ウガンダ国内コンゴ民主共和国難民緊急対応支援
子ども・青年への起業支援を実施
2022年9月30日
JPF加盟NGOのSCJは、ウガンダにおけるコンゴ民主共和国難民とホストコミュニティの子ども、青少年の保護事業を行っています。
対象となる難民居住区では、ウガンダに避難する過程で家族と離散し、里親による代替監護を受ける難民の子どもが少なくありません。また、里親と里子の関係がうまくいかず、子どもの保護リスク悪化につながるケースもあり、特に10代後半に差し掛かる子どもたちは、代替監護卒業後の生活への不安を抱えています。
SCJでは、代替監護から自立に向かう過渡期にある14-18歳の子ども・青年100人と、その養育者を主な対象として、自立支援、ライフスキル研修、里親・保護者との会合、起業支援などを行っています。
8月、274人の子供達がライフスキルセッションに参加し、そのうち93人の子供達に起業キットが提供されました。ミシンとその付属品、プラスチック製の靴、洋服の俵、はさみ、炭焼きストーブ、工具箱、アフリカンプリント、自転車など、さまざまなものが調達され、子どもたちとその家族に配られました。これは、子どもたちとその家族が生活に必要な基本的なものを自給できるように支援することを目的としています。
ライフスキル・セッションを開催
JPF加盟NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は、ウガンダ南西部におけるコンゴ民主共和国難民とホスト・コミュニティの子ども・青少年の保護事業を実施しています。7月は、274人の子どもたち(女子188人、男子86人)が、ライフスキル・セッションに参加しました。セッションの内容は、「私の体は私のもの」、「未来を想像する」、「金融リテラシー」、「ビジネスマネジメント」などです。
子ども・青少年の保護事業
2022年7月29日
DRC難民の子どもの多くは、家族離散、身体的・精神的暴力、性とジェンダーに基づく暴力 (Sex and Gender based Violence、以下SGBV) 、心理社会的困難、児童労働などさまざまなリスクにさらされています。また、、ウガンダに逃れる際に親と離散した子どもたちも多く、親戚や同じ難民居住区に暮らす周囲の大人が親に代わり監護するケースもあります。
JPF加盟NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は、ウガンダにおいて難民とホスト・コミュニティの子ども・青少年の保護事業を実施中です。
通学継続に課題を抱える児童への教育支援
2022年6月28日
コンゴ民主共和国(DCR)難民・ホストコミュニティの中には、学校を中退するリスクが高い子どもたち、障がい児、孤児など通学を継続することに課題を抱える子供たちが多くいます。JPF加盟NGOのAAR Japan[難民を助ける会](AAR)は、教育支援の活動を続けていて、これらの児童の学習環境改善のサポートを行っています。
5月は、対象となる児童全員へ学用品配付と、女子児童に対して生理用品の配付を実施しました。また、授業で使用される英語に課題のある児童に対する英語補講の支援も行っており、支援を実施した学校の対象児童の90%が「通常の授業を理解しやすくなった」、また「通学を継続する意欲が向上した」と回答しています。
子ども主体の啓発活動の実施
2022年5月27日
- 子ども主導の活動で、アート作品と詩を発表する子どもたち ©Save the Children
- Nyumbani FMで衛生・公衆衛生・平和的共存についてリスナーに伝える子どもたち ©Save the Children
JPF加盟NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)の支援により、子ども主導の主体の啓発活動が実施されました。この活動は263人のピアツーピアメンバー(女子121人、男子142人)が中心となり、難民居住区の他の417人の子どもたち(女子184人、男子233人)へ権利と責任、コミュニティ内の保健・衛生などについて啓発活動を行いました。
後日、4人の子どもたち(女の子2人、男の子2人)がラジオトークショーに参加し、当日参加できなかったホストコミュニティの子どもたちなどに向けても情報を発信しました。
教育の必要性に対する保護者の理解促進を促すワークショップ開催
2022年5月27日
JPF加盟団体の難民を助ける会(AAR)は難民居住地における教育支援を行っています。4月は、通学に課題のある児童の保護を対象に、教育の重要性に関する通学継続啓発ワークショップを実施し、保護者合計481 人(男性 200 人・女性 281 人) が 参加しました。このワークショップを通して、保護者は子どもの就学の障壁となっている課題を分析し、その解決策や子どもの通学を支援する方法について議論しました。
