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JPF公式Facebook投稿より
キャンプやホストコミュニティで手工芸教室や調理教室を開始
2023年2月28日
- キャンプでの裁縫教室の様子 ©WVJ
- キャンプでの手工芸品制作の様子 ©WVJ
- キャンプでの調理実習の様子 ©WVJ
- ホストコミュニティでの手工芸品制作の様子 ©WVJ
JPF加盟NGOワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、ミャンマー避難民キャンプとホストコミュニティでジェンダーに基づく暴力に対する保護環境の整備・強化事業を実施しています。1月は、心理社会的サポートとして、避難民キャンプで週4日、裁縫教室を開始しました。参加者は、5歳~14歳の8名です。参加者からは、「放課後もここへ来て学ぶことができ、素晴らしい時間が過ごせている」といった声が聞かれました。また週4日、手工芸教室と調理実習教室を開始しました。調理教室では焼き菓子やケーキなどの作り方を教えました。一方、ホストコミュニティでも週4日、手工芸教室を開始しました。手工芸訓練トレーナーがブランケット、ペンケース、財布などの作り方を教えました。
ほとんどの参加者が、配偶者や家族との関係性や生活に対して憂鬱な気持ちを抱えており、手工芸教室での活動によって気分が晴れると感じていました。
避難民にシェルター設置の研修を行い、15世帯分のシェルターを作りました。
2023年1月18日
- ©Md. Fuhad Mollah / Save the Children
- ©Md. Kamrul Ahsan / Save the Children
修繕前と修繕後のホストコミュニティのトイレおよび手洗い場
設置前の避難民キャンプのシェルターと設置後のシェルター
©Mohammad Mohin Uddin / Save the Children
バングラデシュ・コックスバザール県でミャンマー避難民キャンプとホストコミュニティに対する生活環境改善促進事業を行っているJPF加盟NGOセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、避難民キャンプの深井戸34ヶ所の修繕を行ったほか、ホストコミュニティの学校6校で手洗い場と水飲み場の修繕を行いました。また避難民の女性に対してシェルターの設置・修繕に関する研修を行い、研修を修了した参加者が15世帯分のシェルターを設置しました。
ミャンマー避難民キャンプでトイレの修繕を実施
2022年12月15日
- 修繕したトイレを視察する様子
©Mazada Khatun/Save the Children - 地域のごみ収集所からごみを収集する様子
©Rasel Hossain/Save the Children - シェルターの設置・修繕に関する能力強化研修の様子
©Mohammad Mohin Uddin/Save the Children
バングラデシュ・コックスバザール県のミャンマー避難民キャンプ及びホストコミュニティで生活環境改善促進事業を行っているJPF加盟NGOセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、計73ヶ所のトイレおよび計21ヶ所の水浴び場の修繕を行いました。また地域のごみ収集所 70ヶ所から定期的にごみを収集しました。一方、思春期の女子60人を対象に月経衛生管理に関するリフレッシャーセッションを実施しました。
女性たちが家庭菜園への取り組みを発表
2022年10月21日
- ココピート(土壌改良剤)の洗浄と乾燥 ©IVY
- キャンプへの客土 ©IVY
- 収穫祭イベントで女性たちが
家庭菜園の取り組みの成果発表 ©IVY
農業技術指導を通じたミャンマー避難民への支援を行っているJPF加盟NGOのIVYは、家庭菜園キット(セルトレイ、ココピート、コンポスト、ケージ、プラスティック)、種5種類を900世帯へ2回目の配布を行いました。また、9月8日には、女性たちによる家庭菜園への取り組みの発表と収穫祭を行いました。活発に活動して発表している女性たちの存在は、栽培1期目にあまり収穫が得られなかった受益者にも刺激を与え、2期目の菜園の準備のモチベーションとなっています。
避難民キャンプにおけるキャンプの環境に適した野菜栽培を指導
2022年9月30日
- 巡回指導 ©IVY
- コンポストの配布 ©IVY
- 収穫をよろこぶ受益者 ©IVY
- 井戸掘削に際してのコミュニティとの会合 ©IVY
農業技術指導を通じたミャンマー避難民への支援を行っているJPF加盟NGOのIVYは、避難民キャンプにおけるキャンプの環境に適合した野菜栽培指導を実施しています。
また家庭菜園キット(セルトレイ、ココピート、コンポスト、ケージ、プラスティック)、種5種類を900世帯へ配布しました。各受益者の収穫量について確認し、 追加で必要な技術研修および資材、ニーズの聞き取りを行いました。
キャンプの避難民とホストコミュニティが交流
2022年8月26日
- レクリエーション活動でホストコミュニティの女性(中央)と交流 ©AAR Japan
バングラデシュのミャンマー避難民キャンプで女性の保護環境改善事業を行っているJPF加盟NGO難民を助ける会(AAR Japan)は7月25、27日、ボランティアが、戸別訪問による情報提供を計40戸87人に実施しました。内容は受けられるサービスと苦情の申し立て方法、児童婚やIPVの基礎知識に関するものでした。レクリエーション活動として、祈祷用マット、毛糸製品をつくりました。
農業用具と種等の配布、棚設置
2022年6月30日
- 井戸利用者組合との会合・研修 ©IVY
- ハンギングガーデンの実践 ©IVY
- たち枯れ病への対応 ©IVY
- 苗の配布 ©IVY
病気や日照・水不足から交換が必要な苗の配布と種の手配 は定期的に行いました 。 また、直播およびハンギングガーデンのための土と植える場所の準備ができた世帯から、葉物野菜の種とケージの配布を行いました。
ミャンマー避難民の5つのキャンプで「学習センター」を再開
2022年5月23日
- 4月24日より学習センターで教育支援を再開 ©PLAN
バングラデシュ・コックスバザール県の避難民キャンプで若者と子どものための教育支援活動をしているJPF加盟NGOのプラン・インターナショナル(PLAN)は、支援している5つのキャンプすべてで、4月24日、これまでの自宅での教育支援に変え「学習センターでの教育支援」を再開しました。またこれまで週2回のレッスンを3回に増やしました。
ミャンマー避難民キャンプで給水施設やトイレの改修
2022年5月23日
- 修繕が完了したトイレ Abul Bashar ©Save the Children
- 給水施設の修繕 Deluar Hossain ©Save the Children
