プレスリリース 2003年09月17日
9・11から2年... 今、再びアフガニスタンを考える
一枚で二度の支援 戦禍をこえて、織り継がれてきたチャリティー 大アフガン手織り絨毯 (じゅうたん) 展のお知らせ
現在もアフガニスタンにて、人々の自立を長期的に支える復興支援事業に取り組んでいるジャパン・プラットフォームは、このたび、アフガニスタン商工会議所駐日代表部との共催で「チャリティー 大アフガン絨毯展」を開催します。
この大絨毯展の売り上げの一部は、社会的弱者である女性をはじめとしたアフガニスタンの人びとへの適正な職業訓練事業や教育事業等、ジャパン・プラットフォームの支援活動に役立てられます。
当展示会を通して、アフガニスタンをより身近に感じていただき、わたしたちの支援活動への理解をさらに深めていただくことを目指しています。皆さまのご参加をお待ちしています。
一枚で二度の支援とは...
古来より、シルクロードの要衝の地として栄え、豊かな文化を育んできたアフガニスタンには、優れた染織技術の伝統が残されており、かつてはトルコやイラン、パキスタン、中国などと並ぶ、素晴らしい手織り絨毯の宝庫として、広く世界に知られていました。しかし、20年にも及ぶ長い戦争と内戦の結果、熟練した織り手の多くは、難民となって、近隣諸国に逃れ、アフガニスタンの数少ない特産品である手織り絨毯の製作は、産業としての基盤を失い、今日に至っています。資源が少なく、これといった産業のないアフガニスタンにおいて、貴重な伝統工芸品である手織り絨毯を適正に買い上げ(フェア・トレード)、これを販売することによって、雇用の機会の創出を図ると共に、その売り上げの一部(10%)をNGOの活動資金として、アフガニスタンで役立てよう、というものです。
■日時 : 2003年9月26日(金)~29日(月)、10:00~18:00
■会場 : ミプロ国際展示場(M-1)
- 豊島区東池袋3-1 文化会館3F(サンシャインシティ横)
- 電話:03-3988-2791
- 地下鉄有楽町線;東池袋駅から徒歩3分
- JR・私鉄・地下鉄;池袋駅から徒歩10分
- 地図:http://www.mipro.or.jp/about/access/
■絨毯展
出来るだけ高く買って、出来るだけ安く販売し、一枚でも多く売りたいという思いから、余分な経費はできるだけ削除するように努力し、その結果として、約2,000点の手織り絨毯を、1,000平方メートルの広い会場いっぱいに敷き詰めます。ご来場いただいたお客さまや支援者の皆さまには素足で直に絨毯の感触を味わっていただくことができます。(協力:株式会社絨毯ギャラリー)
■ジャパン・プラットフォーム展
ジャパン・プラットフォームがアフガニスタンの実際の支援現場から持ち帰った以下の難民支援物資を展示します。難民キャンプのテントに座ってみたり、民族衣装ブルカを着てみたり、来場者の方々ご自身の目や手で確かめて、難民の人びとの暮らしを考えていただく機会です。(協力:ジャパン・プラットフォーム)
※展示物:難民用テント・台所用品・食料・子ども向け地雷回避教育用絵本及びポスター(現地語で作成)・難民女性向け自宅出産キット(難民女性のテント内での出産を助ける道具が入っています)・アフガニスタン現地映像(ビデオ・パネル)他。民族衣装を着たスタッフがご案内します。
■主催 : アフガニスタン商工会議所駐日代表部
■共催 : ジャパン・プラットフォーム
■協賛 : 株式会社絨毯ギャラリー
ジャパン・プラットフォームでは国際緊急人道支援寄付を受け付けています。
ご寄付受付(個人・法人)
郵便為替:00120-8-140888
口座名:ジャパン・プラットフォーム
※ジャパン・プラットフォーム」は、NGO、経済界、政府が対等なパートナーシップの下、三者一体となり、それぞれの特性・資源を生かし協力・連携して、難民発生時・自然災害時の緊急援助をより効率的かつ迅速に行う団体です。