お知らせ 2011年03月12日
東北地方太平洋沖地震:進捗報告(1日後)
現在までの活動をまとめた進捗報告の資料となっております。
リンクをご確認くださいませ。
【進捗資料】: 東北地方太平洋沖地震>進捗報告.pdf
なお、詳細の活動状況は以下のとおりとなっております。
<チャーター・ヘリでの現場調査>
昨日、JPF加盟NGOのCF、PWJ、ADRAと同じヘリに同乗し、JPF事務局スタッフが、東京⇔仙台の被害状況を上空から調査しました。
残念ながら、今回は着陸は出来ませんでした。
・津波による被害が甚大。特に海岸地域は壊滅的な状況。
・住宅が流されており、被災者が元の土地に戻るには長い時間がかかることが予想される。
・また、津波により浸水した田畑の塩害が懸念され、いづれにしても長い時間がかかることが予想される。
なお、これからもJPFの仕組みで、加盟NGOのCivic Force(シビック フォース)がヘリをチャーターして被災地へ向かい、着陸ができれば被災者などから聞き取り調査を行う予定です。
cJPF 20110312 現場調査ヘリより撮影
<JPF参加NGOの対応状況>
現時点で既に11団体が出動を決定し、うち4団体がJPFスキームで活動を開始しています。
また1団体がJPFスキームでの活動スタートの最終段階です。
主な活動内容は、まず第1段として短期間(1~2週間)で支援物資を配布しつつ調査を行います。
そして、順次、本格的な支援活動へ発展させていく見通しです。
JPFスキームで活動を開始しているJPF加盟NGOは以下の4団体です。
・(CF) 公益社団法人 Civic Force:
東京からヘリコプターをチャーターし被災地を上空からモニタリングし被災状況を把握する。
また被災地における行政との連携、調整を行い可能性として考えられる支援のための初動調査を行う。
・(JEN) 特定非営利活動法人 ジェン :
被害状況、支援ニーズ、輸送と物資調達経路など調査する。
また、調査を行いながら、緊急支援物資を配布する。
物資は現地の夜間の気温を考え、毛布、飲料水、タンクなどを想定しているが、現地のニーズを見て柔軟に対応する。
・(NICCO) 公益社団法人 日本国際民間協力会:
被害実態を把握するとともに、医療支援および食料や資材(生活用品及び資機材)等配布の、緊急支援の実施可能性について調査を実施する。
・(PWJ) 特定非営利活動法人 ピースウィンズ・ジャパン:
被災および被災民の現状把握、および支援ニーズの把握について調査を実施する。
必要に応じて、緊急支援用大型テント「バルーンシェルター」やストーブを設置する予定。
また、JPFスキームでの活動スタートの最終段階のJPF加盟NGOは以下の1団体です。
・(AAR) 特定非営利活動法人 難民を助ける会:
被災状況や、被災者が必要とする緊急支援物資について調査する。
また、調査を行いながら、緊急支援物資を配布する。
物資は食料や生活必需品として、毛布、下着、紙おむつ、女性用生理用品、弁当などを想定。
随時情報が入り次第、更新させていただきます。
以上