今般、ジャパン・プラットフォーム（JPF）において、加盟NGO1団体1事業に対して、助成資格要件のひとつを満たしていないにもかかわらず、助成カテゴリーを付与し、助成をしていたことが判明しましたのでご報告いたします。

1. 当該助成資格要件
   JPFでは、各加盟NGOの能力と社会的責任をさらに向上するため、2014年以降、助成資格要件に、「アカウンタビリティ・セルフチェック2012（ASC）を受け、さらにJPFが指定する項目の条件を満たすこと」を追加していますが、当加盟NGOは、一定期間、その助成資格要件を満たしていませんでした。
2. 当該助成事業とその取り扱い
   当加盟NGOに対し、助成資格要件を満たさない期間に助成した事業は、以下1件です。
   財源：民間資金
   助成金額：9,999,859円
   プログラム名：新型コロナウイルス緊急対応支援プログラム
   事業名：新型コロナウイルスの影響を受けた生活困窮者への食料支援事業
   事業期間：2020年6月19日～2020年9月30日
   
   ただし、当加盟NGOが事業実績や事業実施能力を有していること、また、本事業は計画通りに実施されており、すでに生活困窮者に支援を届けていることから、受益者の方々への影響を考慮し、JPFとして助成の取り消しは行わず、事業を継続する判断をいたしました。
3. 助成カテゴリーの付与
   当加盟NGOに対する2020年助成カテゴリーの付与については、助成資格要件を満たすまで保留とし、助成資格要件の充足を確認でき次第、資産管理委員会で改めて審議を行うこととします。
4. 再発防止策
   JPFは、再発防止策として、助成カテゴリー担当部署における審査体制の強化ならび審査能力の強化に努めること、また、加盟団体に対して、JPFが定めるガイドラインや制度について丁寧かつ的確な説明を行うことを徹底してまいります。

以上