難民居住地区における感染症予防給水衛生支援
2022年4月27日
JPF加盟NGOのピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、チャカII難民居住地区において、地区内の公共施設利用者向けの給水所の整備を完了しました。また給水所の維持に必要なトレーニングを実施し、28名が参加しました。
子どもたちのグループ活動を土台とした支援
2022年3月7日
- 子ども広場でのピア・グループの集まり ©Save the Children
JPF加盟NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)が、ウガンダのコンゴ民主共和国難民居住地やホスト・コミュニティを対象に実施する事業の中では、同世代の子どもたちによるピア・グループを土台とした活動も行われています。子どもたち自身が発信する機会を設けることも目指しています。
難民居住地やホスト・コミュニティにおける子どもの保護
2022年2月25日
- 子どもたちとの話し合いの様子 ©Save the Children
JPF加盟NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は、ウガンダ南西部におけるコンゴ民主共和国難民やホスト・コミュニティの子ども・青少年の保護事業を実施しています。自治体や国連機関などともしっかりと連携しながら、弱い立場に置かれてしまった子どもたちに寄り添った支援を行っていきます。
難民居住地における感染症予防
2022年1月25日
- ©PWJ
JPF加盟NGOのピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、ウガンダの難民居住地に暮らすコンゴ民主共和国難民への支援を継続しております。感染予防をわかりやすく知らせる啓発活動は、トイレの壁面に描かれた手洗いの絵からも見て取れます。
難民居住地における新型コロナ感染症予防や教育支援
2021年12月13日
JPF加盟NGOの難民を助ける会(AAR)とピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、ウガンダ西部の難民居住地に暮らすコンゴ民主共和国難民への支援を継続しております。AARはチャングワリ難民居住地において、児童の学習改善などの教育支援を実施しております。また、PWJはチャカⅡ難民居住地において、難民やホストコミュニティ住民に向けて、感染予防の促進を行っております。
PWJの水衛生事業の完了
2021年11月10日
- ©PWJ
JPF加盟NGOのピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、ウガンダ国内のコンゴ民主共和国難民への支援を実施しており、10月には給水衛生環境改善のための事業を完了しました。同事業では、女子生徒への月経衛生管理キット配布などを行い、学校での衛生面での知識の普及に努めました。なお、PWJはチャカⅡ難民居住区においてコロナ感染予防の事業を継続しています。
対応計画を更新
2021年10月27日
- ©PWJ
ウガンダ国内コンゴ民主共和国難民緊急対応支援プログラムの対応計画を更新しております。支援活動の目標、セクター別計画などをご確認いただけます。
▼対応計画はこちら
PWJによるDRC難民の支援の継続
2021年9月23日
- 衛生キットを受け取った子どもたち ©PWJ
JPF加盟NGOのピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、ウガンダに逃れたコンゴ民主共和国(DRC)難民の支援を2019年7月以降継続しています。現在は、「チャカⅡ難民居住地区における新型コロナウイルス感染症予防給水衛生支援」を行っています。
2020年度の年次報告書で支援プログラムや現地からの声を紹介
2021年8月23日
- 簡易手洗い器を使う生徒たち ©PWJ
コンゴ民主共和国(DRC)からの難民を最も多く受け入れているウガンダでは、2021年末には、DRC難民が約57万人に達すると予測され、新たに流入する難民への支援も必要となっています。JPFは、保護者のいない子ども、ジェンダーに基づく暴力の被害者など、より弱い立場の人々に配慮し、例えば、教育支援では、女子児童の就学を妨げる環境の改善などにも取り組んでいます。年次報告書では、現地からの声も紹介しています!
