お知らせ 2022年11月08日
フィリピンを襲ったサイクロン・ナルゲによる大きな被害を受け緊急初動調査の開始を決定しました
サイクロン・ナルゲ(現地名パエン)が10月29日にフィリピン・ルソン島南部に上陸、フィリピン全土が強風と豪雨に見舞われ、各地で地滑りや洪水が発生しました。フィリピン国家災害リスク管理評議会(NDRRMC)によりますと、これまでに(11月8日現在)死者は158人に上り、34人が行方不明となっています。また避難を余儀なくされた世帯は130万世帯以上に及び、460万人以上が被災しています※。11月2日には被害にともなう非常事態宣言が大統領名で発令されました。
この大きな被害を受け、JPFでは被災状況とニーズを調べるため緊急初動調査の開始を決定しました。JPF加盟NGOピースウィンズ・ジャパンが被災世帯数の最も多い西ビサヤ地方で8日から調査を行う予定です。現地では、行政、国連機関、NGO関係者、被災者などから聞き取り調査を行い、どのような支援が求められているか、現地行政や他団体がどのような支援活動を行っているかを把握し、必要支援内容を確定します。支援対象者と支援内容が特定できた場合は、提携団体と協力して必要支援物資の配付を行う予定です。