バングラデシュ・コックスバザール県の避難民キャンプで水・衛生環境および居住環境改善事業を行っているJPF加盟NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は、3つのキャンプの深井戸および2つのキャンプの給水施設の改修・維持管理を行い、13,550人分の安全な水へのアクセスを確保しました。また4つのキャンプ でトイレ、水浴び場の修繕を通じて、16,673人分の衛生的なトイレと、4,350人分の安全な水浴び場へのアクセスを確保しました。
避難民キャンプでJISPが医療サービスを提供
2022年4月20日
バングラデシュ コックスバザール県においてミャンマーからの避難民と住民への保健・医療支援を行っているJPF加盟NGOの日本インターナショナル・サポート・プログラム(JISP)は、活動最終月となる3月、のべ1,543 人(一般外来および妊産婦)の避難民に対して、ヘルスポストの医療サービスを提供しました。また保健ボランティアが、332世帯を戸別訪問し、1,471人の避難民に対処しました。特に皮膚病がキャンプ内で多かったために、疥癬や湿疹などの皮膚病に集中的に対応しました。
IVYによるミャンマー避難民への農業技術指導
2022年3月22日
JPF加盟NGOのIVYは、バングラデシュのコックスバザール県テクナフ郡においてミャンマー避難民が自力で立ち直る力を強化し、避難先や将来の帰還先での持続的かつ自立した生活を送れるようになることを目指して、農業技術指導を通じた能力強化を支援しています。2月に開催された農業技術研修では、農業普及局職員を講師に迎え、①植える場所と方法の特定、②野菜の種類別の栽培方法、③土づくり、④毎日の世話、⑤追肥と自家製たい肥づくり、⑥防除と病気対策、⑦収穫と保存方法、⑧種の自家採取と保存方法、⑨季節ごとのリスクと気候変動および自然災害への対応、⑩記録方法などを指導しました。
PWJによる避難民キャンプでの健康教育
2022年2月14日
JPF加盟NGOのピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、バングラデシュ・コックスバザール県におけるミャンマーからの避難民およびホストコミュニティに対して、基礎的医療サービスの提供や、健康に関する教育などを行っています。
健康教育については、避難民キャンプ内において、非感染性疾患(Non communicable Diseases:NCDs)への理解や予防のための生活習慣改善への認識が低いこと、またキャンプ内でデング熱患者が増加していることから、NCDsとデング熱をテーマに実施。参加者からは、「これまで自分の病気(NCDs)について分からないことが多かったが、疑問に感じていたことへの答えを知ることができた」「(慢性疾患であるため) 治らないかもしれないが、生活をする上での注意点を知ることができた 」といった声が聞かれました。
水衛生と居住環境の改善
2022年1月18日
- 衛生セッションの様子 ©Abu Vuiya, Hygiene Promoter Volunteer/Save the Children
JPF加盟NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は、バングラデシュのミャンマー避難民が安全な暮らしを送れるよう、水・衛生環境および居住環境の改善に取り組んでいます。コックスバザール県のミャンマー避難民キャンプでは、給水施設、水浴び場の修繕や、居住用シェルターの設置が進んでいるほか、正しい衛生習慣を身に付けるためのセッションなどが開催されています。
ミャンマー避難民への保健・医療支援
2021年12月21日
- ©JISP
JPF加盟NGOの日本インターナショナル・サポート・プログラム(JISP)は、バングラデシュのミャンマー避難民とホストコミュニティ住民のための保健・医療支援を現地NGOのHealth Management BD Foundation (HMBD)と連携して進めています。設置したヘルス・ポストでは現地スタッフも活躍しています。
対応計画を更新
2021年11月5日
JPF加盟NGOが、バングラデシュで実施中のミャンマー避難民への支援に関し、対応計画を更新しております。支援活動の重点目標、セクター別計画などをご確認いただけます。
対応計画はこちら
水衛生と居住環境の改善
2021年10月4日
JPF加盟NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は、ミャンマー避難民 の暮らすバングラデシュ・コックスバザールの避難民キャンプにおいて、水衛生環境などの改善事業を開始しています。自然災害の頻発にも耐えられるように、住居の補強や修繕にも取り組みます。
SCJのレポートはこちら
加盟NGOの活動や現地からの声を紹介
2021年9月24日
- 識字教育クラス ©PLAN
JPF加盟NGOは、パンデミックによる移動制限で支援が届けにくい中、現地団体と連携し、ミャンマー避難民キャンプやホストコミュニティにおいて感染予防のための啓発、保健・医療 や水衛生、女性や子どもの保護、教育、シェルターキットの配布などの支援を継続しています。本プログラムページの「活動紹介と現地からの声」タブも更新しましたので、是非、ご一読ください。
ミャンマー避難民のためのヘルスポストの設置
2021年8月11日
- ©JISP
JPF加盟NGOの日本インターナショナル・サポート・プログラム(JISP)は、バングラデシュ人医師が運営する現地NGOと連携し、世界最大規模といわれるクトゥパロン・キャンプと、その周辺コミュニティでの保健・医療支援を実施しています。
JISPのレポートはこちら
未来にむけて一歩を踏み出した、ミャンマー避難民のジャナタラさんのストーリー
2021年7月31日 8:00
2017年8月に、軍の掃討作戦でミャンマー避難民として多くが隣国のバングラデシュに逃れた、世界最大規模の人道危機が発生してから間もなく4年。今年2月に発生したミャンマーでのクーデターで、避難民の方々のミャンマーへの帰還の可能性はより不確実なものとなってしまいました。キャンプの外に出ることも許されず、キャンプ内でひたすら時が経つことを待つ避難民の若者たち。
そんななか、JPFプログラムとしてPLANが実施する読み書き教室に参加して、未来にむけて一歩を踏み出した、ジャナタラさんのストーリーがPLANのウェブサイトで紹介されています。
ジャナタラさんのストーリーはこちら
https://www.plan-international.jp/activity/report/20210714_8282/
PWJ、避難民キャンプで医療支援
2021年6月30日 17:18
JPF加盟NGOのピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、バングラデシュのミャンマー避難民キャンプで診療所の運営をしています。
