国際協力NGOジャパン・プラットフォーム(JPF)

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ジンバブエ・コレラ被災者支援

本支援は終了しました。

ジンバブエ・コレラ被災者支援について

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2009年8月1日

対応計画

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2008年7月11日

ADRA Japan(アドラ)は、ジンバブエにおける国家規模のコレラ感染に対して感染の拡大防止と予防を目的とし、コレラ被災者支援活動を行っています。

アドラは、ハラレ市クワザナ地区およびマニカランド州マコニ地区内の小学校および中学校(合計16校)を対象として、井戸や手洗い場の設置・修繕を行っています。また、学校教師やコミュニティグループを対象として、コレラなどの感染症予防・衛生教育トレーニングも開催する予定です。支援活動は3月中に実施された調査に基づき計画されており、4月10日から8月9日まで継続して行われる予定です。
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小学校での井戸掘削作業
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マコニ地区でのコレラ予防・衛生教育トレーニングの様子
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マコニ地区でのコレラ予防・衛生教育トレーニングの様子
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小学校に井戸が完成しました!
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井戸の完成を楽しみに待つ子ども達
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井戸の完成を楽しみに待つ子ども達
   

支援開始に至る経緯

アフリカ大陸南部に位置するジンバブエにおいて、2008年8月よりコレラの流行が始まりました。ジンバブエ政府は国会非常事態を宣言し国際社会に支援を要請するも、コレラは感染範囲を拡大し、2009年2月末現在では国内90%を超える地域で感染が確認されるに至りました。患者数は93,603人、死者数は4,095人と発表されています。

医療施設へのアクセス改善が求められる一方で、同国内の政治的混乱に起因する医療従事者の不足、医療施設やごみ処理施設、上下水道システムの麻痺による人々の健康状態および衛生状態の悪化などが、さらなるコレラの蔓延を助長する環境を生み出しています。今後、コレラなど感染症の拡大防止と予防のため、水衛生施設の改善や衛生教育が必要とされています。

このような状況を鑑みて、ADRA Japanより支援活動実施への関心が表明され、常任委員会の審議を経てJPFとしての支援展開を決定いたしました。