関する啓発教育等の教育支援を行っています。深刻なストレスを抱えた子どもたちへの心理社会的支援や、紛争後のリスクから子どもたちを守る活動にも取り組んでいます。(2018年度)
現地からの声
生きていて嬉しいと思えるようになりました
ラジャちゃん
爆弾が次々に落ちてきて、怖くて家を飛び出し、気づいたら私は地面に倒れていて、左手はなくなり血がたくさん出ていました。病院に運ばれ、両足にもけがをして歩けず、退院後はずっと家にいました。でも、WVが車イスを支援してくれ、CFSに通えるように。CFSで絵を書いたり歌を歌ったりするうちに、生きていられて嬉しいと思えるようになりました。(WVJ事業より)
活動紹介:国境なき子どもたち(KnK)
子どもが夢や通学する意欲を持ち続けられるよう支援
2013年より、ヨルダン北部に位置するザアタリ難民キャンプ内の学校で、5~9年生のシリア難民の子どもに作文や音楽などの授業を提供しています。子どもが保護者やキャンプ内の商店で働く大人にインタビューするなどし、将来について思いを巡らしながら今できることを考える、キャリア教育をテーマにした特別授業も実施。また、夏休みや冬休みの課外活動や、保護者を招いたオープンデー開催など、難民の子どもたちが学校に通う意欲を持ち続けられるよう支援しています。(2017年度)
現地からの声
授業のおかげで自分の得意なことが増え、宇宙飛行士になることが夢
サマーハさん
2013年夏に家族とザアタリ難民キャンプに来ました。砂漠なので砂埃がひどく、テントの中は暑い。特に日が短い冬は暗い時間が長いので、電気が夜しか使えない生活は大変です。しかし、3年前からKnKが支援する授業に参加するようになり、自分の得意なことが増えました。音楽と演劇と作文は楽しく、特に音楽は大好き。将来は宇宙飛行士になりたいと思っています。ご支援くださる日本の方にお礼をお伝えしたいです。本当にありがとうございます。
活動紹介:ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)
より安全な生活環境と
日常を少しでも取り戻せるように
イラク北部クルド人自治区3州のシリア難民・国内避難民キャンプにて、学校建設や生活物資の配付、給水網整備、またキャンプ内の学校での健診などの支援事業を行っています。テント生活を送る難民には、住居であるシェルターを改善するための資材の配付や技術的なアドバイスを提供し、避難生活の住環境向上に貢献しています。国内避難民が少しでも日常を取り戻せるよう、共同キッチン用パン焼き器の設置もしました。難民・国内避難民を受け入れるホストコミュニティへの必要な支援を行い、彼らの負担軽減もめざしています。(2016年度)
現地からの声
安全な環境と十分な住居スペースに
家族みんながうれしい
ムハンマド・ラドワンさん
以前、両親と3人の姉妹の6人で住んでいたテントでは、夏は高温になり、冬は厳しい寒さと雨風に耐えなくてはなりませんでした。また、外から昆虫や小動物が入ってきやすく、これまでに2度も蛇がテント内に入ってきました。シェルターを改善してもらい、構造的にもしっかりとした住居に住めるようになったことで、その心配がなく、雨風や暑さ、寒さから守られ、涼しく過ごしやすいです。今は以前と比べてすごく安全な環境で暮らすことができています。十分な居住スペースもあり、家族みんながうれしく思っています。(PWJ事業より)
活動紹介:ジェン(JEN)
故郷に帰るその日まで、そして故郷に戻ってからも、安全に普通の暮らしができるよう水衛生環境、居住環境を整備
JENは2012年からヨルダンで、2014年からイラク北部で、シリア難民、イラク国内避難民への支援を開始しました。
難民や避難民の方々が仮住まいを続けるヨルダンのザータリ難民キャンプ、イラク北部のマミリアン避難民キャンプでは、避難生活を安心、安全に送れるよう水衛生環境の整備を担当するNGOとして、設備の整備、衛生促進活動などを行っています。また、シリア難民を受け入れているヨルダンの公立学校では、学校修復などを含む水衛生環境の改善を、イラク北部では、約1,000世帯が仮のテントで暮らすシンジャール山に水を届け、人々が帰還しつつあるシンジャール山周辺で水衛生のインフラ整備を行っています。(2015年度)
現地からの声
真夏にJENの給水がなかったらと思うと、ゾッとします。
エアリスさん
私たち家族が避難しているここシンジャール山には、水道がひかれておらず、水をためるタンクもなく、少ない水量をくみ上げている井戸までも何キロも距離がありました。JENが来るまでは、少ない水で不自由な生活を送っていました。50度を超える真夏にJENの給水がなかったらと思うと、ゾッとします。私だけではなく、山に避難している全員が同じ気持ちです。
活動紹介:ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)
シリア難民支援中、イラクでも新たな人道危機が勃発。
地の利を活かし、迅速に緊急人道支援を実施。
イラク北部クルド人自治区にてシリア難民支援を実施している最中、これまで平和だったイラク北部で突如として人道危機が発生しました。人々は、安全な場所を求めて国内のクルド人自治区に押し寄せ、8月だけで84万人もの人々が避難してきたため、すでにいるシリア難民25万人とあわせて、100万人もの命を救う活動を展開する必要性に迫られました。事業地に支援展開をしていたPWJは、避難民に食糧や飲料水を始め衛生用品など約10万人分と、越冬支援として子ども服約1.7万人分を配布しました。(2014年度)
現地からの声
悪いことが起きない世の中になって欲しい
マハムード・フセイン(仮名)(12歳)