キャンプでは、多くの住民に対し限られた医療施設しかなかったため、PWJは基礎的医療サービスへのアクセスと質の向上に取り組みました。また、妊産婦に必要とされる健診、出産の際の分娩施設の積極的な利用を通して母子の健康を守るために、啓発活動も行いました。
PWJの記事はこちら
https://peace-winds.org/activity/bangladesh/19888
PLAN、若者へ教育サポート
2021年5月23日 12:00
JPF加盟NGOのプラン・インターナショナル・ジャパン(PLAN)は、バングラデシュのミャンマー避難民とホストコミュニティの若者を対象に教育サポート事業を行っています。
PLANはキャンプ内の若者が、安全な環境のもと読み書き計算を学べるよう支援。また、ホストコミュニティにおいては、教員への子どもの保護に関する研修など、子どもたちが安全に過ごすことのできる学習環境を整えています。
キャンプ内では課外活動として生理用の布ナプキンづくりや、コミュニティ清掃なども行われました。
課外活動は、若者が活動の計画を立て実施します。そうすることで、コミュニケーション・スキルやリーダーシップ・スキルを磨きながら、自らのコミュニティに貢献する機会を作ることを目的にしています。
また、キャンプ内で安心して過ごせる場所が限られている若者に対して、同世代同士で集まり、安全に過ごすことのできる居場所づくりを支援するために行われています。
SCJの保健サービス提供支援
2021年4月25日 18:00
- 修繕された診察室 ©Ayesha Sharmin, Medical Assistant/Save the Children
- 診察の待合室も修繕 ©Ayesha Sharmin, Medical Assistant/Save the Children
JPF加盟NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は、JPFプログラムとして実施していた、バングラデシュのコックスバザール県におけるミャンマー避難民の方々への保健サービス提供事業を先月完了しました。
SCJは支援対象のキャンプにおいて、住民の方々が心理社会的な支援や栄養支援、セクシャル・リプロダクティブ・ヘルスの支援など質の高いプライマリヘルスケアにアクセスできるよう包括的な支援が行いました。
心理社会的支援ではセルフケアやストレスマネジメントのセッションの実施、栄養支援では、必要としている子どもたちへ高栄養食品の配布や、養育者への栄養指導などが行われました。
さらに3月に発生した避難民キャンプの火災で被害を受けた世帯に竹材や防水シートを含む、緊急シェルターキットも配布しました。
IVYによる手洗い場と水浴び場の建設
2021年3月23日 6:00
- 手洗い場 ©IVY
- 水浴び場 ©IVY
JPF加盟NGOの認定NPO法人IVYは、バングラデシュのミャンマー避難民キャンプで水衛生環境改善の支援をしています。
ミャンマー避難民キャンプでは、トイレや水浴び場などの衛生施設は複数の世帯が共同で利用しているため、感染症が広がりやすく水衛生環境の改善が必要となっています。
IVYの事業では、避難民ボランティア主体の建設チームが、水浴び場21件の建設と手洗い場30件の設置を実施しました。
礼拝前のモスク周辺の手洗い場では、子どもたちや仕事帰りのお父さんたちが気持ちよさそうに手や顔を洗う姿が見られました。
IVYの投稿はこちら
PLANがミャンマー避難民とホストコミュニティの若者を支援
2021年2月24日 18:00
- ©PLAN
JPF加盟NGOのプラン・インターナショナル・ジャパン(PLAN)は、バングラデシュ、コックスバザール県で支援。JPFプログラムとして、ミャンマー避難民とホストコミュニティの若者を対象とした教育サポート事業を実施しています。
ミャンマー避難民全体のうち約半数は子どもと若者です。14歳以下の子どもに関しては教育へのアクセスが徐々に改善されてきているものの、15~24歳の若者に関しては8割がアクセスが閉ざされ、居住区外での就労も認められないことから、先の見えない不安定な生活を余儀なくされています。
若者たちは、虐待、早婚、児童労働、人身取引などのリスクと隣り合わせで生活しており、将来に備えるためにも教育支援が必要とされています。
PLANは、バングラデシュ到着前に就学の機会が限られていた非識字の若者を対象に、読み書き計算などの学習支援を行っています。
さらに、難民キャンプと隣接するホストコミュニティも貧困や低就学率が問題となっているため、ホストコミュニティの学校の教師を対象に、児童労働や早婚などからの子どもの保護の研修等、子どもたちの安全な学習環境を整える支援も実施しています。
AARがホストコミュニティで支援
2021年1月29日 20:00
- ©AAR
- ©AAR
JPF加盟NGOの難民を助ける会(AAR)は、JPFプログラムとして、バングラデシュでミャンマー避難民の女性と子どもの保護およびホストコミュニティにおける水衛生環境改善事業を実施中です。
AARは、キャンプ内での支援に加え、ホストコミュニティでも水衛生環境改善支援をしています。もともと貧しい地域であったホストコミュニティは、避難民流入の影響を受け、支援を必要としています。特に、トイレが清潔でない、泥が排水口に詰まったりして使用できないなど水衛生施設の維持管理が不足しているため、AARは、施設の修理を行っています。
また、施設だけでなく、子どもによる屋外での排泄習慣なども衛生環境に悪影響を及ぼしています。AARは、教員向けに衛生啓発および月経衛生ワークショップを実施。
教員が正しい衛生知識と習慣を身につけ、生徒に日常的に知識を教授できるよう、食品衛生、公衆衛生や月経衛生のなどの講座を実施しています。
SCJの保健サービス提供事業
2020年12月23日 20:00
- ©Hitendra Nath Roy, PSS Officer, CAMP-20, HP
JPF加盟NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は、JPFプログラムとして、バングラデシュ・コックスバザール県におけるミャンマー避難民に対する包括的保健サービス提供事業を実施しています。
避難民の方々の帰還の見通しが立たない中で、子どもの栄養不良や、女性の計画外妊娠、避難生活の長期化による精神的ダメージなど、キャンプにおける保健医療サービスは継続的に必要とされています。
SCJは、保健サービスの提供、栄養支援、心理社会的支援を通して避難民の方々の健康状態の向上をサポートしています。
写真は、精神保健・心理社会的支援を必要とする避難民の方々を、保健支援に従事するスタッフも適切に支援することが出来るよう、スタッフへの研修を実施している様子です。
AAR、ミャンマー避難民の女性や子どもの支援
2020年11月20日 7:00
- 女性のためのフレンドリースペースでワークセラピーの一環としてマスクづくりをする参加者 ©AAR