2020年度年次報告書はこちら(19頁に掲載)
JPF加盟NGOによるDRC難民の子どもや青少年への支援
2021年7月28日 15:45
ウガンダへ逃れたコンゴ民主共和国(DRC)難民の半数以上が18歳未満の子どもです。
避難生活の長期化で、養育者のストレスが増加するなどの理由で、難民の子どもたちは虐待やネグレクト、暴力、児童婚、児童労働、性とジェンダーに基づく暴力 (Sexual and gender-based violence:SGBV)などの問題、リスクにさらされています。
JPF加盟NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は、JPFプログラムとして、ウガンダのDRC難民とホストコミュニティの子ども・青少年の保護事業を実施しています。
SCJのレポートはこちら
https://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?d=3622
SCJ、ウガンダで子ども・青少年の保護事業
2021年6月26日 13:04
JPF加盟NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は、JPFプログラムとして、ウガンダのコンゴ民主共和国難民とホストコミュニティの子ども・青少年の保護事業を実施しています。
SCJは、難民居住区において、暴力や虐待、搾取、ネグレクトなどの保護のリスクにさらされている子どもたちに、個別支援を実施。個々のケースに応じて食料や生活必需品の支給、居住環境の改善支援、医療機関の受診支援などを行っています。
さらに、避難の過程で親と離散したり、親を戦闘や病気で失ったりした結果、里親のもとで暮らしている難民の子どもたちも多く、これまでの養育環境を卒業し自立・自活への道へと進む10代後半に差しかかる子どもたちへ、生計手段や教育の機会、可能性について講義やキャリア相談、起業支援としてスタートアップキットの提供などを行っています。
AAR、どの子も教育を受けられるよう、ウガンダの難民居住地で支援
2021年5月18日 12:00
JPF加盟NGO、難民を助ける会(AAR)はウガンダで支援。JPFプログラムとして、コンゴ民主共和国(DRC)難民への教育支援を実施しています。
DRC難民の初等教育学齢期の子どもたちの多くは、学校に通えていません。それは、学用品が購入できないといった経済的な理由や、保護者の教育の必要性への理解の低さも要因となっています。特に女子児童については、仕事や家事の強制や男子教育の優先、月経中のいじめや早婚による中退などが要因となっています。
AARは、児童が家庭の経済状況や性別を問わず通学できるように支援を行っています。学用品の配布をはじめ、学校関係者や保護者、地域住民を対象に女子教育促進ワークショップを実施。また、学校において女子教育クラブをつくり、月経中の通学など女子児童が抱える悩みや課題に関するディスカッションやワークショップを行って、児童の不安を緩和し、女子児童の通学意欲が向上することも目指しています。テーマによっては男子児童も参加し女子児童の置かれている現状への理解を深める機会となっています。
SCJによるコンゴ民主共和国難民の子ども・青少年の保護事業
2021年4月30日 18:00
- 青少年のライフスキル向上支援も実施され、ビジネスを始めるためのスタートアップキットが提供された ©Save the Children
JPF加盟NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は、ウガンダで支援。
JPFプログラムとして、コンゴ民主共和国(DRC)難民の子ども・青少年の保護事業を実施し、3月に完了しました。
ウガンダのDRC難民の半数以上が子どもで、多くは家族離散、身体的暴力、性とジェンダーに基づく暴力 (SGBV)、心理社会的ストレス、児童労働、その他の暴力や保護に関する問題を抱えています。
SCJは、様々なリスクにさらされている子どもたちの個々のニーズに合わせた個別支援を実施し、必要な場合は専門機関への紹介なども行いました。
また、DRC難民の家庭の一部では、しつけとして体罰が用いられ、なかにはエスカレートして子どもが深刻な怪我を負うなど、保護に関する大きな問題の一つとなっているため、「体罰等によらない子育てセッション」も実施され、代替監護下にある子どもや養育者が参加。参加者からは親子の関係が改善したという声も聞かれました。
PWJが人口増加のDRC難民居住地で支援
2021年3月28日 6:00