2014年7月7日、人道危機が発生したイラクのモスルから、両親、兄弟、姉妹、従兄弟と一緒にイラク北部のクルド人自治区にあるアルビル市に避難してきました。安全で、おいしい野菜が採れる農場があり、毎日学校に通えた故郷がとても恋しいです。平和で自由に生きることが出来て、悪いことが起きない世の中になって欲しいです。着る洋服がなかったり日常生活に困ることはあるけれど、いろんな人達に助けてもらって今は安全な避難先で友達と遊んだりしています。日本では、自分と同じくらいの子どもたちが学校でどんなことを勉強しているのか、とても興味があります。(PWJ事業より)
JPFでは、2012年11月より実施している、シリアの人道危機によって発生した国内避難民および周辺国に逃れた難民への支援、2014年6月14日に出動を決定したイラク国内における避難民の支援について、効果的、効率的に対応していくため、2015年2月より「イラク・シリア難民・国内避難民支援」として実施。2016年3月1日より「イラク・シリア難民・国内避難民支援」は「イラク・シリア人道危機対応」に、2018年3月1日より「イラク・シリア人道危機対応支援」にプログラム名を変更しました。
イラク・シリア人道危機対応計画
目次
1. 背景
2. シリア国内情勢
3. 2022年度のプログラム成果および振り返り
4. これまでのJPFによる支援実績
5. 優先事項
6. 対応方針
7. 地域別支援計画
過去の対応計画
2022年度の対応計画【イラク国内・シリア周辺国】(PDFファイル 667KB)
2022年度の対応計画【シリア国内】(PDFファイル 946KB)
2021年度の対応計画【イラク国内・シリア周辺国】(PDFファイル 1.3MB)
2021年度の対応計画【シリア国内】(PDFファイル 2MB)
2020年度の対応計画【イラク国内・シリア周辺国】(PDFファイル 873KB)
2020年度の対応計画【シリア国内】(PDFファイル 1MB)
過去の対応計画を表示
【開催報告】2017年6月20日「世界難民の日」開催 UNHCR/JPF共催シンポジウム
『アレッポからニューヨーク、そして東京へ : 共に生きるために』
~世界の最新難民移民事情から、日本で"共に生きる"ストーリーまで~
シンポジウムの開催要旨、講演概要、当日の資料等についてはこちらからご覧いただけます。
【開催報告】2016年6月20日「難民の日」開催 UNHCR/JPF共催シンポジウム
「シリア危機: 人として - 分かちあう責任」
~これからの支援のあり方、新しい支援アクターの参加、求められる創造性~
シンポジウムの開催要旨、講演概要、当日の資料等についてはこちらからご覧いただけます。
【開催報告】2015年6月19日開催 UNHCR/JPF共催シンポジウム
「シリア危機:じぶんごと - 私たちに求められる行動」
シンポジウムの開催要旨、講演概要、当日の資料等についてはこちらからご覧いただけます。
【開催報告】2014年5月17日開催 UNHCR/JPF共催シンポジウム
「シリア危機:失われた世代にしないために - 子どもたちの現状」
- 青森県立青森北高等学校
- 株式会社アルファネット
- 株式会社CROSSY
- トーア再保険株式会社
- ニューホライズンキャピタル株式会社
- 株式会社日立インスファーマ
- 美和メディカルクリニック
- 株式会社ラングランズ
※上記は2013年以降シリアの人道危機に関連するプログラムに寄せられたご寄付一覧
現地情報 2019年3月19日
イラク・シリア人道危機対応支援 寄付・支援方法
クレジットカードで寄付
PayPalで寄付
オンライン寄付についてはPayPalをご利用いただきます(利用上限金額につきましてはPayPalアカウントをご確認ください)。PayPalに登録がない方も、クレジットカードを利用してPayPalからご寄付可能です。
銀行振込で寄付
- 銀行名
- 三菱UFJ銀行
- 支店名
- 本店
- 口座種類
- 普通
- 口座番号
- 0212735
- 口座名義
- 特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム
- フリガナ
- トクヒ)ジヤパンプラツトフオーム
- ※恐れ入りますが、振込手数料をご負担ください。
郵便振替で寄付
- 銀行名
- ゆうちょ銀行
- 記号と番号
- 00120-8-140888
- 口座名義
- 特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム
- フリガナ
- トクヒ)ジヤパンプラツトフオーム
- ※通信欄に「イラク・シリア人道危機対応支援」とお書き添えください。
- ※恐れ入りますが、振込手数料をご負担ください。
- ※税制上の優遇措置が受けられます。 寄付金控除 領収書の発行
- ※ご寄付を下さった方は応諾書にてご連絡いただければ幸いです。 応諾書フォーム
- ※領収書の発行をされた方は応諾書は不要です。
- ※企業・団体からの寄付の10%、個人からの寄付の15%を事務管理費として活用し、残りの全額は現地での事業費にあてられます。
寄付サイトを通じて寄付
※お申込みいただいたご寄付は、各サイトを通じてJPFへ寄付されます。詳細な手続きや規定は各サイトをご参照ください。
『THINK ABOUT A REFUGEE』キャンペーンに関するお問い合わせ
ジャパン・プラットフォーム 渉外広報部
高杉
Tel:03-6261-4035/080-6887-1042 E-mail:jpfpr@japanplatform.org
WEBサイト:https://www.japanplatform.org/
JPF×ART Projectページ:https://www.japanplatform.org/contents/narayoshitomo_syria/