JPF加盟NGOの難民を助ける会(AAR)は、JPFプログラムとして、ミャンマー避難民の女性と子どもの保護およびホストコミュニティにおける水衛生環境改善事業を実施中です。
避難民の女児や女性の多くはミャンマー国内で苛烈な性暴力に晒されたのみでなく、避難後もジェンダーに基づく暴力(GBV)のリスクに直面しています。
AARは、避難民キャンプ内で女性や子どもたちが日中安心して過ごせる場所を提供するため、女性のためのフレンドリースペースと、子どものためのフレンドリースペースを運営しています。
これらの施設では人身売買、薬物乱用、家庭内暴力など保護リスクに関する講座やストレスケアのためのレクリエーション、心理カウンセラーによる心理社会的サポートを提供しています。
~その支援は受益者のためになっているか~モニタリングワークショップを開催しました
2020年10月28日
- ©JPF
- ©JPF
ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、自分たちの活動が本当に受益者のためになっているのかを確認し、その評価結果を、次の支援事業の質を上げるために活用することを目指しています。
先月実施されたモニタリングワークショップは、JPFのミャンマー避難民人道支援プログラムのもと、各JPF加盟団体が今年3月より実施している5事業のモニタリングのため開催されました。
当初は現地訪問によるモニタリングを計画していましたが、 新型コロナウイルスの影響で、現地への渡航が困難になりました。そこで、モニタリング評価の手法の1つである After Action Review(AAR)というアプローチを使用し、各団体からの報告をもとに、事業目標の達成に向けた課題の整理や、事業後半の活動実施に向けた提案、目標達成に向けた軌道修正、さらに加盟団体間の学びの共有などを目的として今回のモニタリングワークショップを実施。
モニタリング対象の事業は、JPF加盟の5団体が実施する、バングラデシュ、コックスバザール県のミャンマー避難民およびホストコミュニティへの医療・水衛生・教育・ジェンダーに基づく暴力からの保護の支援事業などが含まれます。
当日は、新型コロナウイルス予防対策として、多くの参加者がオンラインで参加。
ワークショップでは最初に、立教大学の日下部准教授よりミャンマー避難民問題の概況と最新の情報を共有いただきました。
次に、各団体の現行事業の進捗状況、課題、また、うまくいっている点を各団体が紹介。その中では、新型コロナウイルスによる事業への影響も紹介されました。課題として、現地での活動や移動の制限による事業の遅延や、モニタリングが現地で出来ないことで、受益者からの細かなニーズが直接に把握しづらいといった点も挙げられました。また、うまくいっている対応としては、外部からの入域制限がある中でも、避難民ボランティアが事業実施に貢献している点などがあげられました。
その後グループに分かれてAARのワークを実施。
「コーディネーション」や「リモートマネジメント」などのトピックで、グットプラクティスや課題の共有などがされました。最後には事業後半に向けた、課題に対するアクションプランを各団体が発表しました。
アクションプランの中には、ローカルスタッフへの能力強化のためのオンライン研修の実施や、受益者の細かな声を拾うための具体的な方法も挙げられました。
JPFは今後も、加盟団体と協力し、その支援が本当に受益者のためになっているのか、人々のニーズに寄り添ったプログラムのために改善を重ねてまいります。
WVJジェンダーに基づく暴力からの保護、啓発セッション
2020年9月27日 14:00
JPF加盟NGO ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、バングラデシュへの避難民居住地におけるジェンダーに基づく暴力(GBV)からの保護とコミュニティの対応力強化事業を実施中です。
コックスバザール県の難民キャンプでは、緊急人道支援やバングラデシュ国政府支援が実施されているものの、ジェンダーに基づく暴力(GBV)や虐待の報告は後を絶たず、大きな課題となっています。
WVJは8月、16回にわたりGBVに関する啓発セッションを実施。
「Intimate Partner Violence(IPV)」(親密なパートナー間の暴力)と「薬物」をテーマに、
女性グループと男性グループそれぞれにセッションを行いました。
女性は、380人以上が参加し、参加者からは、「IPVがどのような形態の暴力であるか知ることができた」、などの声が聞かれました。
またセッションを担当した避難民の中から登用されたGBVボランティアは、「IPVは多くの女性が経験したことがあり、啓発セッションは自分たちの経験を共有し、どのように防いでいくか話し合う場にもなった」と話しました。
男性は130人近くが参加し、「IPVと飲酒の関係性について理解した」、「IPVや子ども、特に女子に与える影響について理解した」、「IPVと児童婚・早婚の関係性について理解した」などの声が聞かれました。
※JPFでは、民族的背景および避難されている方々の多様性に配慮し、「ロヒンギャ」ではなく「ミャンマー避難民」という表現を使用します。
~その支援は受益者のためになっているか~評価委員会ワークショップを開催
2020年8月31日 14:00
- ©JPF
- ©JPF
ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、自分たちの活動が本当に受益者のためになっているのかを確認し、その評価結果を、次の支援事業の質を上げるために活用することを目指しています。
現在活動中の「ミャンマー避難民人道支援」について、6月に評価委員会ワークショップを実施しました。
ミャンマー避難民人道支援は、新型コロナウイルスの影響により、完了した事業を確認するための渡航ができなくなったことから、デスクレビューを中心とした評価を行ってきました。今回のワークショップでは、専門家や、加盟NGO、開発コンサルタント会社が参加し、これまでのデスクレビュー評価結果を共有するとともに、今後のより効果的な事業形成のための学びや教訓についてグループワーク等で議論を深めました。
当日は、新型コロナウイルス予防対策として、初の試みとしてオンラインで開催。9割以上がオンラインで参加しました。
グループワークでは、現地政府・ホストコミュニティ対応、裨益者の文化・風習への配慮と対応や、保健セクターにおける事業実施など、それぞれのトピックに関して、事業を実施していく中で得られた教訓などを各グループに分かれ意見交換。
参加したNGOからは「他のNGOの意見や専門家の意見が聞ける貴重な場であった」という意見が出た一方、今後の事業改善へより活かせるワークショップにするための課題もみえてきました。
今後も、その支援が本当に受益者のためになっているのか、人々のニーズに寄り添ったプログラムのために改善を重ねてまいります。
8/22(土)AARオンラインシンポジウム開催!
