イベント 2016年05月26日
2016年6月6日~9日、「セキュリティ・マネージメント強化研修」を都内にて開催
おかげさまで盛況のうち終了いたしました。
ご参加いただいた皆さま、関係者の皆さまに心より御礼申し上げます。
【開催報告】研修での様子についてはイベントレポートをご覧ください。
イベント概要
ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、6月6日の週を「セキュリティ・マネージメント強化ウィーク」として、シンポジウムやセミナー、ワークショップなど複数のイベントを4日間に亘って開催します(共催: 米国NGO団体Mercy Corps、協力: InterAction、eCentre, UNHCR)。
「組織のセキュリティ体制」は、日本のNGOが取り組まなければならない課題として挙げられ続けてきましたが、重要かつ大きなコミットメントが求められるテーマであるがゆえに、これまでなかなかNGO全体としての具体的なアクションが取られてきませんでした。
また、人道支援活動を取り巻く環境がますます困難を極める今日、各NGOのセキュリティ体制を強化することと、活動を展開するうえでドナーを含む支援関係者からのNGOの安全対策における信頼や理解を得ることが喫緊の課題となっております。
そういった問題意識から、昨年のInterAction Forum Study Tourへの参加を端緒に、有志によって「NGO安全対策勉強会」(※2)が立ち上げられ、協議が重ねられてきました。その結果、現在NGO全体で使用可能なセキュリティ・ガイドラインを作成することが提案されています。
そこで、JPFはTOMODACHI NGO リーダーシップ・プログラム(※1)の最終企画として、InterActionやUNHCRのセキュリティ・アドバイザー、海外で活躍するセキュリティ専門家らを招き、国際機関の安全対策やInterActionのMinimum Operational Security Standards (MOSS)について学び、日本のNGO全体でセキュリティ体制の強化を模索・検討する場を設定することにいたしました。
※1)「TOMODACHI NGOリーダーシップ・プログラム」について:
米日カウンシル(US-Japan Council)主導のTOMODACHIイニシアチブ、ならびにJ.P.モルガンの支援を受け、JPFが米国のNGO団体マーシー・コー(Mercy Corps)とのパートナーシップのもとに実施している研修事業。東日本大震災におけるNGOの支援活動から得られた貴重な経験や教訓を活かし、日本のNPO/NGOが国内外でより効果的な人道支援活動を行うための能力強化を目的としており、2013年4月~2016年6月までの約3年間で、人道支援に関するさまざまな研修を計画、実施中。
研修全日程
2016年6月6日(月)~9日(木)
※8、9日は安全対策勉強会メンバー団体(※2)のみを対象とした研修となっています。
講師
- Basile "Laky" Pissalidis: Security Director, InterAction
- Chris Gibb: Middle East Regional Security Advisor, JPF, and Security Trainer
- Randy Martin: Private Consultant
- Anne Dorian: Regional Security Advisor, East Asia, UNCHR (Based in Thailand)
- Peter Kozelets: Coordinator of the Regional Centre for Emergency Preparedness, UNHCR Regional Coordinator's Office (Based in Thailand)
- Norimasa Orii: Lead Facilitator: Japan NGO Coordinator, JPF
各日の研修概要(仮)
※プログラム内容とプレゼンター/講師は都合により変更となる場合があります。
- 1日目
- 2016年6月6日(月)13:00~18:00(12:30開場)
- テーマ
- Global Security Management
(団体のセキュリティ方針策定ワークショップ) - プログラム内容
(予定) -
- Security Management Priorities: Group discussion on the top three challenges to Japanese NGOs with regard to global security management.
- What is Humanitarian Security? : Humanitarian architecture & principles.
- Security Risk Management Framework: Security strategies - acceptance, protection, deterrence & resources, security cycle including risk assessment etc.
- Minimum Operating Security Standards (MOSS) Presentation: Overview the five InterAction standards, group discussion on what Japanese NGOs can do to strengthen performance under each standard and what they need to accomplish that.