JPF加盟NGOのピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、ウガンダにおけるコンゴ民主共和国(DRC)難民とホストコミュニティへの給水衛生環境の改善を支援しています。
ウガンダ西部のDRC難民居住地ではDRC東部での治安の悪化から2017年末から急激に難民流入が増加し、加えて出産等により人口の増加が続いています。
PWJは、コミュニティにおける1人当たりの給水量の不足を解決するため給水施設の整備や、急増する生徒に見合った数の衛生施設のない小学校へ、トイレを建設するなどの支援を実施しています。
また、更衣室が整っていなかったり、経済的理由から月経衛生用品を購入することができず、月経に対応できないために休学もしくは退学する女子生徒が多いため、衛生用品の配布や月経衛生管理についてのワークショップも行っていきます。
SCJの子ども支援
2021年2月27日 6:00
- 親を失った子どもを保護している里親へ食糧を支援 ©Save the Children
JPF加盟NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は、JPFプログラムとして、ウガンダ南西部におけるコンゴ民主共和国(DRC)難民の子ども・青少年の保護事業を実施しています。
ウガンダに避難しているDRC難民のうち60%が子どもです。
多くの子どもたちは避難する前、また避難した後も心理社会的ストレス、暴力、児童労働、ネグレクトなどの様々なリスクにさらされています。また、避難の過程で養育者と離れてしまった子どもたちも多くいます。
SCJは、ケースワーカーによる戸別訪問を通して、家庭内での子どもたちの安全状況を確認し、必要であれば個々の状況に応じ適切な専門機関へつなげるなどの支援を実施しています。
さらに、保護者に対する、「体罰によらない子育てセッション」の実施などを通し、子どもたちが安全に育つことのできる環境を整えています。
AAR、子どもたちのよりよい学習環境のために支援
2021年1月26日 4:00
JPF加盟NGO、難民を助ける会(AAR)はJPFプログラムとして、ウガンダ共和国西部の、コンゴ民主共和国(DRC)難民の居住地における教育支援を実施しています。
ウガンダのDRC難民の子どもたちは、学習環境が整っていないことなどから、初等教育学齢期の半数以上が就学できていない状況です。
AARは、DRC難民とホストコミュニティーの子どもたちを対象に支援。
支援対象地のチャングワリ難民居住地内では、教室不足で子どもたちが過密状態で授業を受けていること、さらに1冊の教科書を生徒4人が共有するなど教材の不足といった問題があります。
AARは、校舎の増築、教材の配布などを実施。先月までに9つの新教室を建設しました。
PWJ、ウガンダ西部で衛生環境の改善を支援
2020年12月24日 4:00
JPF加盟NGOピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、ウガンダ西部におけるコンゴ民主共和国(DRC)難民への給水衛生環境改善支援を実施中です。
PWJ事業地のチャカII難民居住区には、2017年末から急激にDRC難民が流入しました。
しかし給水衛生環境は劣悪で、小学校に子ども用、教員用のトイレや手洗い設備が整っていないなど、早急な改善が課題となっています。
PWJは、難民そしてホストコミュニティ住民の給水衛生環境の改善のため、給水設備の整備、また小学校におけるトイレや手洗い設備や焼却炉の設置、衛生普及活動支援などを進めています。
SCJの子ども・青少年の保護事業
2020年11月18日 4:00
- 「こどもひろば」で時間を過ごす子どもたち ©SCJ
JPF加盟NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は、JPFプログラムとして、ウガンダ南西部におけるコンゴ民主共和国(DRC)難民の子ども・青少年の保護事業を実施しています。
DRCから逃れてきた子どもたちは、DRCで目撃し、受けた暴力や長期化する避難生活により、周囲の環境や日常生活の変化に直面し大きなストレスを受けるほか、虐待、人身取引、ネグレクトなどのリスクにさらされています。
SCJは、支援を通し、暴力や虐待、搾取、ネグレクトなどの保護のリスクを抱える、特に脆弱な状態にある子どもたちに個別支援を提供したり、避難生活下においても、「こどもひろば」など子どもたちが安心かつ安全に過ごせる場所を確保し、子どもの保護を促進しています。
SCJのウガンダでの支援
2020年10月28日 3:04
- ライフスキル向上支援セッションの様子 ©SCJ