2020年7月22日 23:30
ミャンマー避難民の方々が激しい武力弾圧を逃れ、隣国バングラデシュに大量流入して間もなく3年が経ちます。
逃れてきた方々は累計100万人。
本国帰還の見通しもないまま、超過密な難民キャンプでの生活。
そして今、新型コロナウイルス感染拡大という大きな危機にさらされています。
JPF加盟NGOの難民を助ける会(AAR)は2017年より現地で人道支援活動を実施しています。
今回は、難民キャンプの現状、AARの支援活動、コロナ感染拡大の影響、国際法廷での真相究明、日本外交の立ち位置など、人道支援の現場から国際社会の動向まで、様々な角度から避難民の方々の今をとらえ、私たちになにができるか、を考えるオンラインシンポジウムを開催します。
皆様奮ってご参加ください。
詳細・お申込みはこちらから↓
イベント:「ロヒンギャ難民100万人は今~大量流入から3年/AARの取り組み」
日時:8月22日(土)
https://peatix.com/event/1558710/view
水施設の管理のために
2020年6月28日 6:00
JPF加盟、認定NPO法人 IVYは、JPF助成事業として、バングラデシュ・コックスバザール県ミャンマー避難民キャンプ衛生施設修理チーム育成事業を実施中です。
新型コロナウイルスの影響で、多くの国で人道支援活動が制限されています。IVYは、現地スタッフを通し支援を続けています。
共同で使う水施設を住民の方々自身で管理・修繕できるよう、工具を使った研修が始まりました。
研修では、新型コロナウイルス感染予防のために、水施設の定期的な消毒や、防護具着用などについても学んでいます。このような研修を、スタッフたちも感染予防対策を十分取りながら実施しています。
詳しくはこちら
https://bit.ly/2YpEyKa
女性たちのための水浴び室が完成!!
2020年5月26日 7:00
- ©IVY
- ©IVY
JPF加盟、認定NPO法人 IVYは、バングラデシュ・コックスバザール県ミャンマー避難民のためのし尿処理施設と女性用水浴び室を通じた水衛生環境改善事業を実施しました。
土地が限られているミャンマー避難民キャンプ。
公共水浴び場は数が足りず、女性たちは家の中で身体や髪を洗ったりしているようです。
IVYは女性たちのための水浴び室を設置。20名前後が共同で使えるようにしました。
体を清潔に保つことで、精神的にもリフレシュできます。
難民キャンプでは今、多くの支援団体による新型コロナウイルス対策が施されています。
そこでIVYは、設置した水浴び場を利用する女性たちの家庭を戸別訪問、手洗い指導なども行いました。
詳しくはこちら
https://bit.ly/2TAjiyN
難民キャンプでの新型コロナウイルス感染症予防対策
2020年4月7日 23:30
- ©PLAN
- ©PLAN
- ©PLAN
JPF加盟NGO 国際NGO プラン・インターナショナル(PLAN)は、バングラデシュ・コックスバザール県におけるミャンマー避難民および地域住民を対象とした教育支援事業を行っています。
バングラデシュでは、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、先月の16日より国内の学校が閉鎖。PLANが活動するコックスバザールの難民キャンプ内の学習施設も閉鎖しています。
現在、難民キャンプでは、必要最低限の支援(食料配布や医療サービスなど)以外の活動は休止の状態です。
PLANは、施設が封鎖される前に、新型コロナウイルスの予防研修を実施しました。
研修を受けたのは、PLANとともに難民キャンプで活動してきたファシリテーターとボランティアのリーダーたち。今後それぞれのコミュニティ内の人々に研修で学んだ予防策を伝えます。
人が密集し、さらに医療体制が脆弱な難民キャンプ。
コロナウイルスが広まってしまった場合、新たな人道危機が発生するおそれがあります。
詳しくはこちら
https://bit.ly/3dYt8Tv
ミャンマー避難民人道支援:JPF加盟NGO IVYが活動に向けスタッフオリエンテーションを実施
2020年3月23日 20:00
JPF加盟団体 認定NPO法人 IVY(アイビー)は、JPF助成事業としてバングラデシュ・コックスバザール県の難民キャンプにおいて、ミャンマー避難民のためのし尿処理施設と女性用水浴び室を通じた水衛生環境改善事業を実施しています。
今月から開始の活動に向けて、現地パートナー団体と共にスタッフオリエンテーションを実施。活動の目的の共有や、チームビルディング、各活動の実施計画の作成などを行いました。さらに、避難民キャンプの女性を対象にした活動に深く関わる、ジェンダーに関する視点についても学びました。
スタッフ一丸となって支援にあたるための重要なオリエンテーションとなりました。
詳しくはこちら
https://www.facebook.com/npoivy/
AARの現地レポート
2020年2月25日 17:00
JPF加盟NGO難民を助ける会(AAR)は、バングラデシュにおいてミャンマー避難民のための水・衛生環境や子どもや女性の保護環境の改善事業を実施しています。
AARの駐在員日記では、現地の事業担当の方が、コックスバザール・ウキア郡の難民キャンプに隣接するホストコミュニティやコックスバザール市街地に暮らす人々の生活の様子などを紹介されています。是非、ご一読ください。
https://bit.ly/2vRw7vo
ミャンマー避難民人道支援:JPF 加盟NGO AARの子どものためのフレンドリースペースでスポーツイベントが開催されました!
