2016年3月28日開催
国際NGOと福島の談話タイム -忘れない、福島こころのケア続けるプロジェクト-
おかげさまで盛況のうち終了いたしました。
ご参加いただいた皆さま、関係者の皆さまに心より御礼申し上げます。
イベントレポート
相馬広域こころのケアセンターなごみと、医療専門家派遣を続ける世界の医療団が現状を報告しました。
東北のお菓子を食べながら進めた「アナログツイッター」は、疑問などを自由に付箋に書き貼ってもらう企画です。
解決の出口が見えない現状、支援者の疲弊や支援の継続の危機、県内外の避難者の複雑な立場、関心を持ち続けてもらう難しさ等、真剣な「つぶやき」が多数寄せられました。多様な支援者同士が強みと弱みを補い合うことで地域の人々を深く理解できること、また、遠くで起きていることではない問題として気付いていただく機会となりました。
イベント概要
ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、 2011年の東日本大震災直後より現地入りし、被災された方々・地元NPO・支援団体・自治体などと情報共有、連携しながら、東北で支援活動を展開してきました。東日本大震災から6年目を迎える今、いまだ、約17万4,000人*1が避難生活を続け、そのうちの約9万8,000人*1は福島県の避難者です。また、福島の震災関連死は約2,000人*2を数えており、震災関連の自殺者が宮城、岩手では減少傾向にある一方、福島では増加傾向にあります。
当日は、JPFが日々活動を共にする特に医療や心のケアを継続してきたNGOと、福島の人々が抱えている複雑で見えにくい課題と現状について、現場の生の声をお届けします。 第3部では、東北のお菓子を食べながら皆で談話タイム。震災から6年目を迎えるこの時期、桜の咲き始める東京で、福島で今起きていることについて一緒に考えてみませんか?
*1:平成28年2月26日発表 復興庁、*2:平成27年12月25日発表 復興庁
イベント概要
- 日時
- 2016年3月28日(月) 14:00~16:00(開場13:30)
- 場所
- カトリック麹町聖イグナチオ教会 信徒会館3階 アルペホール(東京都千代田区麹町 6-5-1)
JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線・南北線「四ツ谷駅」下車すぐ - 定員
- 先着50名程度
- お申し込み
- 2016年3月27日(日)〆切 (参加無料)
こちらより申込みフォームにご記入ください
または、以下メールにてご連絡ください。
(氏名、ご所属、電話番号、E-Mailを明記下さい)
fukushima@japanplatform.org - 主催
- 特定非営利活動法人 ジャパン・プラットフォーム
- お問合せ
- JPF国内事業部 斎藤、谷内田、坂巻
TEL:03-6261-4751
プログラム
第1部 14:00~14:50
JPF活動紹介とビデオ上映
JPF国内事業部の活動の紹介と、スタッフが自ら集めた福島の被災者と支援団体のビデオメッセージを上映します。
第2部 14:50~15:10
現場からの報告
国際人道支援の経験を活かし福島で支援を続ける国際NGOが、現地パートナーとこれまでの「-忘れない、福島こころのケア続けるプロジェクト-」*3活動をトーク形式で振り返り、具体的な過程や課題、さらに海外人道支援の経験からノウハウを活かせた点や気づきを紹介します。
*3:同プロジェクト4回目の事業(2016年1月1日~12月31日)は、NTTドコモグループならびに社員有志一同からの寄付金の一部が第23回「共に生きる」ファンドを通じて活用されています。
- 世界の医療団(特定非営利活動法人 メドゥサン・デュ・モンド ジャポン)
世界各地への医療・保健衛生分野の専門スタッフの派遣など、人道医療支援に取り組む国際NGO。福島県相双地区への医療専門家派遣事業を2012年から継続している。 - 相馬広域こころのケアセンターなごみ
沿岸北部の「相双地域」の精神科医療保健システムを回復するため、相馬市(避難指示等対象区域外)に、2012年1月に設立。行政から「一般社団法人 福島県精神保健福祉協会」が請け負っている「心のケアセンター」の相馬、南相馬、相双支部としての役割を果たしている。
第3部 15:10~16:00
談話タイム
東北のお菓子を食べながら、登壇者とJPFスタッフ、参加者のみなさんで自由に意見交換をしましょう。