お知らせ 2021年06月05日
タイ国境ミャンマー難民支援における、物資配布支援および緊急初動調査を開始
2021年2月以降、混迷の度を深めるミャンマーでは、未だ終息が全く見えない状況です。社会経済状況は悪化の一途を辿り、市民生活へも多大な影響が及んでいます。国内で840人以上の死亡者が発生し※1、その多くが避難民化しているといわれている中、周辺国において、緊急に必要な基本的ニーズの高さが予測されるにも関わらず、日々変化する状況においてその支援ニーズが十分に把握されていません。
JPFは、現地状況およびニーズの調査および緊急の物資配布のため、6月1日からSVAとPWJによる緊急初動調査を実施することを決定いたしました。
難民の流入や国内避難民の避難状況、特に女性や子どもなどの脆弱層の置かれている状況を確認し、人々の基本的ニーズを把握するため、主にタイにおける現地支援団体や調整機関を通じて、タイ国ミャンマー国境付近において調査を進めます。また、喫緊に必要な食料や生活用品を配布する予定です。
安全に細心の注意を払いながら、また、新型コロナウイルス感染症予防に配慮しながら、対応してまいります。
※1:AFP, https://www.afpbb.com/articles/-/3343323, 22 April 2021