2020年1月27日 17:35
- ©AAR Japan
JPFの加盟NGO 難民を助ける会(AAR Japan)が、JPF助成事業として、バングラデシュでミャンマー避難民(※)を対象に、トイレや井戸の整備といった衛生環境の改善事業や女性や子どもの保護を目的とした施設の建設を行っています。
AAR Japanが子どものために設置した「チャイルド・フレンドリースペース(CFS)」では、5歳から18歳までの子どもを対象に、基礎教育としてミャンマー語、英語、算数、音楽、図画工作などに加えて、人身売買や薬物犯罪の被害を防ぐための活動を実施しています。
そんなCFSでスポーツイベントが開催されました!約200人も集まり、元気いっぱいに歌を歌ったり、ボールで遊んだりしました。スポーツイベントは月に2回ほど開催されています。
子どもたちの故郷では、イスラム少数派の場合、農民や日雇い労働者など経済的に苦しい家庭であることが多く、初等教育を修了できる子どもは数%ほどと、非常に低い割合です。そのため、多くの子どもたちがCFSでの学びの機会に目を輝かせています。
※JPFでは、民族的背景および避難されている方々の多様性に配慮し、「ロヒンギャ」ではなく「ミャンマー避難民」という表現を使用します。
●2017年10月20日(プレスリリース)
1990年代からミャンマー・ラカイン州におけるミャンマー避難民(※)への迫害は行われており、暴力を原因とし過去数回において彼らはバングラデシュに強制移動を強いられてきました。国連ミャンマー事実調査団(UN Independent International Fact-Finding Mission on Myanmar)によると、ミャンマー避難民を狙った暴力行為はジェノサイドの意図があり、人道に対する罪として報告されました1。2017年8月25日の暴力によりバングラデシュへ逃れた人の数は過去最高と言われており、2018年10月までにも72万5,000人以上がバングラデシュ南東部のコックスバザールに避難しました2。すでにコックスバザールに難民として居住していた人々と合わせると、同地域の総難民数は92万1,000人とされています3。2018年に入っても、難民の数は少なからず増加を続けており、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、2018年は14,180人、9月27日から10月10日の間にも110人の人々がコックスバザールに避難しました4。難民の多数は女性と子供であり、40%以上は12歳以下の子供です5。
バングラデシュ政府とミャンマー政府は、2018年10月30日に難民の帰還を11月中旬までに開始すると表明しましたが、42団体のNGOからは、自主的かつ安全と尊厳が確保される帰還が前提であることが強調され、また多くの難民も、安全や国籍の確保、移動の自由などが与えられない限りは、帰還をしないという姿勢を保っています。
コックスバザールでは34の難民キャンプや居住区などが立ち上がっており、その中で最大のクトゥパロン・バルカリ難民キャンプには、わずか13平方キロメートルの土地に626,500人もの難民が居住しています6。キャンプ内での過密状態は引き続き中心的な課題であり、洪水と土砂崩れのリスクを伴う地域に住む難民もいる中、劣悪な住居・衛生環境は続いており、安全な水や衛生設備へのアクセスは限られています。
バングラデシュにおいて難民支援の調整にあたっているInter-Sector Coordination Group (ISCG)によると、2019年の合同人道危機対応計画 (Joint Response Plan for Humanitarian Crisis, JRP) では、テクナフ郡とウキヤ郡における130万人が支援対象者となる予定です7。この支援対象者には、今回流入した難民に加え、2017年8月以前に既にバングラデシュに流入していた難民(合わせて90万人)、および難民の影響を受けている受け入れ地域住民(33.6万人)も含められています。
JPFでは2018年10月20日にバングラデシュ・コックスバザールでの支援を開始しており、2018年11月現在までに11団体が出動をしています。緊急初動対応期間(2017年10月~2018年4月)とその後の人道支援プログラム(事業期間:2018年5月~2019年4月)では、食糧や、水衛生、NFI、保護、保健医療等の分野での支援を継続しています。
(※)JPFでは、民族的背景および避難されている方々の多様性に配慮し、「ロヒンギャ」ではなく「ミャンマー避難民」という表現を使用します。
1:United Nations Human Rights Council (UNHRC), Report of the Independent International Fact-Finding Mission on Myanmar, 18 September 2018.
2:The latest figure was reported in the Security Council 8381st meeting on the Situation in Myanmar, held on 24 October 2018. Available at: http://webtv.un.org/watch/the-situation-in-myanmar-security-council-8381st-meeting/5853087325001/?term=&lan=spanish (Accessed 26 October 2018)
3:Inter-Sector Coordination Group (ISCG), 2019 Joint Response Plan Strategic Objectives Guidance Note, p.6. Version 1 as of 20 October 2018.
4:United Nations High Commissioner for Refugees (UNHCR), Operational Update on Bangladesh. 1-15 October 2018.
5:UNHCR website: http://www.unhcr.org/rohingya-emergency.html (Accessed 26 October 2018).
6:Joint Response Plan for Rohingya Humanitarian Crisis, March-December 2018, Mid-term Review.
7:Inter-Sector Coordination Group (ISCG), 2019 Joint Response Plan Strategic Objectives Guidance Note, p.1. Version 1 as of 20 October 2018.
2019年6月5日更新
プログラム概要
対応期間 | 2022年5月~2023年5月 |
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事業予算 | 約1.2億円(2022年度当初予算:117,062,832円) |
対象地域 | バングラデシュ |
今後の状況によって見直す可能性があります。
過去のプログラム概要
対応期間 | 2021年6月1日~2022年5月31日 |
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事業予算 | 2億4,900万円 |
対象地域 | バングラデシュ |
対応期間 | 2021年6月1日~2022年5月31日 |
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事業予算 | 2億4,900万円 |
対象地域 | バングラデシュ |
対応期間 | 2021年6月1日~2022年5月31日 |
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事業予算 | 2億4,900万円 |
対象地域 | バングラデシュ |
対応期間 | 2020年3月1日~2021年3月31日 |
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事業予算 | 3億1,100万円 |