JPF加盟NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)は、JPFプログラムとして、ウガンダ南西部におけるコンゴ民主共和国難民の子ども・青少年の保護事業を実施しています。
ウガンダに避難してきた青少年の多くは、他者と適切にコミュニケーションを取り、交流することに困難を覚えており、ウガンダに暮らす上で、社会的、経済的なスキルを必要としています。また、避難生活を送る上で、就職や起業する機会は限られています。
SCJは、就学や就労、社会との交流が限定的となっている青少年の保護を目的に、ライフスキル向上支援を実施。
ファイナンシャル・リテラシー、英語の読み書き、対人スキル、そして性的暴力に関する知識や適切な対応などのスキル習得を、原則、中等教育以上の教育機会を得られていない青少年を対象に支援しています。
AARの教育支援
2020年9月26日 14:00
- チャングワリ難民居住地内 ©AAR
JPF加盟NGO、難民を助ける会(AAR)はJPFプログラムとして、ウガンダ西部のチャングワリ難民居住地で、DRC難民とホストコミュニティーの子どもたちを対象に教育支援を実施中です。
支援対象地のチャングワリ難民居住地では、700人以上が学校に通う学校に、一つしか教室がないという状況の学校もあり、子どもたちのための学習環境を整えるため、AARは4月より支援を開始。
しかし、支援開始と同時期に新型コロナウイルス感染症が拡大し始め、ウガンダのすべての学校が休校となり、駐在員は安全上の理由からウガンダからの退避を余儀なくされました。
現在もチャングワリ難民居住地の学校では休校が続いていますが、AARは現地に残るウガンダ人のスタッフと密接に連携を取りながら活動を継続しています。
AARのレポートはこちら
https://bit.ly/3kc8qlk
PWJが月経衛生管理キットを配布
2020年8月29日 10:00
- 配布されたMHMキットを持つ女子生徒たち ©PWJ
- 簡易手洗い器を使って手を洗う女子生徒たち ©PWJ
JPF加盟NGOピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、ウガンダ西部におけるコンゴ民主共和国難民への給水衛生環境改善支援を実施中です。
PWJ事業地のチャカII難民居住区においてはまだ新型コロナウイルスの感染者は報告されていませんが、感染症が現地の経済活動や援助機関の活動に影響し、難民やホストコミュニティにとり、衛生面に配慮した生活が難しくなってきています。
PWJは、このような状況下において疎かにされがちな月経衛生管理への支援を行いました。
難民居住区内の10歳から18歳の女子生徒、2000人以上に月経衛生管理(MHM:Menstrual Hygiene Management)キットを配布。
キットには再利用可能なナプキンやショーツのほか、洗濯のための石鹸やバケツが含まれます。生徒からは「しばらくナプキンがなかったので、(PWJからMHMキットをもらえて)助かりました。」と喜びの声が聞かれました。
加盟NGOが支援を実施中
2020年7月31日 15:00
JPF加盟NGOのピースウィンズ・ジャパン(PWJ)、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)、難民を助ける会(AAR)はウガンダでコンゴ民主共和国(DRC)難民のための支援を実施中です。
給水衛生環境改善支援や、難民の子ども・青少年の保護事業、さらに、DRC難民の多くの子どもたちが教育機会を逸しているため、難民居住地における教育支援などを実施しています。
新型コロナウイルスの支援への影響
2020年6月30日 23:00
JPFはウガンダ国内コンゴ民主共和国難民緊急対応支援として、難民の方々への給水衛生環境改善支援や難民居住地における教育支援などを実施中です。
新型コロナウイルスにより、多くの地域で、大勢での集会の禁止や移動の制限など、支援活動を行うことが困難になる要素が多くなってきています。
必要としている方々に支援を届けられるよう、感染予防に十分な配慮をしながらこの時期を乗り越えていく必要があります。
PWJの支援
2020年5月29日 7:00
- ©PWJ
- ©PWJ
JPF加盟NGO ピースウィンズ・ジャパン (PWJ)は、JPF助成事業として、ウガンダ西部におけるコンゴ民主共和国難民への衛生環境改善支援を実施しました。
コンゴ民主共和国東部の治安の悪化などが原因で、ウガンダの西部にあるチャカII難民居住区の人口は、2018年6月には約63,000人から2020年3月には約124,000人に急増。
そのため、給水衛生設備の不足が深刻であり、加えて新型コロナウイルスの影響により、元々医療基盤がぜい弱な難民居住区では衛生環境の改善が喫緊の課題です。
