総合電機メーカーの工場で勤務後、外資系金融機関に転職し一貫して経理・財務・税務部門を担当。金融機関で働いている間に、税理士資格を取得。2018年より1年余りの派遣勤務後、2020年2月より現職。管理部と事業管理部を兼任し事業会計業務などを担当している。
経理部門と事業担当部門の橋渡し
私の業務の中心は、JPFが行っている各助成プログラムおよびJPF自体が行っている事業ごとの収益、事業費支出に関する財務管理などの事業会計です。事業担当部門と密に連絡を取り合い、会計・財務事項に関する実務的な手続きの実施、専門的な知識や手順の共有等を行うという意味での事業担当部門との橋渡し役を担っています。またJPFの法人自体としての経理処理、例えば、現預金の出納管理、債権債務の管理、資金の調達および運用、決算なども一部担当しています。
オフィスで仕事中
保田塾を開講!
同僚から、中間支援団体の職員として会計・税務の知識はある程度必要なのに、そういった知識や経験があまりない職員にそれらを補う機会がなかなかないという相談を受け、JPF職員向けのランチタイム勉強会(通称「保田塾」)を実施しました。月に1回計4回、コロナ禍ということもありオンラインも併用し、毎回15人以上の参加者に向けて、NGOで会計をみるにあたっての基礎知識を各回テーマ別に説明しました。
ランチタイム勉強会(通称「保田塾」)をオンライン併用で実施
なお、保田塾を開講したことがきっかけで、加盟団体に会計レクチャーを行う機会をいただきました。加盟団体への伴走支援というJPFの役割をより効果的なものとするために、会計や税務の分野でも、ニーズに沿った貢献ができればと考えています。
財務分析の知識も生かせるJPF
JPFで働く職員は、国際人道支援に並々ならぬ情熱を抱く人たちという印象があるかもしれませんが、私自身は昔、バックパッカーとしてアジアやアフリカを巡ったことがあり、JPFが支援する国や地域に親しみを感じたことが応募のきっかけでした。国際人道支援を行っているNGOと聞くと、敷居が高いと感じる人も多いと思いますが、私みたいに畑違いの分野から転職してきた職員もいます。
職歴や資格が人道支援の分野に関連がないとしても、JPFには何かしら、それを生かす機会があると思います。例えば、私は証券アナリストという資格を持っていますが、その資格取得で培われた財務分析の知識が生かせるというのは意外な発見でした。異なる経験やバックグラウンドを持つ職員が、一緒に知恵を出し合って国際人道支援を前進させるのがJPFだと考えています。