情報管理ワークショップ開催しました
イベントレポート
ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、NGOの情報管理能力強化を目的に、主催International Medical Corps (IMC)の協力団体として、2014年2月25日、4月23日、5月20日の3日間で情報管理ワークショップを開催しました。
社会全体の「情報」に対する意識の高まりや、東日本大震災において適切な情報共有が行われなかった等の問題意識から、NGOがより高い信用を得るためには、適切な情報管理を行うことが不可欠です。ひとたび、不十分な情報管理により情報漏えい事故が発生すれば、関係先への影響だけではなく、そのNGOに対する信用、さらには、その支援活動にも影響を及ぼす可能性があります。社会が求める高い情報管理体制を実現するためには、適切なルール作りに加え、そのルールおよび意識の浸透を図っていくことが重要です。
本ワークショップは、そうしたNGOが直面する課題に対する取り組みの一つとして実施されたもので、東京海上日動リスクコンサルティングと三菱商事インシュアランスの専門家によって3回シリーズで実施されました。第一回目は、企業における取組み事例の紹介、および情報管理の基本について学んでいただきました。第二・三回目では、グループワークを通じて、ルールづくりや団体内で共有するためのノウハウに加えて、漏えい事故発生時に被害や影響を最小限に抑えるための適切な初動対応についても学んでいただきました。参加者は、実際に自団体の情報管理ルールブックの作成に挑戦し、BCP策定における具体的な手順を習得することができました。
内容
第1回 「情報管理の必要性と管理すべき情報とは」
※企業における取組み事例の紹介&情報管理の基本について
第2回 「情報の取り扱いにおけるリスクの洗い出し」
※グループワークを通じたルールづくり&団体内で共有するためのノウハウについて
(漏えい事故発生時の適切な初動対応含む)
第3回 「情報に関わる対策の検討と情報管理手順の作成」