国際協力NGOジャパン・プラットフォーム(JPF)

紛争や災害時の緊急人道支援を行うNGO組織 ジャパン・プラットフォーム

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個別支援プログラム

着の身着のままで避難してきた人に寄り添い、生活必需品の配布や医療を支援をしています

医療や生活必需品を支援

2017年8月25日以降にミャンマーから国境を越えてバングラデシュに避難した人※1は65万人以上にのぼり、その数はいまだ増え続けています。これだけ短期間に、これだけ大規模な避難民の流入は過去に例がなく、国際社会による緊急人道支援が急ピッチで進められています。

JPFは10月13日に対応を開始し、これまでに7つのJPF加盟NGO※2が緊急支援を実施しました。その様子をご報告します。(2017年3月時点)

難民キャンプの風景。一面に難民の住居が敷き詰められている©PWJ
難民キャンプの風景。一面に難民の住居が敷き詰められている ©PWJ

生活必需品も医療も十分でない難民キャンプ

住民への聞き取り調査。女性スタッフの方が女性の声を聞きやすい©PWJ
住民への聞き取り調査。女性スタッフの方が女性の声を聞きやすい ©PWJ

JPFに加盟する7つのNGOである特定非営利活動法人難民を助ける会(AAR)、特定非営利活動法人グッドネーバーズ・ジャパン(GNJP)、特定非営利活動法人災害人道医療支援会(HuMA)、特定非営利活動法人メドゥサン・デュ・モンド ジャポン(MdM)、特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)、公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)、特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は、現地入りと同時に、着の身着のままで、背負えるだけの最低限の家財道具を持って逃げてきた人々にヒヤリングを続けました。

人々からは、シェルター資材や衣類、衛生用品、台所用品などが必要だという声が聞かれました。また、疲れ果てて難民キャンプに辿りついた避難民の中には、体調を崩す人もたくさんいらっしゃり、医療支援のニーズが高いこともわかりました。

住環境や衛生状態の改善が急務

また、トイレの半分近くが機能しておらず、女性が安心して利用できる水浴び場がないこともわかりました。よって、トイレ、水浴び室、井戸などを設置することを決めました。

HuMAから派遣された医師は、「おたふくかぜの子どもがいましたが、家には他にも子どもが6人いるらしい。狭い住居環境の中で感染が広まるのではないかと危惧しています」と懸念を示し、住環境や衛生状態の改善が急務で、医療だけでは解決できない状況です。感染が広がらないように患者を見つけては次々と治療していくことが、医師として今できる支援だと思います」と語りました。

住環境や衛生状態の改善が急務©HuMA
©HuMA

故郷に帰りたいけど帰れない。そんな避難民の悲しみに寄り添い、命をつなぐための支援を、JPFはこれからも続けていきます。

難民キャンプの風景。一面に難民の住居が敷き詰められている©PWJ
物資の毛布を受け取り笑顔の避難民 ©World Vision

支援は、皆様からのご寄付や日本政府の資金によって成り立っています。
引き続き、温かいご支援をよろしくお願いいたします。

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