そこでPWJは2月下旬より3つの小学校に計10棟の生徒用トイレを建設しました。
手洗いを習慣化するためにトイレ横には手洗いタンクを設置。こちらは新型コロナウイルスの感染予防にも役立ちます。
また衛生クラブに所属している小学生130名以上に衛生知識研修を実施しました。
現在、感染症のため学校は休校中ですが、再開した際にはきれいなトイレと手洗い場を喜んで使う子供たちの顔が見えるようです。
AARが教育支援を開始
2020年4月3日 1:00
- ©AAR
不安定な情勢が続くコンゴ民主共和国(DRC)。
AAR Japan[難民を助ける会]はJPF助成事業として、ウガンダ西部のチャングワリ難民居住地で、DRC難民とホストコミュニティーの子どもたちを対象に、2020年4月より教育支援を開始しました。
ウガンダでは、初等教育学齢期のDRC難民のうち半分以上もの子どもたちが学校に通うことができていません(2019年6月、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR))。
教室や教材の不足、不十分な学校の運営体制など、学習環境が整っていないこともその一因です。
AARが支援を行うチャングワリ難民居住地では、700人以上が学校に通う学校に、一つしか教室がないという状況の学校もあり、子供たちが集中して学べる環境ではありません。
そこでAARは、教室や教員宿舎の建設、教材の配付など、学校環境を整備する支援を開始。また、学校施設の維持管理や学校運営研修を実施しています。
現在は、新型コロナウイルス感染拡大のため、活動地の学校が閉鎖されてしまっています。そのため、すぐに学校での支援はできない状況ですが、支援の準備を進めています。
AARの投稿はこちら
https://aarjapan.gr.jp/about/news/2020/0410_2929.html
ウガンダ国内コンゴ民主共和国難民緊急対応支援:UNHCRが難民支援のための資金提供を呼びかけ
2020年3月30日 5:00
2017年初頭から長く続くコンゴ民主共和国(DRC)の難民危機。
ウガンダは現在40万人ものDRC難民を受け入れており、ブルンジ(8万4千人以上)やルワンダ、タンザニア(それぞれ7万5千人以上)などの隣国の中でも主要な受け入れ国となっています。
しかし、長引く危機に、受け入れ側の余裕もなくなってきており、避難先の難民キャンプは人があふれている状況となっています。
UNHCRとパートナー団体は、DRCから隣国に逃れた難民と、難民を受け入れるホストコミュニティーを支援するために6億2100万米ドルの資金提供を呼び掛けました。
JPF「ウガンダ国内コンゴ民主共和国難民緊急対応支援」を実施中
2020年2月29日 11:00
- チャカⅡ居住区 ©PWJ
JPFは、コンゴ民主共和国(以下DRC)からウガンダへの難民の急増を受けて、2019年1月に出動を決定、5月以降、緊急対応支援を展開しています。
現在は、JPF加盟NGO ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)が、ウガンダ西部のチャカⅡ居住区において、DRC難民への衛生環境改善支援を実施しています。
ウガンダ国内のコンゴ民主共和国難民の現状
2020年1月31日 15:32
2018年末以降、国内情勢の悪化に伴い、多くの人々がコンゴ民主共和国(DRC)を逃れました。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR:The Office of the United Nations High Commissioner for Refugees)が今月発表したデータによると、アフリカ全土でのDRC難民の数は2019年末時点で902,816人*1。
そのうち隣国ウガンダに逃れた難民の数は397,638*2(2019年12月末時点)となっており、まだまだ支援を必要とされている方々が多くいます。JPFは今後も、現地行政や加盟NGOと連携しながら状況の把握とニーズ調査を進め、迅速に支援を実施していきます。
注1:UNHCR DRC Fact Sheet - January 2020
https://data2.unhcr.org/en/documents/download/73669
注2:UNHCR Operational Data Portal
https://data2.unhcr.org/en/situations/drc
ジャパン・プラットフォームは、ウガンダへの流入が続くコンゴ民主共和国の難民を支援するため、1月28日に出動を決定しました。
