お知らせ 2022年12月02日
【現地続報】インドネシア西ジャワ州地震 緊急初動調査
緊急人道支援団体のジャパン・プラットフォーム(JPF)は、11月21日にインドネシア西ジャワ州で発生したマグニチュード5.6の地震を受け、23日に緊急初動調査の開始を決定、現在、加盟NGOピースウィンズ・ジャパン(PWJ)が被災地において支援ニーズの調査と緊急支援物資の配布を行っています。
現地調査 経過報告
- 家屋の9割以上が倒壊したとみられる村やその周辺では、地震による土砂崩れや倒壊家屋に巻き込まれたとみられる遺体が多数発見されています。
- 被災者は、周辺の避難所や、他の地域に住む親戚の家などに避難しています。近くに安全を担保できる広い場所がない地域では、やむを得ず墓地を避難所としているところもあります。
- 避難生活では、調理ができる施設がなく発災から1週間が経過した今もインスタント食品に頼らざるを得ない人々がいます。
- また、避難者の増加により仮設テント(竹とビニールで作った簡易的なもの)が足りずに、崩壊した家屋から使えそうな資材を運び出して、急ピッチでテントの増設作業が行われている避難所もあります。
PWJは、緊急物資配布を行いながら、引き続き、現地調査を行っています。今後の状況につきましては、JPFウェブサイト等でご報告いたします。
倒壊して屋根しか残っていない家々(バルカソ村)©ピースウィンズ
倒壊した建物(バルカソ村)。手前にあるのは子供用の遊具。発災した午後1時過ぎ、学校にいた多くの子どもたちが犠牲となった ©ピースウィンズ
エルサさん(左)とけがを負いながらも再会できたご家族(撮影:2022年11月26日チアンジュール県)©ピースウィンズ
激しく倒壊した家屋(撮影:2022年11月26日チアンジュール県)©ピースウィンズ
大きな被害を受けた村の様子 ©ピースウィンズ
避難所は竹とビニールシートだけで作った簡易的なテント。支給されたものではなく、倒壊した家屋から使える資材を持ってきて被災者が自分たちで作っている ©ピースウィンズ
倒壊した家屋の資材を使ってテントを建てる避難民(撮影:2022年11月26日チアンジュール県)©ピースウィンズ