対象地域 | バングラデシュ |
対応期間 | 2019年3月1日~2020年2月29日 |
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事業予算 | 3億8,714万円 |
対象地域 | バングラデシュ |
対応期間 | 2018年5月1日~2019年4月30日 |
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事業予算 | 3億8044万円 |
支援内容 | 医療支援、衛生環境の改善、女性および子どもの保護など |
支援団体 | AAR、JADE、PWJが実施 |
場所 | バングラデシュ・コックスバザール |
対応期間 | 2017年10月20日~2018年4月30日 ※「更新情報」2017年11月24日付を参照 |
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事業予算 | 2億3,776万円(民間資金2,661万円、政府資金2億1,115万円) |
支援内容 | 物資配付、医療支援、子どものための心理的応急処置など |
支援団体 | AAR、PWJ、SCJ、MDM、WVJ、GNJP、HuMAが実施 |
場所 | バングラデシュ・コックスバザール |
過去のプログラム概要を表示
ミャンマー・バングラデシュの位置
活動地域の地図はこちら
活動地域(PDF 722KB) 2018年7月3日時点
2018年度の事業一覧を表示
団体名 | 事業名 | 開始日 | 終了日 | 事業予算(円) |
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SCJ | バングラデシュ・コックスバザール県ウキア郡におけるミャンマー避難民世帯に対するシェルター改良および居住環境改善支援事業 | 2018/3/31 | 2018/7/5 | 25,497,385 |
ADRA | バングラデシュ国コックスバザール周辺地域におけるミャンマー避難民支援事業のための調査事業 | 2018/3/29 | 2018/4/7 | 999,895 |
IVY/JISP | バングラデシュ共和国コックスバザール県ミャンマー避難民に対するニーズ調査 | 2018/3/14 | 2018/3/26 | 2,024,938 |
PWJ | コックスバザール県ウキア郡における緊急医療支援事業第2期 | 2017/12/20 | 2018/4/30 | 44,168,485 |
AAR | ミャンマー避難民への越冬支援物資等の配付および水・衛生環境改善事業 | 2017/12/14 | 2018/4/30 | 39,959,985 |
HuMA | ミャンマー避難民本隊人道医療支援 | 2017/12/10 | 2017/4/30 | 10,000,000 |
MdM | ミャンマー避難民の一次保健医療サービスへのアクセス促進のためのアウトリーチ活動事業 | 2017/12/1 | 2018/4/30 | 13,610,985 |
WVJ | バングラデシュへの避難民に対する緊急物資支援事業 | 2017/11/26 | 2017/1/30 | 26,005,588 |
SCJ | バングラデシュにおけるミャンマー避難民の子どもおよびその家族に対する生活物資配布事業 | 2017/11/24 | 2017/1/23 | 49,119,089 |
WVJ | バングラデシュ人民共和国コックスバザール県におけるミャンマー避難民への緊急支援物資配布事業 | 2017/11/15 | 2017/12/14 | 9,998,662 |
AAR | バングラデシュにおけるミャンマー避難民支援事業案件形成調査 | 2017/11/3 | 2017/11/20 | 2,999,296 |
MdM | ミャンマー避難民の栄養、衛生状況及び医療ニーズ調査事業 | 2017/11/2 | 2017/11/18 | |
PWJ | バングラデシュ国コックスバザール県ウキア郡における調査および緊急医療支援事業 | 2017/10/20 | 2017/12/3 | 9,978,077 |
2017年度の事業一覧を表示
活動紹介 : プラン・インターナショナル(PLAN)
識字教育を通して、若者の可能性を広げていく
キャンプの若者の多くは、ミャンマー在住時に 学校に通った経験がほとんどありません。PLANは 15~24歳の男女1,008人を対象に、簡単な読み書き計算を学ぶことのできる制度をコミュニティの人々と共に作りました。キャンプ内の教育支援の大半は子どもが対象ですが、このプロジェクトは避難民の若者の未来を支える貴重な活動となっています。(2020年度)
現地からの声
教育が私の人生を変えた。
ジャナットさん(23歳)
2人の子どもを育てながら、PLANの学習スペー スに通っています。勉強の機会を得られ、私も両親も非常に喜んでいます。読み書きを学んだことで、キャンプ内でNGO のプロジェクトの仕事に就くことができました。現在は、若者リーダーとしても活動中です。家族の一員として家計にも貢献できるようになり、私の人生は大きく変わりました。(PLAN事業より)
現地からの声
WFSはほっとできる大切な空間
アジュ・バハールさん
「女性のためのフレンドリースペース (WFS)」は、スタッフも皆いい人で、家の仕事から離れてほっとできる空間です。特に好きなのはワーク・セラピー(手工芸などの作業を通してストレスを軽減するセラピー)です。空いた時間があれば、小物を作ったり、服を直し たり、学んだことを家でも実践しています。(2019年度AAR事業より)
活動紹介 : メドゥサン・デュ・モンド ジャポン(MdM)
コミュニティの若者を採用して育成
バングラデシュのクトゥパロン難民キャンプで、健康と災害に対するコミュニティの回復力を高める活動をしています。住民の知識や態度が向上し、より良い行動をとれるよう教育を行っています。事業終了後にも教育活動が続けられるよう、コミュニティの若者を採用して育成しています。(2018年度)
現地からの声
健康を守るための知識を教わりました
ジョンノタラさん
難民キャンプで5人目の子どもを出産しましたが、MdMの健康教育を受けるまで子どもの体を清潔に保つ重要性や方法を知りませんでした。ミャンマーや難民キャンプでも学ぶ機会のなかった、健康を守るために大切な知識を教わりました。是非支援を続けてほしいです。(MdM事業より)
活動紹介 : AAR Japan[難民を助ける会](AAR)
女性が安心して清潔に利用できるトイレを建設
バングラデシュ最南端のナヤパラ避難民キャンプでは、ビニールで囲っただけの簡易トイレが目立ち、女性たちは、自宅テントの片隅を仕切るなどして夜間に水浴びをしており、不自由を感じていました。そこでAARは、トイレと水浴び室が一体となった施設17棟※を建設しました。女性たちは「トイレと水浴び場ができて助かっています。使用後は水を流して皆で清潔に保っています」と喜んでいます。
※AARはクトゥパロン避難民キャンプにも5棟を建設しています。(2017年度)
現地からの声
支援してくださった日本の皆さんに感謝
ノジル・アフマドさん
ナフ川を挟んでミャンマーに面するナヤパラ避難民キャンプに、ミャンマー西部ラカイン州モンドー地区から逃れてきました。妻と子ども5人の7人家族で、少し前に女の子が生まれたばかりです。キャンプに来て、何とかテントだけは建てることができましたが、幼い子どもたちもいるので、水浴び場とトイレがなくて困っていました。こうして支援してくださる日本の皆さんに感謝しています。