<概況>
- コンゴ民主共和国(以下DRC)は、2018年末の大統領選挙の結果、18年ぶりの政権交代が行われましたが、国内の情勢は悪化しました。選挙後にはウガンダと国境を接する東部地域などで民族間の武力衝突が激化し、2018年末時点で31万人以上※1と見られていたDRCからウガンダへの難民の数は、今後も東部の不安定な状況が続いた場合、2019年末には約39万人にまで増加すると予測されています※2。
- ウガンダに逃れた難民の55%が18歳以下の子どもであり、避難の過程でリスクにさらされ、避難先の生活においても強いストレスにさらされています。DRC難民児童の就学率は初等教育で47%、中等教育ではわずか8%となっており、多くの子どもたちが教育機会を逸しています※3。
- また、DRCやウガンダ国内でのエボラ熱の感染拡大に伴い、感染症のリスクへの対応として、感染予防、必要な医薬品の備蓄、医療関係者の能力強化等、医療保険分野のニーズも高まっています。
- DRCからの難民急増をうけて、ウガンダ政府は、難民居住区において、国連機関、NGOとの支援活動を展開する一方で、援助資金が不足する状態が続いています。ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、支援ニーズに鑑み、2019年1月に出動を決定。5月以降、要望した加盟NGO3団体の内、1団体が、子どもの保護などの支援事業を開始しましたが、緊急のニーズの更なる拡大に対応するため、8月にはプログラムの12か月延長を決定しました。
- JPFは、加盟NGOと連携しながら、ニーズに沿った緊急支援内容を迅速に実施していきます。今後の状況につきましては、随時JPFウェブサイト、Facebookでご報告いたします。
※1:UNHCR, Uganda Operational Update (December 2018)
※2:UNHCR, DRC Influx Dashboard Joint Border Mentoring Uganda Refugee response (June 2019)
※3:UNHCR, The Democratic Republic of Congo Regional Refugee Response Plan January 2019 - December 2020 (June 2019)
プログラム概要
対応期間 | 2022年5月~2023年5月 |
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事業予算 | 約4千万円(2022年度当初予算:39,114,570円) |
対象地域 | ウガンダ |
※対応期間・予算は、現地の状況に応じて適宜見直しを行います。
過去のプログラム概要
対応期間 | 2021年3月1日~2022年3月31日 |
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事業予算 | 1億2,372万4,000円 |
対象地域 | ウガンダ |
対応期間 | 2020年11月1日~2021年10月31日 |
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事業予算 | 7,500万円 |
支援内容 | 保護、教育、水衛生など |
対象地域 | ウガンダ国内 |
対応期間 | 2019年5月1日~2020年10月31日(緊急対応期) |
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事業予算 | 3.21億円(政府支援金) ※予算額を2.56億円から3.21億円に増額しました(2020年3月4日) |
支援内容 | 初動調査、子どもの保護、教育、水衛生、保健、生計支援など |
支援団体 | PWJ、SCJ、AAR |
対象地域 | ウガンダ国内 |
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現地からの声
学校で友だちと学んでいるときが一番楽しいです。
ネマ・シエラさん(17歳)
2017年にDRCから逃れてきましたが、両親はまだ母国にいます。学校で友達と将来につ いてよく話します。私は教師になって母国の子どもたちに英語を教えてあげたいです。AAR の「女子教育クラブ」がとても好きです。月経について学んだので、友達が不安にならないよう助けられます。女子教育について英語でディベートするのも楽しみです。(2020年度AAR事業より)
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