- 対象
- NGOマネージメント、セキュリティ担当、スタッフ
- 言語
- 英語(通訳なし)
- プレゼンター/
講師(予定) - ・Anne Dorian
・Chris Gibb
・Basile "Laky" Pissalidis
・Randy Martin
・Norimasa Orii - 会場
- 大手町ラーニングルーム(地図:http://www.olr.jp/)
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-1-3 大手町センタービルB1F
〈地下鉄/メトロ〉 大手町駅 C9出口直結
- 東京メトロ:千代田線/東西線/半蔵門線/丸ノ内線
- 都営地下鉄:三田線
- 2日目
- 2016年6月7日(火)13:00~17:30 (12:30開場)
- テーマ
- Field Security Planning
(フィールド・セキュリティ計画策定) - プログラム内容
(予定) -
- Security Coordination: Presentation on security coordination in the field on UN and NGO.
- Risk Assessment Exercise: Presentation on risk assessment framework and template and group work on four countries' threats and mitigations.
- Discussion of remaining issues raised at the beginning of Monday session.
- 対象
- NGOマネージメント、セキュリティ担当、フィールド・スタッフ
- 言語
- 英語(通訳なし)
- プレゼンター/
講師(予定) - ・Anne Dorian
・Chris Gibb
・Basile "Laky" Pissalidis
・Norimasa Orii - 会場
- ワールド・ビジョン・ジャパン
(地図:http://www.worldvision.jp/access.html)
東京都中野区本町1-32-2 ハーモニータワー3F 大会議室
- 3日目
- 2016年6月8日(水)12:30~17:00 (12:00開場)
- テーマ
- NGO Security Working Group Meeting Day1
(安全対策勉強会メンバー・ミーティング1日目) - プログラム内容
(予定) -
- Minimum Operating Standards for Security (MOSS): Answers to the questions on InterAction's MOSS and group work.
- Advocacy Strategy for Working in High Risk Countries: Answers to the questions on working in high risk countries and group work.
- 対象
- NGO安全対策勉強会メンバー(※2)
- 言語
- 英語(通訳なし)
- プレゼンター/
講師(予定) - ・Anne Dorian
・Chris Gibb
・Basile "Laky" Pissalidis
・Norimasa Orii - 会場
- ワールド・ビジョン・ジャパン
(地図:http://www.worldvision.jp/access.html)
東京都中野区本町1-32-2 ハーモニータワー3F 大会議室
- 4日目
- 2016年6月9日(木)13:00~17:30 (12:30開場)
- テーマ
- NGO Security Working Group Meeting Day2
(安全対策勉強会メンバー・ミーティング2日目) - プログラム内容
(予定) -
- Security Training: Modules, certified security management training, eCenter course.
- Funding Security
- Group Discussions: How Japan NGOs should advance security training, grow and retain security related personnel etc.
- Questions & Answers from Preceding Days
- Action Planning
- 対象
- NGO安全対策勉強会メンバー(※2)
- 言語
- 英語(通訳なし)
- プレゼンター/
講師(予定) - ・Basile "Laky" Pissalidis
・Norimasa Orii - 会場
- ADRA Japan(地図:http://www.adrajpn.org/A_Access.html)
東京都渋谷区神宮前1-11-1
SDA原宿クリスチャンセンター(東京中央教会)B1階
※2)NGO安全対策勉強会について:
「組織のセキュリティ体制について」、日本のNGOが取り組まなければならない課題であると長く認識されながらも、なかなかNGO全体としての具体的なアクションが取られてこなかったことや、人道支援活動を取り巻く環境がますます困難を極める中で、各NGOのセキュリティ体制を強化し、活動を展開するうえでドナーや支援関係者からNGOの安全対策における信頼や理解を喫緊に得ることが課題である。そういった問題意識から、InterAction Forum Study Tour 2015への参加を端緒に、2015年9月に有志によって立ち上げられた。この度の研修内容は、この勉強会メンバーを中心としてデザインされている。
本件に関するジャパン・プラットフォーム(JPF)についてのお問い合わせ先
特定非営利活動法人(認定NPO法人)ジャパン・プラットフォーム
NGO能力強化研修プログラム担当:鈴木、谷口
E-mail:training@japanplatform.org
〒102-0083 東京都千代田区麹町3-6-5 麹町GN安田ビル 4F
TEL:03-6261-4751(事業部直通) 代表:03-6261-4750 FAX:03-6261-4753