- 2021年4月5日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2021年3月3日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2021年2月3日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2021年1月6日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2020年12月3日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2020年10月5日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2020年8月5日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2020年7月3日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2020年6月3日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2020年5月11日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2020年4月3日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2020年3月4日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2020年1月8日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2019年12月25日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2019年6月6日
- 「事業一覧」と「活動地図」を更新しました。
- 2019年6月5日
- 「支援の背景」を更新しました。
- 2019年1月16日
- 「バングラデシュ」最新の現地情報を掲載しました。
- 2018年8月29日
- 「事業紹介」と「現地からの声」を更新しました。
- 2018年7月3日
- 事業一覧と活動地域を更新しました。
- 2018年6月4日
- 事業一覧を更新しました。
- 2018年5月16日
- 事業一覧と活動地域を更新しました。
- 2018年4月27日
- 事業一覧と活動地域を更新しました。
- 2018年4月4日
- 事業一覧と活動地域を更新しました。
- 2018年3月26日
- 事業一覧と活動地域を更新しました。
- 2018年3月15日
- 事業一覧を更新しました。
- 2018年3月5日
- 事業一覧を更新しました。
- 2018年2月14日
- 事業一覧を更新しました。
- 2017年12月22日
- 事業一覧と活動地域を更新しました。加えて、新たにPWJが出動しました。
- 2017年12月13日
- 事業一覧と活動地域を更新しました。
- 2017年11月24日
- 現地のニーズに鑑み、下記の通り期間を延長しました。
【期間】2017年10月20日~2018年1月19日 → 2017年10月20日~2018年4月30日
【予算】1億円(政府:9千万円、民間:1千万円)→ 137,760,000円(政府:121,146,000円、民間:16,614,000円)を追加する。
4団体の関心表明から始まった本プログラムは、新たに出動を検討する団体が相次ぎ、現在は6団体が調査/事業を実施中です。今後の出動を検討している団体も4団体あり、このままでは予算が足りなくなることから、予算追加の要望がなされました。
加えて、迅速かつ効果的な初動対応を目的に、2018年4月末までを初動対応期として本プログラム期間を延長します。 - 2017年11月17日
- 事業一覧と活動地域を更新しました。加えて、新たにGNJPが出動しました。
- 2017年11月10日
- 事業一覧と活動地域を更新しました。
- 2017年11月2日
- 事業一覧と活動地域を更新しました。
- 2017年10月20日
- 「ミャンマー避難民人道支援」プログラムを立ち上げました。
過去の対応計画を表示
ジャパン・プラットフォーム(JPF)は13日、80万人を超える人々※1が避難している、バングラデシュ・コックスバザールで人道支援を開始することを決定しました。生活に必要な物資の配付、医療提供、子どものための心理的な応急処置などを、実施します。同時に、支援金の募集も開始します。
※1:JPFでは、民族的背景および避難されている方々の多様性に配慮し、
「ロヒンギャ」ではなく「ミャンマー避難民」という表現を使用します。
■支援開始を決定した背景
◎避難民流入の規模
コックスバザールにはもともと約30万人※2が避難しているとされるが、8月25日以降、新たにミャンマーから国境を越えて隣国バングラデシュに避難した人は50万人※3を超え、合わせると80万人が緊急支援を必要としている。国境付近には数千人がなお立ち往生している※3とも報告されており、今後も避難民は増加する可能性がある。
◎衛生・食糧・医療に高い支援ニーズ
人口過密状態のなか、トイレや安全な水の不足などにより衛生環境は劣悪で、感染症発生のリスクが高まっており、安全な水の提供や衛生施設の設置が急務である※4。また、コックスバザールに避難したすべての人に食糧が不足しており、とりわけ約28万1,000人に緊急の栄養サポートが必要とされ、そのうち約半数は5歳未満と見られる。新たにキャンプに到着した約1万4,000人の5歳未満の子どもは深刻な急性栄養失調の状態に陥っている※5。また、新たな避難民のほとんどは女性や子どもで、銃弾や地雷で負傷するなど心理的なトラウマを抱えている※3。
◎支援の圧倒的な不足
こうしたなか、国際機関やNGOによるシェルター・食糧・保健衛生・医療・栄養・給水・教育支援などが行われているが、新たに避難してきた人々は、キャンプ外に設置した仮のシェルターなどで過ごさなければならないなど※3、現地での支援が圧倒的に不足している。
◎現地団体とのパートナーシップ
このたび、ともに支援を行う現地団体との連携等により、準備が整った。
※2:UNOCHA, 2017 Humanitarian Response Plan, September 2017 - February 2018(Oct 2017)
※3:UNOCHA, Rohingya Refugee Crisis
※4:Inter Sector Coordination Group, WASH sevtor Coc' Bazar - Situation Report, 7 October 2017
※5:Disaster Emergency Committee,"145,000 children under five at risk of malnutrition after fleeing Myanmar", 4 Oct 2017
2018年3月2日 ミャンマー避難民の人道危機、難民と移民の諸課題に関する円卓会議を開催
最新の現地情報 2019年1月16日
ミャンマー避難民人道支援 寄付・支援方法
クレジットカードで寄付
PayPalで寄付
オンライン寄付についてはPayPalをご利用いただきます(利用上限金額につきましてはPayPalアカウントをご確認ください)。PayPalに登録がない方も、クレジットカードを利用してPayPalからご寄付可能です。
銀行振込で寄付
- 銀行名
- 三菱UFJ銀行
- 支店名
- 本店
- 口座種類
- 普通
- 口座番号
- 1732850
- 口座名義
- 特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム
- フリガナ
- トクヒ)ジヤパンプラツトフオーム
- ※恐れ入りますが、振込手数料をご負担ください。
郵便振替で寄付
- 銀行名
- ゆうちょ銀行
- 記号と番号
- 00120-8-140888
- 口座名義
- 特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム
- フリガナ
- トクヒ)ジャパンプラットフォーム
- ※通信欄に「ミャンマー避難民」とお書き添えください。
- ※恐れ入りますが、振込手数料をご負担ください。
- ※所定の郵便振替用紙(あなたの力が必要です)をご希望の方は、お問い合わせよりご住所と用紙の種類を記入の上お申し付けください。郵送にて送付させていただきます。
- ※税制上の優遇措置が受けられます。 寄付金控除 領収書の発行
- ※ご寄付を下さった方は応諾書にてご連絡いただければ幸いです。 応諾書フォーム
- ※領収書の発行をされた方は応諾書は不要です。
- ※企業・団体からの寄付の10%、個人からの寄付の15%を事務管理費として活用し、残りの全額は現地での事業費にあてられます。
寄付サイトを通じて寄付
※お申込みいただいたご寄付は、各サイトを通じてJPFへ寄付されます。詳細な手続きや規定は各サイトをご参照ください。