モンゴル水害被災者支援2018(2019年3月終了)
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2018年7月以降、モンゴル国の13の県およびウランバートル市における豪雨、洪水発生による被災者支援のため、JPFでは、加盟NGOによる現地調査とニーズを鑑み、10月3日に本プログラムを立ち上げました。
<概況>
- 豪雨による洪水発生で、8,000人以上が被災しています。死者、負傷者が発生しているほか、家屋の損壊、浸水などにより2,200以上の世帯が被災しています。また、モンゴルの経済において貴重な収入源である家畜5,000頭以上が死亡し、1,800ヘクタール以上もの農地が浸水しており、被災した世帯は経済的打撃を受けています※1。
- 現地の支援は、被災世帯に対する食料保障・生計分野の支援、衛生分野の支援に集中する傾向にありますが、特に教育・保護分野における子どもたちへの影響も甚大であり、緊急下において、世帯における子どものための支出が減らされたり、子どもがより脆弱な立場に置かれたりするリスクがあります。SCJは、教育関係者に対する子どものための心理社会的応急処置 (PFA)に関する研修、洪水被害を受けて経済的に困難な状況に置かれた世帯の子どもに対する教育手当の支給、教育関係者に対する災害リスク軽減・対応に関する研修を実施予定です。
今後の状況につきましては、随時、本JPFウェブサイト、Facebook等で更新いたします。
※1:モンゴル赤十字社, DREF Operation Update, Mongolia: Flash floods", 20 August, 2018
プログラム概要
期間 | 2018年11月26日~2019年2月25日(3ヶ月)(初動対応) |
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予算 | 1,700万円(政府支援金) |
対象地 | モンゴルにおける水害被災地(バヤン・ウルギー県、ホブド県) |
出動予定団体 | セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン |
対応期間・予算は、現地の状況に応じて適宜見直しを行います。
現地からの声
研修を受け、悲しむ友達に寄り添えました
ムンフジャルガルさん
洪水被害を受けた人を支援したいと思い、子どものためのPFA研修を受けました。研修後、泣いている友達に会い、彼女は何があったのか話してくれませんでしたが、質問を優しく投げかけたところ、親戚が洪水で亡くなったと話し、やがて泣き止みました。その時、PFAを適切にできたと感じました。(SCJ事業より)